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私の株式選別方法ーイビデンの24/3 4Q決算のポイント

2023/05/01 イビデンの24/3 4Q決算が発表されました。
大切なところだけピックアップしましたので、参考にご覧くださいませ。

株予報より

4Q営業利益
コンセンサス 48940
実績 47568
47568/48940=0.971   ⇒2.8%未達

今期業績について会社見解

半導体・電子部品業界の市場は、パソコン市場においては、2022年度後半からの需要急減速に伴う在庫調整は一巡したものの、回復に向けた動きは想定よりも緩やかに推移しており、不透明な状況が継続しています。サーバー市場においては、生成AI関連を中心とした新たな成長領域は好調に推移したものの、既存のデータセンター向けサーバー市場は、大口ユーザーによる投資抑制と在庫調整が継続し、全体として厳しい市況となりました。
自動車業界の排気系部品市場は、世界的な半導体不足及びCOVID-19を発端としたサプライチェーンの混乱による影響からの回復が進みましたが、中国国内の景気減速に伴い、グローバルでの自動車生産台数の伸びは、期初予想対比で鈍化しました。

決算短信より

来期のガイダンスが発表されました。
ガイダンス 42000
コンセンサス 59636
42000/59636=0.704⇒29.6%未達

来期ガイダンスについての会社見解

電子事業の市場におきましては、足下は、生成AI用サーバー向けの需要は引続き堅調に推移しておりますが、パソコン及び汎用サーバー向けの需要は厳しい状況が継続しております。しかしながら、2024年度の下期以降は、AI分野の更なる成長に加えてハイパースケーラーの投資回復により、汎用サーバー向けを含む高機能ICパッケージ基板全体の需要回復が見込まれます。当社におきましては、大野事業場の建設を計画通りに遂行するとともに、市場回復後の再成長に向け、デジタル技術の活用による高効率・高品質なモノづくりを目指したOne Factory構想に基づくグローバルでの品質力強化と匠(たくみ)人材の育成による現場力の強化を進めてまいります。
セラミック事業におきましては、DPF・AFP事業の市場については、先進国を中心とした乗用車市場の電動化への急激な流れからの揺り戻しが当面は継続することが想定されるものの、中長期的には、内燃機関向け製品の需要は減少すると見込んでおります。当社におきましては、伸びる中国・新興国市場の産業用車両(トラック・建機など)向けの需要を確実に取り込むととに、乗用車市場における電動化の進展を睨んだ電動車向けバッテリー用安全部材の拡販を強化してまいります。また、FGM事業においては、SiCパワー半体を含む中長期的な半導体向け需要の伸びに対し、積極的な設備投資を行うことで、事業を拡大してまいります。

決算短信資料より

今期はまあまあの着地でしたが、来期のガイダンスが非常に弱く、コンセンサス未達となっておりネガですね。
まあ、インテルの決算から予想はしていましたが、どう反応するか問題ですね。

PTSの様子です。

15:35 PTS

やはり下方向ですね。。

最後に週足を載せておきます。

週足

総合評価です。
今期の着地は良かったものの、来期のガイダンスが非常に弱く、2024年の下期からの回復が見込まれる状態ですので、ネガですね。
底打ちを確認する必要がありますね。

以下資料


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