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私がプライベートな旅行にこだわる理由

>> 目次<<

1万字になってしまったので、今回も目次置いておきます。

今日のはなし

私も含めて多くの昭和平成初期の世代の日本人は「人と同じようにすれば間違いないだろう」という必勝脳死法に近い知恵を幼少期から叩き込まれています。そしてこの必勝法はいかなる場面でも面白いくらい定着していて、人が何かを選択するときの意志決定において大きくこれが影響しているんですよね。結果、他人を気にせず自分の興味関心を育てる機会をあらゆる方面で私たちは奪われているなと感じます。

「自由にお選びください」と言われても「どれが人気がありますか?」などとついつい聞いてからそれを選んでしまう。そうやってみんながすることさえ抑えておく、みんなと同じであれば絶対に正解に違いない!と脳死で判断してしまう。この感覚を旅行に使うのってもったいないんじゃない?ということを話していきます!

コスパをお金だけで考えてはいけない

私たちがついつい忘れがちなのは、私たちが保有できる余暇の時間、いわゆるお休みもまた有限です。そしてこれも立派なコストだと思っています。

例えば、その貴重な休みを旅行に行く!と決めた場合に、多くの人が金銭的なことに着目しますよね。具体的に言うと「なるべく安く!」「お得に行きたい!」ということです。この円安も追い風になって更なる「低予算」にジャックされる傾向にあります。

ただしこれには落とし穴があるんです

「旅費」という表面的なコストばかりに執着していると、確かに全体的なコストとしてはコストパフォーマンスが良いのですが、内容的にはコストパフォーマンスが悪いものになってしまう。実はこれ、海外旅行をする人に多い印象です!

具体的に良くある例が、激安海外旅行パックみたいなものを大手旅行会社で掴まされてしまうケース。台湾サーチャージ込み、7万円で2泊3日!みたいなのは良い例。

これ蓋を開けてみると、現地にいる時間は短いうえに利用する飛行機は早朝で結局空港近くに前泊しないといけなかったり、逆に夜出発で移動だけで実質1日潰れるケースもあります。逆に帰りは午後早い便だ!とか思っていたら国際線搭乗ルール(3時間前には空港に着く)を知らなくて、昼前には空港へ向かうことを後から知るケース。結果、最終日も自由時間がなく、結局バタバタで観光して疲れて終わってしまって消化不良だ!みたいな話は良くあります。これが私の考える激安旅行パックの落とし穴です。

確かに7万円で行けたことを喜んでいいのかもしれません。しかし、その旅行は振り返ってみて7万円分の価値があったのか?も考えてほしいのです。人によっては空港付近前泊で1万の追加費用が必要になったり、自分の休みが3日分も削られたりで、考えてみたら日本で贅沢に7万使ったほうが良かったな?みたいなケースもあるかもしれません。

目的を明確にした旅行は楽しいぞ!

書き出してみるのは個人的におすすめです

やりたいことを見つけよう

M「私、コロッセオ行ったよ!」
友「私も行った行ったー!」
M「結構怖くなかった?」
友「いやー?それより夏だったから暑くてさ、帽子とグラサン必須!」
M「あー・・・(終了)」

ある日の友人との会話

今まで幾度となくこれに近しい会話をしてきました。歴史的な名所をわざわざ片道10時間以上かけて、かなりの費用をかけて飛んで行った先の思い出を「暑いわぁ・・・帽子とグラサンなかったら死ぬわ」ってなんか寂しくない?と思ってしまうのです。

この後、私がコロッセオで聞いた話とか、調べて知った話とか、実際にその場に降り立って考えたこととかを話しましたが、彼女にしてみたらみんなが行く定番スポットとしてコロッセオに行っただけの話。だからそんな話は彼女にしてみたら面白くもなんともないようでした。

M「ローマで一番印象に残ってるの何?」
友「え、なんだろうブランド安かった!ピザ美味しかった!」
M「そうなんだ何か買ったん?」
友「いやー?」
M「ピザ屋さんはどこいったの?」
友「ガイドブックにあるとこいったよー!なんだったかなー!」

ある日の友人との会話

こんな会話をしているうちに、私が今度は悲しくなってしまいました。
いいんです。。だってそういう楽しみ方もあるから!でも「この子は何をしにローマに行ったのか?」私にはよくわからなかったんです。ガイドブックに頼った個人旅行で来てはみたものの、書いてあるままのところをめぐり、現地の誰かと関わるわけでもなく、ただ膨大なコストを使って「暑かったよねー!美味しかったー!」といってローマを満喫したという。あなたは本当にコロッセオに行きたかったの?

