33 過去と未来の交差点
今年(2023年6月)亡くなった祖母。
祖母の人生に深く寄り添い、その生き様を見つめるようになったのは亡くなる3年ほど前から。
祖母の姿は、本来の女性としての在り方そのものだったと感じる。そして私にとっては“未来”を思い出す道しるべにもなった。
私の中を流れる“血”はご先祖そのもの。この肉体を介して「過去」からの系譜として引き継いでいる。要するに、この肉体でご先祖と共に生きている。
私の内側にご先祖が宿っていて、見守ってくれているのだ。証明できないけどそのように確信している。
一方、私の魂は“いま”を生きている。私固有の“魂の記憶”は、また別のものと感じる。魂のコアな記憶は自然と必要な時に呼び覚まされるものだと思う。
私は、ある時を境に肉体(ご先祖)の記憶なのか、魂固有の記憶なのか、ある程度区別できるようになってきた。(こーゆー話はまた別の機会に書けたらいいなー😊)
この後の話で登場する親友Y。この人は私にとって道先案内人のようで、私の旅を先回りしてコーディネートしてくれているかのような“深い魂のつながり”を感じる相手なのだ。
要するに“すべてが必然”の中、答え合わせの旅を歩む。日ごと未来に還る感覚を抱く。楽しみだ。
しかしながら、未来が視えて逆につらいときもある。なぜなら未来が見えると、つい“いま”を疎かにしてしまう自分がいるから。先を見据えて行動することも大切だけど、やっぱりそれじゃあ違う気がする。
私の夢。
それは祖母のように「ありがとう」を言いながら
この地球を去りたい。
母方の祖父母の故郷である兵庫県宍粟(しそう)市。
祖父母の人生に深く入っていく幕開けとなった日、ここを訪れていた。不思議なくらい自然にそこへ向かうことになった。
この日は忘れられない。
だから、ここに残しておこうと思う。
***
グルメ雑誌に載っていた発酵食ランチに惹かれ、親友を誘って兵庫県宍粟市山崎町に向かったのは2020年12月。私はグルメ雑誌をチェックして、惹かれるとどーしても食べに行きたくなる性分なのだ😳✨
さて、宍粟の発酵食ランチに出向く前日のこと。
同じ雑誌で見た薪窯ピッツァを求め、兵庫県小野市まで繰り出し気持ちの良いテラスで「4種のクアトロチーズピザ」を頂いた。
なんと、食べた直後から胃腸機能がSTOP。消化不良で胸焼け😩 何を隠そう、当時の私は消化能力が低すぎて乳製品と小麦粉を一定量摂取するだけで胃腸機能がシャットダウンする日々を送っていた。
なーのーに、“クアトロチーズピザ”。
とろりとした誘惑に勝てず満面の笑みを浮かべながら頬張る😋も、帰り道の車内でうめき声を漏らす私…。。
帰宅直後、ベッドにダイブ。夜通し寝たきり状態で過ごし、朝方にやっとこさ動き出せるまでに回復した😩起き上がれたものの、まだ胃腸がワナワナしてた。
「欲ばって食べ過ぎた。反省…😳」
食いしん坊が仇となった。。
翌日、親友と会うのを楽しみにしていたこともあり、彼女の車で予定通り宍粟市山崎町へ向かった。発酵食ランチのお店に着き、車を停める。
ガラガラガラっと入口引き戸を開けた。
「いらっしゃいませー。
ご予約のお客様ですかー?」
「予約はしてないんですけどー、、」
「あー…今日はご予約のお客様しか
ご案内していないんですよー。」
「え・・・😮
そ、そーなんですか・・・😦(汗)」
世の中は、流行り病で厳戒態勢の只中。やれアルコール消毒だ、やれマスクだ、やれ予約のみだ。(←予約は違うか…。)
そーなのかー。ここまで来てお昼ごはんの機会が流れてしまったかー。なんてこったー。予約?そーだよね…フツー予約は取るよね…このご時世だし…。
すっかり忘れてたよ。。シュンタロー😩。
残念無念。意気消沈で車に舞い戻った。
「他に探せばお店あるよね☝️✨」
気を取り直して発進🚙 スマホ片手にお店を探す。良さげなカフェを見つけ向かうと「定休日」。さらに見つけたお店も「お休み」。みーんな自粛してらっしゃる。むむ。よく見たら、街に人がいない。
そりゃそーかー。。
親友が「近くの道の駅に行ってみようか」と言う。ランチどきはとっくに過ぎてしまい、何とかたどり着いたのが、道の駅“播磨いちのみや”。
なんと!中に入るとレストランがあった。
クアトロチーズピザの後遺症で胃腸のワナワナが続いていた私。さっきは正直お腹は空いていなかったような気もする…。ランチ場所を探すためのドライブとおしゃべりで、やっと落ち着きを取り戻し、胃袋の準備もそこそこ整った。笑
