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月の光に照らされて

舞台「もしも命が描けたなら」観劇記。

愛は生きる喜びにもなり得るし、フリという重い服、いわば鎧を脱ぎ捨てる力にもなり得る、というメッセージを受け取りました。愛を知ったが故に、諦めていた命のその先を生きたいと思う。ずっと、本当の自分の上に「○○のフリ」という重い服を着ていたけど、愛を知ったが故に、脱げた。

田中圭さんの台詞量がすごすぎて、まさに命削ってるの見せつけられてるな、って感じ。1人でもあり、3人芝居でもあるというか。いや、3人以上の命が、確かにそこに存在してた。

不幸ばっかりの人間と幸福な人間がいる不平等なだけの世界、ではなく、見えなくとも愛を受けてた自分、という救い。月はそれを贈った。本当はずっと語りかけてた。出会いで、人は変わる。変われるんだ。

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