目的が分かるとやることが変わる

ローマの大御所観光地なんていうものは限られてるんです。だから「コロッセオに行かない」という選択肢はほぼあり得ないかもしれない。実際、旅行会社のツアー、添乗員ありのツアー、現地ツアー、観光ガイドマップ、どこを取ったってコロッセオを取り扱わないなんてことはないですから、、、

でも、コロッセオに興味がないなら見ないことだってできるんです

ディズニーランドに行って乗らないアトラクションがあってもいいですよね?せっかくきたんだし!ではなく、選択肢から外すことも可能なんです。
むしろ、興味のないことに時間をお金をかけるくらいであれば、1枚でも大好きなピザを食べてまわるとか、ローマでブランド品をくまなく見て、お気に入りを思い出に探し出す旅も楽しいかもしれません!せっかく来たのだからとすべてを見ようとして、結局は中途半端になったみたいな旅行はする必要はないのです。ただプランを絞るためには、ある程度のリサーチをしないといけません。

アイデアを作るというと小難しいのだけれど、そんな難しい話でもなくって、例えば誰かから「誕生日プレゼントをあげるよー欲しいものを選んで!」といわれたときの選び方って2通りあると思っていて、、、

1)欲しい物を見つけてそれがあるブランドを見て回って決める
2)好きなブランドに行ってから好きなものを選定する

どちらも実は自分である程度の選定する努力をしないといけないんですよね。ただ数ある中から自分の意思で選ぶという作業が、結局は自分を満たしてくれるし、それが達成されるたとき、私たちは何か+αの経験を得る可能性も高いんですよね。物をより大事にしたりするのもそういうことだと思います。これを旅行で言い換えると、

1)行く場所を決めてから目的を探してもいい
2)やりたいことを決めてから目的地を決めてもいい

どちらにせよ自分の意思で目的を選定する努力をしているんです。もちろん、そのヒントとしてガイド本やYouTube等のSNSを使うのは有効です。

悲しいけれど、巨額の資金を投じている旅行にこういったプロセスを多くの人が知らなかったり、面倒だとプライオリティを下げてしまったりするんですね。結果、目的もなく「行きたい!」だけで出てしまう。だからその地に降り立つことが目的で、それ以上の思い出を作り出せないで終わってしまい記憶に残らない旅を作ってしまう。
ガイドマップを辿る旅なんていうのは脳内停止そのもので、それを達成してくことに意味を見出してしまうので時間に追われたり、予定通りに進まないことにイライラしてしまったり。。。

みなさんに是非忘れてほしくないことですが、貴重なお休みを使い、更に普段使わないようなお金を投じていく旅行は最高の贅沢です。

だからこそガイドマップの奴隷、そしてYOUTUBERと同じことをすれば楽しいと入信するような自分の趣味や趣向を大切にしない旅行をやめてあげてほしいと思います。

ローマに行くと決めた私のしたこと

余談ですが、私のローマ旅の本来の目的は「父が溜めたマイルを有効期限が来る前に綺麗さっぱり使い切ること」でした。もうこれは飛行機に乗りさえすれば達成してしまう。ただ、その中で行ける国の選択肢にローマが入っていたので、行く場所が最初に決まっていたパターンでした。

ローマ行きを決めた後、私自身かなりの確率でローマに再来できる未来はないなと思いました。だからこそ私がローマにいく目的を追加し、さらにやりたいことを明確にすることで後悔しない旅行をしようと思いました。
結果、私の家族はクリスチャンなこともあったので司教がいるバチカン市国には絶対寄る必要があると思いました。あとはすべての道はローマに通ずというくらいには人間の歴史はローマと繋がっている。それならばローマの歴史を知って、日本とは全く違うものに触れることで自分に新しい感覚を取り入れたいと思いました。それが後発的なローマに行く目的になっていきます。

まったく当てにならない若かれし妹を横目に、ローマでできることを調べ始めます。とりあえずイタリアのローマと言ったら歴史で学んだローマ帝国だよなとイタリアの歴史の本(写真多め)を買って読むことにしました。

