祭心理学

祭について心理学的に研究することを目標に,祭に関するさまざまな研究を概観し,「祭を心理…

祭心理学

祭について心理学的に研究することを目標に,祭に関するさまざまな研究を概観し,「祭を心理学する」とはどういうことなのかをまず探ってみようと思いNOTEを始めました。主な内容は祭に関する研究文献の紹介になりますが,祭に関する心理学的な考察なども書いていけたらと思っています。

最近の記事

20240517 神戸まつりの理想の日程

 今日から「神戸 2024 世界パラ陸上競技選手権大会(KOBE 2024 PARA ATHLETICS WORLD CHAMPIONSHIPS)が開催されましたね!第11回大会にあたるようで,東アジアでは初の開催のようです。  で,例年であればこの時期に神戸まつりが開催されるのだなあと思って「神戸まつりが開かれる日程のきまり」を調べてみると「5月中旬の金・土・日」とされているようです。その件についてwikipediaで調べてみると面白いことに気づきました。 https:/

    • 20240516 さだまさしからタモリへ 「人買い」考

       最近ひょんなことより,タモリさんがさだまさしのことを嫌っていていろいろと馬鹿にした発言をしていたことを知り,そんな関係性だったのかとびっくりしました。  私がタモリさんを最初に知ったのはおそらくダウンタウンがいいともに出るようになって,それで増刊号を頻繁にみるようになってからだと思うので,もうそのころのタモリさんは好々爺的なイメージの人だったような気がします。そういえば,「ミュージカルが嫌い」というのはテレフォンショッキングで何回か言及しているのを見ていた記憶もあるし,「名

      • 20240515 学会の事務局員のお仕事

         日本心理学会に入っていると送られてくる『心理学ワールド』は,基本的に「人となり」が分かるような記事になっているのが気に入っております。その中に「ここでも活きてる心理学」というコーナーがあり,いろいろな職業で心理学が活きている実例を知ることができてよいなあと。  で,ふと思ったのが「学会の事務局で働いている人」の職業を紹介したり記事を書いてもらったりしたことはあるのかなあと。  私は底辺研究者なので学会の中枢がどんな感じで動いているかはまったく不明ですが,ちょっとした仕事など

        • 20240514 インバウンド一人負けの神戸

           インバウンドで関西は盛り上がっているけど神戸は一人負けというweb記事をみかけました。  令和5年の訪日観光客の訪問率で,大阪は43.5%,京都が33.7%なのに対し兵庫は6.3%に留まり,10%程度ある奈良に負けたということが書かれていました。  まあでもこの結果は伊丹空港の移転の話題が起きた時に神戸沖に空港を建設するのをやめた時に決まっていたのだよなあと。関空についた人が大阪から京都にむかうと,そのあと神戸にくるよりかは奈良を経由して関空に戻る方が自然だよなと。  あ

        20240517 神戸まつりの理想の日程

          20240513 ふとん太鼓の謎

           神戸のだんじりを調べていく中で,垂水や明石や淡路などでは秋祭りに「布団太鼓」をすることがわかりました。  で,CiNii検索をしてみて出てきたのは以下のもののみ。 垂水郷土芸能保存会 2017 垂水の布団太鼓. 垂水郷土芸能保存会.  ちなみに,明石市立文化博物館が作成した「明石の布団太鼓」という冊子は所有しているので,そんな感じで布団太鼓に関する冊子はもっと作成されているけれどもISBNもふられず国会図書館にも献本されておらずでCiNiiで検索できないのがいっぱいあるの

          20240513 ふとん太鼓の謎

          20240512 150年の帰去来 神戸-大阪鉄道開業150周年イベント

           JR神戸駅に行くとこれまで見たことがないような人だかりができていました。なんか芸能人でもきたのかな?と思って近づくとでかいカメラを持った中年男性が群がっているのはよくみかけるのですがそれを取り囲んでいるのがスーツを着たお堅めの感じの人たちで被写体もお堅めの人たち…なんか雰囲気が違うなと思ったら「神戸-大阪鉄道開業150周年プロジェクト」というのがあるそうで、2024年5月11日はその記念式典があったようでした。  大阪神戸間の自治体の市長が全部そろっているのは結構すごいな

          20240512 150年の帰去来 神戸-大阪鉄道開業150周年イベント

          20240511 東灘・灘以外の神戸のだんじり

           先日から不思議に思っている「何故神戸のだんじりは秋じゃなくてGWなのだろう?」について考えていて「東灘区・灘区以外の区はいつしているのか?」を調べる必要があるのに気づきました。  そのため「〇〇区 だんじりor布団太鼓」で検索してみることに。 〇兵庫区のだんじり 和田神社のだんじり  ここで注目すべきは,「和田神社のだんじりはかなり昔から五月開催」ということでしょうか。  元文3年は1738年の様なのでかなり昔だなあと。その後も「明治44年5月に行われた神社の記

          20240511 東灘・灘以外の神戸のだんじり

          20240510 GW以降にもみられる神戸のだんじり

           神戸のだんじりはGWにあるものがほとんどですが今年はいろいろあってみることができませんでした。でも確かGWにみられるところもあるよな…と思って探してみると以下のところがまだみられるようです。 〇灘区のだんじり 号外NET様HPより  灘区にある神戸大学でもだんじりの研究をしているところがあったようです。 【書誌情報】 神戸大学国際文化学部地域文化論講座日本文化論伝統文化論演習集団 2009 御影のだんじり祭り. 神戸大学国際文化学部地域文化論講座日本文化論伝統文

