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20240515 学会の事務局員のお仕事

 日本心理学会に入っていると送られてくる『心理学ワールド』は,基本的に「人となり」が分かるような記事になっているのが気に入っております。その中に「ここでも活きてる心理学」というコーナーがあり,いろいろな職業で心理学が活きている実例を知ることができてよいなあと。
 で,ふと思ったのが「学会の事務局で働いている人」の職業を紹介したり記事を書いてもらったりしたことはあるのかなあと。
 私は底辺研究者なので学会の中枢がどんな感じで動いているかはまったく不明ですが,ちょっとした仕事などで学会の事務局にうかがうことはあり,そこで事務局の職員さんにお世話になることが多いです。分からないことは何でも聞けば教えてくれるので事務局の職員さんはすごいねえと思いますが,その人の仕事ぶりをみるのは週末に数時間事務局を訪問した時に限られて,平日にどのようなスケジュールでどのような仕事をされているのかは全く不明です。
 まず,事務局に専属の事務員さんがいるかどうかは学会ごとでかなり違いがあるのだろうなと。文系だと学会の規模が小さいことも多く,「○○大学△△研究室」が事務局になっていて,そこの教員が事務を担っている場合もありますが,工学系や医学系などは会員数がものすごくて学会の事務局としてビルがあるようなところもあったような気がします。
 心理学はその中間で,最大の心理臨床学会は会員数が3万もいるようなので事務局の職員さんも何人もいると思いますが,会員数が数百の学会もいっぱいあって教員が個人で事務局を担当しているところも知っているなあと。 
 何の根拠もない完全な妄想で書きますが,会員数が2000人くらいいれば年会費1万円で年間2000万になるから,一人くらい専従の事務員さんをやとえるのかなあと。あと,資格が絡んだりするとその事務量が膨大になるので,資格担当の事務員さんを雇えるのかもなあと思います。
 まあでも,結構な数の心理学の学会の事務局で専属の事務員さんが活躍されていると思うのですが,これまで,JRECINを「心理」というキーワードで何度も何度も何度もみてきましたが,学会の事務局の職員の募集をみたことはありません。そのため,どのような条件で募集されているのか等はまったく知りません。
 大学の事務の方などはTwitter(現X)などで発信されている人も多く,興味深い実情を知ることができて重宝しておりますが,学会の事務局の方でその立場を明記してTwitter(現X)をされている方は私は知らないのでみつかるといいなあと。
 ちなみに検索してみると日本物理学会の事務局の職員だった方の文章を見つけることができました。もっと探せばいろんな学会の方をみつけられるかもと。
 
【書誌情報】
清田勇毅 2019 日本物理学会事務局職員の思い出. 大学の物理教育, 25(3), 151.


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