そんなことをしているうちに、今までの世界史の授業でもさんざん見てきたコロッセオに興味が出ました。そしてコロッセオの真横には崩れた門があることを知ったり、崩れた門は昔はどんな意味を持っていたかなどを知ることができました。そしてコロッセオの内部は当時修復中で、一般チケットでは入れないことを知ります。

「行っても全部は見れないのか」などと思いながら、コロッセオのオフィシャルホームページに飛び、英語は分かるけど読みたくないので日本語にグーグル翻訳しながら読み進めると。。。なんと!ナイトツアーというものを日にち限定でやっており、地下通路に公式ルートで行けることが判明!これでガイド付きでしか入れない場所に入れたのです。こういった思い出が事前にあると、観光ガイドやグーグルマップ以上の旅を満喫できる切符を旅行前からもらえた気分になりました。

行って見て感じて何が残っているか?

ここまで書いていると何となく想像がつくと思うのですが、単に「ローマに旅行にいった」と言っても、両者の間には経験できる質量に差が生じる可能性があります。

今回、あくまで自身の記憶に残る経験をする、という点においてコストパフォーマンスが高いか低いかに着目した話をするためにこのような話を書いています。そういった点から言うと、その国ならではの記憶が作れない旅行はコストパフォーマンスが低いと私は判断しています。お金が安く済んだ、なんか楽しかったはこれに該当する例です。楽しかったは誰かと行けば楽しい、ただそれは家族や友人との思い出です。その国に行ったからこその思い出を話せない、振り返ればどこでもできたかも?というような旅行を避けれるに越したことはありません。

事前にちょっとだけ調べる、調べられないのであれば他力を使う、何でもいいから自分がしたいことの目的の設定してそれを中心にプランをたてること。その目的を達成したときに、最大値の満足感が得られ、そして記憶に残るような思い出を残せるようになります。人のおすすめされたもので満足する確率は極めて低い。しかも自分のことを全く知らない人が話す一番はあなたの一番にはならない。「みんなと同じところを抑えた」という安心感に満たされ、それに対しての達成感になることは確かです。

自分の大切な休みとお金を使ってプライベートな旅行を創ること

これこそ今の時代に合った旅行の形なのではないでしょうか?何より、あなたの「好き」はあなたが一番よく分かっているのです。それは人と全く一緒になる確率は少ない、例えばお友達が似合う服の色、メイクが違うように、あなたの心の中に刺さるコトやモノもガイドブックとは違うのです。

ここまで話して「MAYさんは実際にローマで何をしたの?」と思う人もいてくれるかもしれないので、軽く書き残しておきます。

コロッセオ周辺を人生初のセグウェイで滑走しました

やったことその1

セグウェイで公道を滑走するなんてことは日本ではまずできませんし、ましてや町中が世界遺産みたいなところをセグウェイで滑走できるなんてもう一生ないことだと思いました。実際、妹のほうが100倍運動神経は良いので、必死に食らいついていくのに必死で危うく死ぬか。。。

同じチームにテンション爆上がりのメキシコ系ティーンのグループがいて、どんな綺麗な景色も彼女たちの叫び声がハッピーセットになりました。正直、運動音痴の私はセグウェイの運転に命を捧げていたため、英語ガイドさんの言っていたことは半分以下しか聞けず、これは本当に惜しいことをしたなと今でも反省しています。。。しかし、私はセグウェイに乗れるという事実に自信がつきました。

ちなみに妹は完全に私の趣向に合わせたプランに同行しただけなので、上記のことを一切覚えていません。そうなんです!私が言いたいのはそういうことなのですよ!!

そして肝心のコロッセオのナイトツアー

やったことその2

別名:ホラーナイト
正直、夜にコロッセオの地下ツアーはそこらのホーンテッドハウスより背筋が凍る怖さだと思います。地下に下がると明らかにおかしいほど寒い。本当に夏場なのに寒すぎて長袖必須です。ボランティアガイドさんがそんな中、生々しい話をしてくれます。例えば「コロッセオはどういうシステムで決闘が行われていたのか」とか「ここには実際どういう感じで何がどうなっていたか」とか。実際に使われていた場所を指さしながらの詳細説明ばかり。何より、そこで起こったリアルだったと思うと余計に身の毛がよだつ思いをしました。個人的には、このコロッセオを見ていた観客は、観戦中に食事をしながら人が動物に食いちぎられるのを娯楽として見ていたというのが印象に残っています。このツアーの一番の思い出は、実際にちょっとした怖い経験をしたことです。この怖いの意味はみなさまのご想像にお任せしますが、私はこの日以来、あるものを本格的に信じることになってしまいました。現地でお塩をなめることになるとは思いもしなかった。盛り塩もした気がする。

