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その言葉は”いつの時代”の言葉ですか?

検索に使っているキーワードが時代錯誤だからだ。

リサーチのはじめ方/トーマス・S・クリストファー・レア/安原和見 訳

はっとした…。
時代によってその表現の仕方が変わっている言葉があることに気がついていなかった。
”いま”使われている言葉だけを捉えて、考えたり、調べたりしていた。
盲点だった。
気がついていなかった。

「人工知能」は、コンピュータサイエンスの一分野を表現するために、いま使われている言葉だ。

リサーチのはじめ方/トーマス・S・クリストファー・レア/安原和見 訳

過去には、使用されていなかった言葉が、”いま”という時代にわかりやすい言葉として登場している。
ということは、この言葉は、過去にはなかった言葉ということだ。
しかし、同じ対象を指し示す概念は存在している場合もある。
過去には、別の言葉で表現されていたことになる。

「人工知能」は過去にはどうやって表現されていた?
そう考えてみると、ほかにもあるだろう。

どれもその概念をその時代に合った言葉で表現しているのであるから、その言葉の共通性を捉えてみれば、その概念の本質に行き着くのかもしれない。

そういう本質の捉え方があってもいい。

”今”使われている言葉を当たり前として本質を捉えようとすると、見落としてしまう部分もあるのだろう。
過去の人々が、同じ対象をどう表現していたのか。それはどうしてか?
そんなことからものごとの本質にたどり着けるのかもしれない。
こんな捉え方も興味深い。

今日も新しい気づきをありがとうございました。

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