メニューにあった「ふわとろだし巻き定食」に惹かれ注文した。あんかけのお布団がだし巻きをやさしく包み込んでいる😍 あぁ…私もあんかけに包まれたい😍(←ウソつき)
やっぱ、だし巻きたまご大好き😍✨
すると親友がひと言。
「玄米ごはんと発酵食より
今日はこっちだったのかもねー😌」
そうだ。絶対にそうだ。
さすが、親友Y✨✨👏
今日の私の弱っちー胃腸では玄米の消化など酷だ。
むしろ、ふわとろだし巻きで精いっぱい😃
あぁ…やさしい(*´艸`*)♥ しあわせ♥
ご満悦でレストランを出た。
その時、突如目の前に現れた光景に息を呑む。
親友と目が合った。
「・・・。😮」
圧倒的な存在感を放っていた。
車を止めた時、背を向けていたから見えなかった。
神々の住まう神社。それを囲う鎮守の森。
物言わぬ鳥居が私を呼ぶ。
☽「あそこ、行ってもいい??」
考えるよりも先にカラダが動くとはまさにこのこと。なぜだか分からないけど私はその中に入ることが決まっていたかのように異世界へと引き込まれた。
そこは、伊和(いわ)神社⛩️
二人で境内を散策した。
静かな音。土の香り。巨木に埋もれる二人。
見上げると、真っ直ぐにそびえ立つ木々が空まで届きそうだ。
なんだろう・・・この感じ・・・。
***
ちょうどこの頃、私は自分のルーツとなる神社に立て続けに導かれていた。この日、「真の自分」を思い出す旅が本格的にはじまった。
「真の自分」を思い出すのに、なぜ神社参拝が良いのか。それは魂が知っている“コアな記憶”を思い出させてくれるから。あくまでも神社とは、自分と向き合うために訪れる場所なのだと私は思う。
伊和神社のことを母に話すと、宍粟は祖父母の故郷だと改めてその時に教えてくれた。それに特に祖母にとってごくごく身近で深い関わりのある神社であったと言う。
私は、大昔に“山崎町”という地名を母から聞いたような気もするけどすっかり忘れていたし、地名にも地図にも疎い私はこの日訪れている場所が、その山崎町だったなんてことも後で調べて知った。
それに、宍粟市のメインロードである国道29号線を、子どもの頃から私は知っているらしかった。
単に「発酵食ランチ」食べたさで親友を誘ったのに、どーゆーわけか祖父母ゆかりの土地に導かれた。あいかわらず食いしん坊…😃
でも、食いしん坊だからこそ、ここへ辿り着いた。
親友にも助けられ、ずっと「魂の記憶」を呼び覚ます旅を歩んできた。記憶を呼び戻す気づきをくれる人が近くにいることが何よりもうれしい。
一方、最近になって彼女は彼女で、たまたま宍粟市のとある場所に導かれたりしていた。そんな偶然が重なり、また二人で宍粟市を訪れようという話が持ち上がった。
あれから約3年。
そう決まってからというもの、あいかわらずGoogleさんは私から発するエネルギーに呼応する。今回も勿論、再訪が決定した直後から教えてもいないのに私に宍粟市の観光情報が送られる😌 勿論、スマホを通してやってくる情報もまた、自らが発するエネルギーによって引き寄せる情報であり今の意識状態が色濃く反映している。まぁ、ビッグデータが為せる技…とでも思っておこうかな😊。
そしてさらに。再訪を控えた今月。
定期的に自宅に届く冊子「JAF2023秋号」が来た。全国の観光地が載っていて目を通すのが好きだ。
いつもの連載を開くと見開きでドーーン!と兵庫県の朝来市・養父市・宍粟市・佐用町の特集記事📖✨
私にとってまさに宍粟市とは「過去との架け橋」。
この土地は、過去の私といまの私、それにいまの私と祖父母の人生が交差する地点だ。
本当は過去、現在、未来とかいう時間軸は無い。
そして私は肉体を持っているけど、祖父母は亡くなっているから肉体は無くて魂(光)だ。
つまり見えるか見えないか、物理現象か情報現象かだけの違い。
だから、実は「いま」にすべてが在る。
過去と未来の交差点は「いま」で、相互に強力に作用し合っているのだ。
私にとっては過去と未来をつなぐ架け橋となる土地が「兵庫県宍粟市」なのだ。
〈続く〉☆宍粟再訪編も綴りたい✊😃✨
***
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Ayumi☽
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