楽しむための投資を惜しまない

課金で解決するのは海外では当たり前。

使える他力は全力で使おう

社会人になると情報の価値はどんどん高まっていきます。
具体的に言えば、「誰も知らない」とか、「知る人ぞ知る」とか、「紹介でしか行けない」とか。大人になればなるほど、プライオリティ、唯一無二、エクスクルーシブみたいなものに魅力を感じたりする人も多くなりますよね。でもそれには必ず情報や繋がりが必要なことも私たちは知っています。

実際、SNSやYOUTUBEでそういうものを匂わせてインプ稼ぎをする人はたくさんいます。(※インプ稼ぎ:デジタルマーケティングの世界では、Web広告や投稿が表示された回数を表す。インプを稼ぐというのは閲覧数を稼ぐという意味も含める)そしてそういった分かりやすいメディアを特別だと信じて脳死で足を運んでしまう人もいるのでビジネスが成り立っているのです。

一昨年のハワイ旅行の際、私は人が多くないビーチを探していました。そこで、「ハワイの穴場ビーチ、私はいつもここをロコから教えてもらった!」みたいなテロップの動画をYOUTUBEで見つけます。
半信半疑な気持ちで彼女のYOUTUBEを見続けたものの、結局引き延ばすだけ引き延ばして場所を教えてくれないVLOG配信者でした。実際調べていてすぐわかったのは、ホノルル界隈のビーチはワイキキを抜ければたくさん綺麗な場所があることでした。その時に役立ったのはGoogle Mapです。書き込む人たちは無償で自分たちの口コミを公開してくれます。とても参考になるツールの一つです。

そこから行きたいビーチを探し、UBERに乗って実際に行ってみる。そんな冒険をするのも実際は楽しいものです。むしろ「みんなが行っているところに行けば絶対正解でしょ!」「有名なYOUTUBERが紹介してくれたところに行けばそれがすべてなんだ!」といった旅行よりも、素敵な景色や出会いがあったりします。実際カハラ周辺は高級住宅地で、家の後ろには小さなビーチがいくつも連なっており、地元の人が犬を連れて散歩したりしていて人もいません。バスやUBERで気軽にアクセスできお勧めです。

最終こちらのプライベートビーチと繋がっているので、そこまで歩いて帰りはカハラモールにUBERで寄ると立派な観光ルートになります。ザ・カハラは超がつくほどの高級リゾートで、ホテルにイルカを飼っており、訪問客でも気軽に見ることができます。最近、横浜のみなとみらいにホテルがオープンし、ここも非常に高級ホテルです。ハワイ好きな人たちが名物のパンケーキを求めてやってくるほどカハラのパンケーキはオリジナルで有名です。

こんな感じで、自分が選んだ未開の地を実際に見て、ルートを発見できる楽しさワクワク感も旅行の醍醐味です。今回私が行った台湾やハワイ、あとはシンガポールなどはとても治安がよいのでこのやり方が通用しますが、国によっては治安情報を確認する必要があります。特にアメリカやオーストラリア、イギリスなど日本人にも親しまれやすい国名ではありますが、治安が悪いところはとても悪いので事前にそういう治安系は外務省ホームページや民間のガイドマップ等で確認を!

手軽にリスクを回避したい人、現地プロの他力を投入するのがお勧めです

確実に的確な他力を導入するにはローカル情報が一番です


「え、そこはやめておいたほうがいいですよ、最近観光客ばかりです」
「私がいく場があるんでご紹介しますね」

など現地に住んでいる人は本当にリアルタイムの情報を知っていることが多いです。あの道は夕方混むよ、バスよりタクシーがいいよ。みたいなことも大切な情報ですよね。そんな地元民(ローカル)の情報を「いいえ結構です。私はこの観光マップに書いてあることを信じます」なんて言う人はほぼいないでしょう。私が言いたいのは、目的に対して自分が時間や体力がない場合に確実にプライベートな旅行を成功させるための投資としてプロの他力を入れるのも賢い手段だということです!

