【College】チェイス・バーンズ全米2位にクレムソン大戦で7回16K1失点/ジェイミー・アーノルド7回11K1失点【13週目】

 こんにちは、あまなつ(@MattDavidson91)です。
現地時間2/16に開幕したアメリカ大学野球(NCAA1部)は、13週目が終了しました。
 これからレギュラーシーズン終了まで、毎週水曜日-金曜日に、アメリカ大学野球の注目トピックを4-5つ紹介していきます。

1.チェイス・バーンズ全米2位クレムソン大に7回16K1失点

 チェイス・バーンズ(ウェイクフォレスト大3年/RHP/7位)は同大のピッチングラボでさらなる進化を遂げた、大学生No.1の右投手。
高校時代にMAX101mphを記録した剛腕で、21年SD20巡目で指名も進学。
テネシー大では1年次からエースとして活躍しましたが、昨年は不振でシーズン途中にリリーフへ降格し、同大へ転校。
10日のクレムソン大戦では7回、被安打2 与四球1、奪三振16、失点1の快投で、今季5度目のACC週間最優秀投手賞を受賞しました。

 バーンズの球種は95-100/102mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
高めのリリースポイントから投げ込む豪速球・3000rpm以上の大きく曲がる80mph後半のスライダーは大学生トップクラスで、制球も破綻なし。
今季全米1位156奪三振を記録し、ヘイゲン・スミスと共に大学生投手の中では一歩リードしている印象で、全体10位以内での指名が予想されています。

2.ジェイミー・アーノルド7回17K1失点

 ジェイミー・アーノルド(フロリダ州立大2年/LHP)は今季頭角を現した、2年生トップクラスの好投手。
1年次からローテ入りし、ケープコッドリーグで活躍しブレイクの兆しを見せると、今季は開幕から快投を連発。
10日のピッツバーグ大戦でも7回、被安打3、与四球0、奪三振17、失点1と素晴らしい投球を披露しました。

 アーノルドの球種は91-95/MAX96mphの速球・スライダー・チェンジアップ。
サイド気味のスリークォーターから投げ込む伸びのある速球・スライダーが武器で、今季は課題の制球力も大幅に改善。
現状では25年大学生No.1サウスポーで、1巡目指名有力候補です。

3.バンス・ハニーカット13週目4HR

 バンス・ハニーカット(ノースカロライナ大3年/OF/23位)はGG級の守備力・スピードがが武器のアスリート型スラッガー。
1年次は25HR/29盗塁の大活躍で、CF転向1年目でスーパープレーを連発。
13週目は17打数7安打、4HR、7打点、1盗塁を記録し、同大の通算HR記録を更新しました。

●19号

●21号

●22号

 ハニーカットはスイングスピードの優れたプルヒッターで、パワーは25HR級。
肩・スピードもトップクラスで、昨季は終盤に故障の影響で離脱していましたが、OF3位のDRS10.4を記録しました。
ただ、変化球に弱く49試合で62三振とコンタクト面が課題です。

4.トレイ・フェルプス全米13位サウスカロライナ大相手に3試合4HR

 トレイ・フェルプス(ジョージア大1年/OF/3B/25年)はスイングスピードの優れた25年上位指名候補。
高校時代は全米トップクラスの3Bで、開幕戦でいきなり5番RFで先発出場。
4月中旬からレギュラーに定着し、13週目は14打数6安打、4HR、9打点を記録し、SECの週間MVPを受賞しました。

●6号HR

●7号HR

●8号HR

●9号HR

 フェルプスは豪快なスイングが特徴的なパワーヒッターで、今季は高いコンタクトスキルも発揮。
また、身体能力に優れスピードは平均以上です。
ただ、肩・守備力は平凡でポジションは不透明です。

5.タイラー・ブレムナー12K1失点完投

 タイラー・ブレムナー(UCSB2年/RHP/25年)は完成度の高い25年1巡目候補。
昨季は先発兼リリーフで起用され、全米10位の奪三振率13.01を記録。
12日のカリフォルリア州立大ベイカーズフィールド校戦では9回、被安打4、与四球0、奪三振12、失点1を記録し無傷の10勝目を挙げました。

 ブレムナーの球種は92-96/MAX98mphの速球・チェンジアップ・スライダー。
速球・落差の大きなチェンジアップ・スライダーは全て平均以上で、制球面も高評価を受けています。
また、188センチ82キロと細身で伸びしろが大きく、直近5試合中4試合で100球以上とスタミナも豊富で、将来が楽しみな選手です。

6.MLB公式2024年ドラフトプロスペクトランキング投手・野手成績

●投手

●野手

7.その他

●チャーリー・コンドン(ジョージア大2年/OF/3B/1位)8試合連続/バット規定変更後新記録34号HR

●テュレーン大全米6位イーストカロライナ大をスイープ

●ジャック・カグリオン(フロリダ大/1B/LHP/3位)打球速度116.9mph/推定飛距離145mの特大28号HR

●メイソン・ホワイト(アリゾナ大2年/SS/2B)推定飛距離151mの特大16号HR

𝐃𝟏𝐁𝐚𝐬𝐞𝐛𝐚𝐥𝐥 𝐓𝐨𝐩 𝐏𝐥𝐚𝐲𝐬

●NCAA Baseball全米大学ランキング

●Top Shots of the Week

https://twitter.com/NCAABaseball/status/1788662691084542040


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