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”ひっかかる”ことば

本を読んでいる途中で脱線して本を読む

安斎氏のつぶやきにて紹介されていた、谷川嘉浩氏の『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』
さらに、その本の中で紹介されていた『チ。ー地球の運動についてー』

 谷川氏が、『チ。』について推されていたので、“衝動”的に『チ。』を全巻大人買いをして、一気に読み終えた。
 そして、そのなかで、どうしても引っかかることばに出会ってしまった。

「ーというのも、僕は今、怖れているんだ。もしかしたら今後、”真理は発見されるものではなく作られる”という見方が、ある種、前提になるかもしれない。」

チ。ー地球の運動について−第8集/ラファウのことば/魚豊

 このことばの、何に心を動かされたのかが、自分ではまだきちんと気づけていない。だけど、心を動かされたのは確かだ。
 久しぶりのこの感覚。
 最近ずっと心がモヤモヤしていた。
 何かしっくりこない感じを抱えていた。 

 では、この言葉によって、そのモヤモヤやしっくりこない感じが増幅したのかというとそうではない。
 むしろ、「良いモヤモヤと良いしっくりこない感じ」に転換してもらったような気持ちになっている。
 

 さて、この「感じ」は一体何だろう…。
 ただ、『人生のレールを外れる衝動のみつけかた』が、その解像度を上げるヒントをくれるような気がしている。
 これもまた、モヤモヤとした感覚ではあるが。

「ひっかかり」は、何かに気づくヒント。
 引っかかりに対する「強さ」ではなく、「深さ」に着目してみたい。

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