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大学生が日本初キャンピングカーデザイン事務所を立ち上げた3つの理由

はじめまして、車に住んでる大学生です!

車に住みながら大学に通っています。メイです!
今話題の「バンライフ」にハマってしまい、日本初のキャンピングカーデザイン事務所を大学生で立ち上げた理由をお話しします。

キャンピングカー「メイの動く城」

高校生の時、インスタグラムで、アメリカ人の夫婦がバンライフをしながら自由に生きている様子をみたときに「なんて自由な生き方なんだ!」と感動し、就活が始まると同時にバンライフをすることを決心。福祉車両をキャンピングカーにDIYしたのち、バンライフを開始。現在は、キャンピングカーのデザイン会社を設立しました。

キャンピングカーは、私の知るところでは、ほとんどがメーカー内でデザインが決まることが多く「キャンピングカーインテリアデザイン」を専門に行なっている会社はない、と把握しています。

ということで、私たち株式会社MeiMeiが日本初のキャンピングカーデザイン事務所となるわけなのですが…今回はなぜ大学生の私が就活をせずにこの事業に人生をかけているか、3つの理由をご説明させていただきます。

理由①母校・昭和女子大学が昭和に取り残されてしまうという危機

私は大学在学中に起業をしました。
「もっと温めて、起動に乗ったら法人化にしたら?」というアドバイスも沢山いただきました。そんな中周りの反対を押し切ってでも起業したかったのは、ずばり、大学に前例がなさすぎたから。

「???」と思われた方、説明させてください。

「とりあえず就活」という考えが嫌だった

結婚も同じですね。周りが結婚し始めたから「とりあえず結婚」ではなく、本当に籍を入れる意味はあるのか、本当にこの人でいいのか、しっかり検討してから結婚したいものです。

昭和女子大学の人見記念講堂にて

私は都内にある昭和女子大学という女子大に通っています。大好きで自慢の大学で、本当によく育てていただき沢山成長できた場所ですが、一つだけ納得いかない部分があります。

それは、就職率が良すぎるということです。

それが一つ大学の強みでもあるのですが、逆に熱烈すぎるそのサポートが生徒の選択肢と可能性を狭めていると思うのです。

「グローバルに生きる力」と「キャリアを描く力」の大きな良いテーマが昭和女子にはあるのに、キャリアへの向き合い方が本質的ではないために、この2つのテーマが、互いにぶつかり合っちゃっているような気がします。矛盾している。

進路を大学に報告する際も、その選択肢は「就職」「大学院」「留学」のみ。フリーランスや自営業は選択肢にないのです。どうやらこれは大学というよりも国の用意した調査フォームらしいのですが、もう根本から時代とずれている感覚。キャリアの先生にも「まずは社会に出なさい」と言われ、愕然とした記憶はまた昨日のことのよう。

「キャリアを描く力」とありますが、生徒はキャリアを本当の意味で描いてないですね、大人に都合のいいように導かれているだけです。「12年連続全国女子大就職率No.1という功績」は「手放すべき功績」だと、心の中で思っています。

でも私は昭和女子が昭和で止まっていて欲しくないのです。

大学1年生から就職のためのカリキュラムが組まれているので、デフォルトが「大学卒業後は就職」という考えに皆がなっている。それ以外の選択肢に触れる機会がないのです。

私もそのうちの一人でした。

もともと貿易会社を目指していた私ですが、ある日知り合いからのメッセージで人生が変わりました。

「貿易会社を目指すんだね。メイちゃんはフリーか何かで仕事しながら世界中旅するのかと思ってた。」と言われ、返す言葉がなくなってしまったのです。だってそれはつい最近まで夢みていたことだかたら。周りが就活しだすと、つい自分もその波に飲み込まれそうになっていたのです。

じゃあ私が本当にやりたいことってなんだろう?」そう考えた時にたどり
着いたのが、高校生の時から夢見ていたバンライフでした。

好きなことを追求すればそれは絶対いつかお金に変わる

キャンピングカー「メイの動く城」

よく成功者が言うのが「好きなことを追求すればそれは絶対いつかお金に変わる」ということ。

それを信じて就活を一切せず、バンライフをひたすら追求してみた結果、ようやくひとつ、ビジネスの形に変えられそうなものに巡り合うことができたのです。(理由②③で詳しくお話しします)