          20240510 GW以降にもみられる神戸のだんじり

          20240509 兵庫県立図書館の特異性

           神戸のだんじりについて調べていて,やはり神戸市がまとめた以下の資料をみてみたいなあと。 神戸市教育委員会文化財課 2008 東灘区のだんじり祭り : 無形民俗文化財調査報告書. 神戸市教育委員会事務局社会教育部文化財課.  この手の資料は市販されていないので古本で入手することもできないので図書館にみにいくしかないのですが,所蔵をみると登録されているのは国会図書館と兵庫県立図書館のみ。街歩きもしたいので兵庫県立図書館までいきますか~どこにあるのかな~と思って検索すると明

          20240509 兵庫県立図書館の特異性

          20249508 神戸だんじりの謎

           GWはいろいろあって神戸のだんじりはみにいけませんでした。・゜・(つД`)・゜・。まあでもGW 以外にも五月にするところもあるのでそれをみにいけたら…と日程を調べようと思ってふと気づきました。  なぜ神戸のだんじりはGWに開催されるのだろう?  だんじりといえば真っ先に思い出されるのであろう「岸和田のだんじり」は秋のものですし,灘のけんか祭などは「播州の秋祭り」と総称されるように兵庫南部の他の地域でも秋に祭をするところが多い気がします。  この「GWに開催する理由」

          20249508 神戸だんじりの謎

          20240507 教材の発達

           今日は日本心理学会の大会原稿に集中する予定でしたがラッキーなことに締め切りが1週間伸びてくれたので明日の授業の教材の改善をすることにしました。1時間くらいで終わるつもりがなんだかんだで数時間かかってしまい祭心理学NOTEを書く時間がなくなってしまいましたが,まあでも教材が発達したと思えばいいとしましょう。  基本的に教材は「最新の知見に対応できるようにブラッシュアップする」という方向で発達していくのだと思いますが,それ以外の要因での変化もやはり多いだろうなと。  私が最近実

          20240507 教材の発達

          20240506 高島屋資料館がよかったです

           お昼過ぎになんばでの用事が終了。時間もあるのでふらふら散策しますかね~と歩いていたら高島屋東別館の中に高島屋資料館というのがあり、「人間 栖鳳」という企画展が無料で見られるのに気づいたので入ってみることに。  美術の知識は皆無なので「竹内栖鳳」という方がどのような人なのか全然知らなかったのですが、「人間 栖鳳」というテーマで作品よりかは「作者の人間性」を見せていく展示が面白くて、画学校の教員として勤めていたけど学校の仕事が忙しすぎて困っているから高島屋の社長に直訴していると

          20240506 高島屋資料館がよかったです

          20240505 県内の仲の良い県悪い県

           福岡市の博多駅の駅ビルのJR博多シティのTwitter(現X)で、牧のうどんの写真を見せて「福岡県民ならこの写真だけでどこのうどんか分かる説」とつぶやいたら、北九州の人などより「福岡市近辺だけの店のくせに」とか「知らね~」「資さんのほうがおいしい」などのつっこみが入ってプチ炎上状態だったことを知りました。  また、青森でスマホスタンドに関するいろいろな反応から、津軽と南部の仲が悪いことを知りました。  そう思えば「一体感があり仲の良い県」と「対立関係が激しく仲の悪い県」

          20240505 県内の仲の良い県悪い県

          20240504 祭の性格と就業先 「神戸だんじりの歴史と神戸製鋼所」のつづき

           昨日,「神戸だんじりの歴史と神戸製鋼所」というタイトルで,灘区を題材に祭と地域の企業の関連について調べると面白そうだと書きました。 https://note.com/matsurishinri/n/n0c4049b76a68  地域とその地域にある企業の関連の仕方が祭に表れるだろうし,それが祭参加者や祭の性質などにも関連しそうだなあと。  どんたくや山笠のある博多の場合,商人の町と呼ばれることが多く,博多部で商売をしている人が祭の担い手として動くことが多く,それが企業と

          20240504 祭の性格と就業先 「神戸だんじりの歴史と神戸製鋼所」のつづき

          20240503 神戸だんじりの歴史と神戸製鋼所

           5月3日~5日にかけて神戸の東灘区や灘区でだんじりが行われますね。 私は一応その周辺で生まれたのですが幼いうちに引っ越したのでだんじりの記憶はありません。  でも,両親はそこで暮らしていたわけなので,もしかしたら参加したのかなあ?と思って以前聞いたのですが,参加したこともなく存在自体をほぼ知らなかったようです。  そこで神戸のだんじりの歴史を調べてみると神戸市東灘区の公式ページでまとめられていましたので該当部分を引用させていただきます。  これをみると,1965年くらい

          20240503 神戸だんじりの歴史と神戸製鋼所

          20240502 祭と学校の休み

           鳥取市が「GWの平日(2024年は4月30日から5月2日)を休業日にして学校も休みにした」そうですね。  東京などの大都市と違い鳥取などの地方都市の場合,「両親の実家も近くにある」ことが多いように思えて,10日間あっても帰省のためにはオーバースペックで,国内旅行にも10日もいらないし,海外旅行といっても円安などでバカ高かったりするので正直なところもてあまされた家庭が多かったのではと思ったりします。  それよりかは愛知県が導入した「年に3日まで平日に学校を休めるラーケーショ

          20240502 祭と学校の休み