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20240403 すごいデータベース発見!

 新年度に入って「災害からの復興として祭が注目されるようになったのはいつがきっかけか」を探るのを少しずつ継続しています。
 これまではCiNiiや海外のデータベースで検索していましたが、今日はGoogleで「祭 復興」を検索してみると、「祭自体の復興」に関する記事がでてきました。「災害の復興じゃないのか」と読み飛ばそうと思いましたが、神社本庁のものだったので一応目を通しておくか…と開いてみました。

 宮崎県の亀井神社が平成21年から24年にかけておこなった祭礼の復興に関する報告ですが、最初はおそらく神職一人で参列者なしで行っていた祭が、年間3回(天神祭(5月)、
藩祖祭(9月)、天神梅まつり(2月))でそれぞれ100人程度の参列を得るようになるまでについての記載があって面白かったです。やはり広報が重要であるとともに、子どもから高齢者までが楽しめる「神楽、絵本の読み聞かせ、各種講演、餅まき、しし鍋の振る舞い、三味線演奏、植樹など」などの具体性かつ娯楽性のあるイベントを行うとともに、「亀井神社奉仕会」を形成して世話役の形成を行ったことも重要なのだろうなとわかりました。
 この記事は「過疎地域神社活性化への取り組み」というカテゴリの中にあり、そこをみると神社-祭-地域の具体的な関係の事例が山ほどあってもう感激です。

【書誌情報】
神社本庁 2024 過疎地域神社活性化への取り組み.
(https://www.jinjahoncho.or.jp/category/revitalization 2024年4月3日閲覧)

 ここしばらくはこの魅力的な資料をじっくり読みこんでいきたいと思います。

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