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寝たふりをしてネトフリ

ついに、Netflixに登録してしまった。
抗っていた理由は、「登録してしまったらずっと観ちゃうから」なのだけど、まさにその通りになってしまっている。
観た映画の感想をちょこっとだけ書いていこうと思います。閲覧注意作品が多いです。



MOTHER

その場しのぎで勝手な母親のゆがんだ愛に支配され育ってきた周平が、外の世界へ踏み出そうとしたとき、追い込まれた親子が行き着いたのは衝撃的で残酷な物語。

母親役を演じる長澤まさみを嫌いになってしまいそうになるぐらい演技がすごかった。これが実際の事件(実際の事件はもっと残酷)だと思うとどうしようもない思いになる。アマプラで「誰も知らない」を観て、すぐあとにこの映画も観たいなと思っていたので続けて観たからか精神的に落ち込んだ。子どもは悪くないんだよなぁ、何も悪くないんだよなぁ、とひたすらに思って辛くなった。理想論はいくらでも語れる、悔しい、となって頭がぐわんぐわんした。



子宮に沈める

"母"としての重責に耐えられなくなった、 シングルマザー。仕事、家事、そして幼い子供2 人の世話で忙殺された新生活が、悲劇的な結末に向けて崩れ落ちていく。

https://www.netflix.com/title/80191891?s=i&trkid=255824129

更に続けて観て、精神を削りに削った。先程観た映画とは違い、実際の映像を映し出しているような画角やカット割で本当に閲覧注意としか言いようがない…。子役の子が演技に見えない。どうやったらあんな映像が撮れるのか。でもこちらも実際の事件の方がもっと悲惨なのだと思うと、目を逸らしてはいけないなとも思う。「誰も知らない」「MOTHER」と続けて観て、感想というかやるせない気持ちのまとまらない文章をわーっと長文で書いてしまった。



へレディタリー/継承

母の死をきっかけに、忌まわしき"何か"を受け継いでしまったアーティストのアニーと家族。邪悪な力に翻弄される一家に、やがて想像を絶する恐怖が襲いかかる。

(ネタバレありの感想)
アリ・アスター監督の第2作目である「ミッドサマー」を先に観ていたおかげか(?)わりと落ち着いて観れた気がする…笑。
急に、〇〇(自主規制)が吹っ飛んでもビビらなかったのはミッドサマーのおかげ。
後半、あるときを境にあっという間に人がバタバタ死んでしまうので、「いや結局おまえらも死ぬんかーい!」と思わず言ってしまった。役者さんの顔が、顔演技が凄まじい。トラウマ。
わりとわからないところが多かったので公式が出してくれている解説を観たら納得してもう一度観たくなった。次観るときは誰かときゃっきゃしながら(?)観たい。



監視資本主義:デジタル社会がもたらす光と影

ドキュメンタリーとドラマを織り交ぜて、自身が開発したテクノロジーに警鐘を鳴らす専門家らとともに、SNSが人間にどれほど危険な影響を及ぼすのかを検証する。

めちゃくちゃ面白かった!私はドキュメンタリーものが好きみたいです。
思わず3回も観てしまいました。2回目はメモを取りながら観てしまいました。
そのあと、この映画とは関係ないけれど「スマホ脳」という本まで買ってしまいました。(今後スマホとの付き合い方を考えていきたい方に超おすすめです)
「人間は現代社会(デジタル社会)に適応するようには進化していない」という見解になるほど納得。
人間の脳や構造は狩猟時代から進化しておらず、そんな脳みそにスロットマシーンのようなデザインをされたアプリの塊であるSNSを、自分自身でコントロールし使えるわけがないのだ。
Google、Facebook、Twitter、Instagram…などのテック企業に勤めていた元エンジニアやデザイナーの人たち(「いいね!」機能を作った人も出てくる)のインタビューと、ドラマが織り交ぜられていて観やすい面白い。
ああ、頭の良い人達の手のひらの上でわしらはまんまと転がされているんや…。とショックを受けるが、こういった事実を知った上で自分がどうSNSと付き合ってゆくかが大事。
アプリを作った人たちが全員口を揃えて「スマホの通知を今すぐ切れ」「スマホは子どもには使わせない」と言っていてもう笑うしかない。

If you're not paying for the product, then you are the product.
(タダで商品を使っているなら、君がその商品だ。)

ブルブルブルブル……



もう終わりにしよう。

恋人との将来に悩みつつ、雪の日に辺ぴな農場に住む彼の両親を訪れた女性。だが、不思議な感覚に見舞われて、何が現実なのかわからなくなっていく。


説明文の通りのストーリーだと思って見ると「おおん?!」が止まらずそのまま終わることになります。
冒頭〜10分ぐらいで、「ああ…これはきっとずっと結末まで"?"が続く物語や……」と悟ったので、そのわからなさを楽しもうと序盤で思うことができてよかった。結果、本当に最後まで意味がわからな過ぎたけれど、解説を見たら「なるほど…!!!」となった。
母親役の人が出てくるのだけど、これへレディタリーのおかんやないかい…!と気づいてまた出会えましたねという気持ちになって嬉しかった。情緒不安定な役がうますぎやしないかい…。家族同士の謎やり取り&展開は面白かったけどひたすらに意味がわからなかったのは変わらず。笑
映画を観てその瞬間にこういうことか、って意味がわかったら気持ち良いんだろうけど、解説見て、「なるほどそういう意味か…!」ってなるのも面白いよね。観たその時に理解したいけどね!


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他にも観たやつ結構あるけど、とりあえずこんな感じ!

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