就活が始まってから考える「本当にやりたいこと」は多分遅い

石川県能登半島

なんらかのきっかけがない限り
「本当に就活に参加することが自分にとって正しい選択なのか」
「他にもっとふさわしい道はあるのではないか」など、
自分の本当にやりたいことについて考えるきっかけはなかなかないと思います。

就職活動を始めてから考える「本当にやりたいこと」は、正直狭過ぎると思います。「就活する」という脳になっているから、就職するという選択肢の中からしか「自分のやりたいこと」を考えることができないのです。そんな狭い選択肢の中で本当に自分がやりたいことなんか本当に見つかるのでしょうか。

そこで思いつきました。

「じゃあ私がそのロールモデルになればいいじゃん!」

ということで、いい感じに好きがビジネスの形になりそうだったので、在学中に起業をしようと決めました。どうせやるなら株式でしょ。

私が全国女子大就職率10年連続No.1の昭和女子大学の新しいロールモデルになります。

理由②どうやら「自分の好き」と「時代の需要」がマッチするかもしれないらしい

ではなぜキャンピングカーのデザイン事務所?ということですが、理由②と③ではこれについてお答えします。

そっか!私、空間を考えるのめっちゃ好きなんだ!

日産キャラバンE25をキャンピングカーにDIY中

さっそく購入した福祉車両をキャンピングカーにするために、DIYをしました。その過程で気がつけたことは2つ。一つは、DIYがそんなに得意ではなく、そこまで大好きになることはできなかったということ。もう一つは、空間をどう使うかを考えるのがとても好きだということ。

車内の空間をどう使うか、どんなデザインにするかを考えてる時はとっても時間が早く進んでいることに気がつきました。そういえば昔からよく部屋を模様替えしていたし、本を読むのが苦手だった小学生の時も唯一読めたのは、お化け屋敷の図解本や解決ゾロリのマシーンの図解ページ。

興味あったことに全力で向き合ってみた結果、自分が夢中になれるものに気がつけたのです。

人生で経験したこと、全てを記憶することは不可能ですが、私たちは印象に残っていることを記憶することができます。
時々、「なんでこんなどうでもいいこと覚えてるんだろ〜」なんて思うことありますが、それは意外と「自分の好き」と繋がっていることが多いです。
みなさんはそんな謎の記憶ありますか?もしかしたら「自分の好き」となにかつながりがあるかもしれません。

空間とバンライフ…え!時代の最先端の仕事じゃん!?

キャンピングカー「メイの動く城」

大好きなバンライフと空間デザイン、これを合わせてなにかできないかな〜なんて考えていた時に思いついたのが「キャンピングカーデザイン」という仕事。

私の知る限りでは、個人でも企業でも、キャンピングカーのデザインを専門に行っているところはなくて、全てメーカー内でそれぞれデザインをされているという印象です。

そっか〜小学生の時に先生が「これからは沢山の職業がなくなっていくからね」と言っていて、全く信じられなかったけど、あれから10年。沢山の職業がなくなり、まさか自分が新たな職業を作り出すなんて…とちょっと不思議な気持ちに(笑)

そこで思い出したのが、堀江貴文著『多動力』でした。
今から4年前、大学1年生の時に読みました。その時に書いてあった言葉が数年経ってもなぜかずっと印象にのこっています。

自動車がインターネットにつながり、自動車が進めば、もはや自動車の形である必要はなくて、ただの移動する椅子になるかもしれない。そのとき、自動車業界もインテリア業界もタテの壁はなくなる。
この、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに超えていく「越境者」だ。

堀江貴文著『多動力』

自動車とインテリア。

これ、自動運転の時代が来る前に参入できたら時代の最先端の仕事じゃん!!!と確信。

しかも日本にあるキャンピングカーはやはり本にも書いてあったように”タテの壁”の中で制作されているものなので、自動車業界に男性がい多いことから、女性目線でデザインされたキャンピングカーが圧倒的に少ない