ツアー会社を投入した場合

ここについて私の過去の経験からお伝えできることを書いていければと思います。一番良いのは口コミですが、残念ながらみなさんが良く見る口コミは観光ツアー会社のツアーガイドプランの口コミばかりですよね。

お見合い方式ともいえるプラン申し込み式では、その人が自分に合うガイドなのか、その口コミに書いてある優良ガイドが果たして自分の時も当てがわれるのかなど不安が当日まで残ります。最近では個人ツアーを申し込むと、数日前に担当者からLINE等で自己紹介がくるみたいなサービスもあるみたいですが確約はできません。それでも、数日前までどんな人か分からないという不安をお金を投じているのに抱えなければならない。それが旅行会社やツアー会社を介して予約した場合のデメリットになります。

特にハイリスクとなるのは「集団ツアー」です。
自分たち以外も参加できるプランに申し込んだ場合、私のコロッセオのセグウェイツアーのように誰かに合わせて付いていくようなツアーになりがちです。正直、集団でよかったな!と思ったのはナイトツアーくらいのもので、メキシカンガールズのように目立つ人、クレーマーなど主張が激しいコミュニケーション力高めの方、ないしはトラブルが起きてしまった人など、特筆できる人にツアーガイドはどうしても構うしかありません。
なにより、1人で何人ものツアー客を先導する必要がありますから、こういったツアーの場合は自分の興味関心をガイドしてもらうというよりは道先案内人になりがちです。
具体的には「ここで待ってます、〇時にここで集合しましょう!」みたいなことになります。そうなると仮にプロのガイドさんでも、その本領を発揮することができないですよね。集団で動くイメージだと、修学旅行のバスガイドさんみたいな感じでしょうか。はとバスとかもそうですかね。せっかく大金を払っていく海外旅行で道案内だけしてもらう、利用するお茶屋さんなども全員で一緒だし、ご飯を食べる場所もプランに組み込まれている!みたいな形だと物足りなくなる可能性のほうがぐんと上がってしまいます。いくらお得だからといってそこに予算を捻出するのは個人的には先ほど話した通りコスパが悪い状況になると判断できるでしょう。

直接ガイドを探せたら最強

私のお勧めは、何時間もマンツーマンで特定のガイドさんと時間を共にした人からの口コミです。しかし、こういうタイプの口コミは身内で紹介し合うに留まり、SNS上に流れる有益な情報は限りなく少なくなりますし、具体的にその様子などを写真や文章で詳細に発信してくれるような人は限られてしまいます。

SNS上の情報で一番怖いのはステマ案件(ステルスマーケティング)です。実際に経験して本当にいい!と思って書いてくれるなら良いのですが、金銭の授受があった上でそれっぽく書いているという記事も少なくないのです。実際過去の仕事でそういうことを打診してくる人はいて、私はメディアをあまり信頼できないタイプの人間の一人でもあります。

実際、最近はインスタグラムだとPR表記をするインスタグラマーが増えました。要するに悪質な手口が増えているということです。やはり本当の情報をSNSやYOUTUBEなどに頼って良質な情報を得ることは、旅行やレストラン関連だと難しいなと感じます。

現地ガイドを簡単に探そう

どうしても集団ツアーよりも金銭的なコストがかかってしまうのは否めないのが個人ツアーガイドですが、実は結構国や人によってはリーズナブルなプランを提供してくれる良心的な方もいることはご存じでしょうか?
私が当たりガイドを見極める場合に友人にもおすすめしているのがLOCOTABIというサイトで、私も実際に利用して明瞭なシステムで好きでした。

ここの強みは登録している人は全員その国に居住する日本人、または日本人とのハーフなど日本語に問題のないスペシャリスト達です。要するに旅行会社からあてがわれるのではなく自分で希望のツアーガイドを探すことができるシステムを提供してくれているのです。

何より私が好きなシステムだったのは、実際にツアーをしてもらう人を決定する前に、気になるガイドさんに掲示板で質問などをすることができることです。もちろん、その返信内容等ではガイドを検討しなおすことができます。なにより、事前にメンバー登録(無料)をすることで個人情報を公開する必要もありません。

紹介手数料はガイドに支払う金額の10%をシステムに支払います。自分が納得した状態で支払いを発生させられること、日本円で支払いが可能なことなど、円安の中でも特にコストパフォーマンスは良いと思います。

