マレーシア移住/Grab運転手さんとの会話
こちらマレーシアでは、我が家は車をもっていないため、移動の際はGrabを使います。
ドライバーさんは、男性が多めですが、もちろん女性もいて、若い方も年配の方も様々な方がドライバーとして働いています。結構、お話好きな方も多く、乗ると必ず「Japanese?」とか「Korean?」とか色々聞かれます。
国を聞かれるのは、その国の言葉で挨拶をしてくれるから。そこから話が盛り上がり、「Student?」と聞かれ、いやいやそんなわけないじゃんと答えると、日本人は70歳でも17歳に見えるからねと笑いながら言われたことも。
つい先日もいつも通り、お話しながら、Grabに乗っていて。日本語が話せるドライバーさんだったので、なんで日本語が話せるの?と聞いたら、以前パナソニックで働いていたと。上司が日本人でvery goodなボスだったんだと話をしてくれました。
運転手さんのお話
日本から赴任してきたボスは、英語と日本語で仕事をしていて、自分たち部下はマレー。だからきっとコミュニケーションも大変だったと思うけれど、面談とか仕事の話をするときは、ノートを必ずもってきて、すべて、本当にすべて記録してくれて、以前の面談では「こう言ってたけれど、今はどう?」とちゃんと確認をしてくれた。今までそんなボスはいなかったし、自分の仕事だけではなくて、自分のことを気にかけてくれていることが分かったからとても嬉しかった。だから自分はボスを尊敬していたし、日本人が好きになったんだと。
日本人は時間に正確。自分たちは就業の5分前に会社に行くのにボスは朝6:30にはオフィスにいた。1回だけ自分もその時間に行ったことがあって、驚いた。なんで??と。仕事にも部下にも情熱をもって仕事をしていたボスが好きだった。
日本から連絡がきてそれをグーグル翻訳でマレー語に翻訳して部下に通達してくれるんだけど機械だからミスもある。間違った翻訳のときもたくさんあったけれどコミュニケーションを細かくとってくれるボスだったからみんな何の問題もなかった。問題は機械じゃなくて人と人なんだよね。ちゃんと心が通っていれば問題はないと。
そーいえばボスは「チョットマッテ チョットマッテ」ってよく日本との電話でも言ってたな。「チョットマッテ」ってどーゆー意味?と聞かれたので、意味を説明すると、そーゆーことかと深くうなずいていました。
ボスが日本に帰って、上司がマレーの人になった時に自分は仕事を辞めてしまったんだけれど、また日本人のボスと仕事がしたいなと明るく話をしてくれました。
こちらに来て伝えたいことが伝わらず、グーグル翻訳に頼ることも多いのですが、伝えるのは言葉だけじゃなくて「ココロとココロだよ」と教えてくれたドライバーさん。個人的に心温まる時間だったので書き残しをさせていただきました。
おまけ
このドライバーさん、トイレ行きたいからガソリンスタンド寄るね!車で待っててね~と陽気にトイレに向かわれました(笑)
初めてだったのでビックリ。時間には余裕をもってgrabを呼ぶことをおすすめします。
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