女性に向けて売り代しているデザインでも「あ、これ絶対40〜50代くらいの男性がデザインしたやつだ」と女性がみたらすぐわかります。展示会でも、本当に相手のことを思ってデザインしているのか、それは伝わってきます。女性に向けて売るなら、絶対女性をチームに入れるべきです。

すみません、話がそれました。

とにかく”タテの壁”が溶けていく時代の中で、インテリア産業がこれからどんどん自動車産業に入ってくると思いますが(既に参入している企業あり)、正直、今の日本の消費者がそこまでキャンピングカーにデザイン性を求めているかというとそうでもない。なのでこの2つの火花がバッチバチに大きく混じり合い盛り上がるまでは、まだもう少し時間がかかるのかなと思います。

そんな中で、そのデザインの部分から攻める、ということは賭けでしかないのですが、私たち株式会社MeiMeiがますはそこの先駆者になって需要を作り、時代を動かします。

宮本メイ|TOKYO VANLIFE on Instagram: "最近「バンライフやってみたい!」っていう女性からのコメントが沢山あってとっても嬉しい! でも悲しいことに、女性目線で作られてるキャンピングカーって本当に少ない…🥲 かっこいいキャンピングカーは沢山あるんだけど… 女性がライフスタイルとしてのバンライフに求めているものをしっかり理解して、それをデザインとして実現しているキャンピングカーがほとんどない🥹 ということで…だった私が(デザインを)作ります🙌🏻 日本で1番イケてるキャンピングカーデザインの事務所目指して頑張ります! バンライフしたい女性の皆さん、待っていてください😆💖" 29K Likes, 294 Comments - 宮本メイ|TOKYO VANLIFE (@may_miyamoto_) www.instagram.com


理由③バンライフは人生を前向きなものにしてくれる

時代がどうとか、需要がどうとか、色々書きましたが結局最後はこれなんです。

私、バンライフが大好きなんです(笑)もっとバンライフの可能性を探求したいし、その魅力を伝え、生かしたいんです!

バンライフの無限の可能性

キャンピングカー「メイの動く城」

最初は「バンライフ楽しい〜!自由!最高〜!」くらいのノリだったのですが、沢山のバンライファーに出会っていく中でバンライフの無限の可能性を感じました。

これまで、車を拠点に生活をするライフスタイル「バンライフ」を行なっている方々「バンライファー」10組以上に密着取材をしてきました。そこで分かったことがあります。それは、

みんな自分を大切にしているということ。

其々抱える悩みや壁はあっても、自分を大切にしながら、それぞれのペースで前向きに、本当の意味で人生を生きている。

バンライフを始めてから、人生が前向きになったという方が本当に多いのです。

バンライフは自分の気持ちに素直になれるライフスタイル

キャンピングカー「メイの動く城」車内

私はよく「バンライフは自分の気持ちに素直になれるライフスタイル」といいますが、本当にそうで、社会との距離感や自分と向き合う時間、五感を感じたり、選択肢が自分のての中にあることなど、バンライフは本当に自分を大切にすることを実践できる暮らし方・生き方なのです。

そんなバンライフ、それをこれから始めると決心した方には、せっかくならバンライフが最大限その方にとって有意義なものになって欲しい。

ということで、自分の好きなことでもあり、時代にもあっており、誰かの前向きな人生をサポートすることもできる、私にとって最高な職業

キャンピングカーデザイン事務所「MeiMei」を立ち上げました。

MeiMeiではモニター様を募集中!

MeiMeiでは現在モニター様を募集中です!

上記の投稿の概要欄でモニターサービスについて説明させていただいています。モニター様へのサービスとして、現在は主に以下の2つのサービスを承っております。

・デザイン
・車両購入代行〜デザイン〜制作〜車検登録代行

モニターについての詳細はDMでお送りさせていただきますので、ご興味ある方はお気軽にDMにてご連絡ください。

そして、本日2023年2月25日は会社の誕生日。
バンライフを通して、自分を大切にしたいと決断した方を、キャンピングカーのデザインという形でサポートさせていただきます。

「いつかはこない」そう信じて、コロナの後は様々な挑戦をしてきました。正直今回の決断が1番怖くもあるのですが、同時に1番ワクワクもしています。今年はものすごくカオスな一年になりそうな予感。ぜひ2023年のMeiMeiに成長にご期待ください!!!

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