何か問題が発生した場合は、中間にLOCOTABIの運営会社があるので通報することも可能です。しかし、みなさん個人の顔を出してやっている方々ばかりなのでそういったトラブルを望まないので口コミなどを読めばトラブルは回避できると思います。何より、日本人としてのバックグラウンドを持つ方ばかりが登録していること、自分たちの文化を理解してくれているため共有できる部分は多いなど安心材料が多く揃っています。

上にリンクを置いておきますが、以前の準備記事でも書いた通り、私はこの方法で最高の台湾ガイドさんと出会うことができました。個人的にやりとりもできる間柄になれたガイドさんって、私もかなりガイドさんをお願いしてきましたが、多分初めてかもしれないですね。それくらい観光ガイドの仕事にプロフェッショナルさを感じました。国内旅行で出会ったガイドさんと比べてもレベルが違ったので、母も大満足でした。
この詳細についてはしっかりレポートしていきますね。

その他の探し方

他にも私が過去利用した方法として、Googleで「ローマ」「現地ガイド」「プライベート」などと入れて出てくる直接契約のウェブサイトを探す、ないしはSNS上で同じように検索してガイドさんを探すことです。そういう探し方をする場合には、大抵その人たちの運営するSNSを探すことができます。そこから雰囲気でコンタクトする前に自分に合う合わないを判断することができます。

私はこの方法でロサンゼルスの個人ツアーができる人を見つけました。この方は以前某日本人のメジャーリーガーの運転手もしていたくらいの人で、LAのディープな世界を知っているアメリカ永住権をもった男性でした。ツアーの費用もかなりリーズナブルで、正直大手旅行会社から紹介されたらあの値段では無理だったと思います。事前にたくさんこちらもメールのやりとりをして自分の予算と時間とやりたいことのすり合わせをすることができました。実際に現地について金銭の授受が発生するわけなのでリスクは最後まであります。というのも何かあってもすべて自己責任だからです。あとは自分の個人情報を場合によっては事前に公開する必要もあります。私の場合はトラブルになったことはないのですが、リスクをコスパが悪いと感じる場合はこの方法はあまりお勧めできません。

ちなみに私のロサンゼルスは主にビバリーヒルズやグリフィス天文台界、あとはディズニーゆかりの地を回ったのですが、感動したのは途中でエアロスミスの人が坂道を車で滑走してきたのに遭遇したことですかね。あ、本当にビバリーヒルズってセレブリティが住んでるんだなと感じました。あとはセレブリティの小ネタを聞きながら自宅の横を通ったり、トムクルーズのお金で建てられた建物を紹介されたり、私の趣向に合わせて沢山の小ネタを混ぜながらいろいろ案内してくれました。そして最後は話が盛り上がって、すごいディープな危険な場所だから観光客の人は絶対に行かないけれど、すごい美味しいメキシカン一緒に行きますか!となり、本当にびっくりするくらいディープなメキシカンの屋台に行きました。私のタコベルは嘘のメキシカンだったんだとアメリカ本気のメキシカンを味わったのは良い思い出です。今は為替がおかしいので微妙なんですが、当時は7時間くらい頼んで3万円行かなかったと思います。ホテルまで最後は送ってもらえたので、あれはやはりは破格でした。こういう出会いがあるのが個人で探す面白いところです。

次回の内容

台湾旅行編、私のプライベートツアーの模様をレポートします(写真が多すぎて今全力で編集中)。ゴールデンウィークは過ぎてしまったので、次みなさんのお役に立てるのが夏休みの旅行計画かもしれないです。

私は病的なレベルで個人旅行のコスパにこだわっているので、私と同じイメージでコスパを考えている方の相談にも乗っていけたらいいなと今なんとなく考えているところです。

ちなみに個人の得意分野はディズニーワールドで、他にも現地の情報を得るためのネットワークとしては、ワシントンDC界隈、オーストラリア・シドニー、クアラルンプール、シンガポールなどはお伝えできることがあると思います。台湾の知識は現地のプロから仕込んでもらえる環境を整えています。

もし、そんな記事が出るまで待てない!早くその台湾のツアーガイドさんの話を聞かせてほしい!という方がもしいましたら、私のSNSにDMでお問い合わせください。それでは今日はここまでー。



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