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40代!たった一枚の紙がその後の人生を変える理由

こんにちは、まっつんです。

40代と言えば、社会の荒波にも揉まれ、人生なんとなく安定してきたような気がしている世代かもしれません。このままでいいのか?揺れる40代の心をたった1枚の紙を書くことで、大きく変わることができる可能性があります。今回は、そんな40代の人生戦略について書いてみたいと思います。

じんじーず第1280話 40代をどう生きる?「自分の履歴書を書いてみて、意外に空欄がある人は要注意!」にも描いていますのでよろしければそちらもご覧ください。

40代は、人生に振り返りが大切

現在、40代の方は「俺は、まだまだ30代の連中に負けないし、若い奴らには現場を任せられない!」と言う方も多いと思います。しかし、40代となれば、自分がフロントラインで、陣頭指揮を執ることもあるでしょうが、できれば後進に道を譲り、個人の仕事ではなくもう少し大きな仕事として組織を動かす業務へシフトしていくことが肝心です。

つまり、これまでの経験値を基に、判断業務に移行して「組織で働くから、組織を動かす仕事」にすべきです。

フラット化で管理ポストが削減される昨今で、サラリーマン人生を戦略的に生きるのであれば、好き嫌いにかかわらずそうせざるを得ないという事でもあります。

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https://mangahack.com/comics/3165/episodes/73064

だれも読まない「私の履歴書」を書こう!

「サラリーマンやるなら購読必須」と言われた日本経済新聞の朝刊最終面(文化面)に社会で成功したお年寄りが書いている「私の履歴書」というものがあります。結構面白い方と自慢話ばかりの方との差が激しい(そして必ず戦争の苦労話がある)のが玉にキズですが、ここに自分の人生を振りかえった「履歴書」が掲載されることが、ある種のステイタスとなっているようです。

振り返りという意味では、転職を考えていない方でも一度、就活時代を思いだして自分の履歴書を書いてみるといいと思います。まっつんの知り合いでも自分の市場価値を知るために、定期的に人材派遣会社へ登録して自身の価値を確認しているという人もいます。

✅履歴書を書くメリット

1.自分の人生の棚卸しができる。(職歴で自分の強みを再認識する)

2.資格や業績の鮮度が分かる。(バージョンアップ度合いを確認できる)

3.危機感をリアルに実感できる。(空欄が多い書くことがない方は危険)

資格は万能ではないという事を知る!

履歴書をかいていみると有利だと思った資格と自分の仕事が全く関係なかったり、実は資格なくてもよかったりしたことが分かると思います。就活生が資格に走るように、サラリーマンも後半戦で資格や大学院に走る方が案外多いのは、行動パターンが全く変わっていないことを示しています。資格も時代時代で流行があったり、実践的でない場合もありますから、注意が必要です。この履歴書を書くというプロセスは、あくまで自身のサラリーマンとしての価値を知るとための作業です。単純にサラリーマン人生の後半戦を戦うために武器を再確認する行為ということですね。

40代!振り返り(履歴書)を基に、未来を見通す!

さて、履歴書で自分のステータスを確認したら、サラリーマンの後半戦を戦うには心もとない武器であるという方もいらっしゃるでしょう。幸か不幸かい現代はこれからAI全盛時代!ネオ・デジタルネイティブの新人たちが、携帯端末でSNSを使って公私ともに楽しく生活しているのを見て、40代のオジサンは心穏やかではありませんね。最近はそうじゃない方も多いですけど。一般的には「逃げ切りの50代」「ゆれる40代」「不安な30代」と言われるサラリーマン。同じ会社で、同じ同僚、そして会社と自宅の往復で過ぎ去る日々、これでは、レミングが海に向けて大行進をしているのとかわりません。(注;近年の調査でレミングには海にむけて行進する習性はないことが判明しています)

では未来を見通すにはどうすればいいのでしょうか?

1.仕事 (些細なことでも新しい世界観を作り出す努力をする)

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授のレポート「雇用の未来」では、現在ある仕事の実に47%は将来なくなっているとあります。残った53%の仕事も、その中には機械化するものやそのうちにAIに取って代わられる仕事もあるでしょう。しかし、いまのところは、AIは既に存在している仕事をより効率的にローコストで作業するものであり、自分の世界観やストーリーに他者を巻き込んでいくような、新しい世界観を作る仕事はできません。「とあるシリーズ」でいうところの、自分だけの現実(パーソナルリアリティ)が重要です。作品のキャラクターのような性格破綻者である必要はありませんが、他者と異なる世界観を作り出すことはしばらくAIにはできない分野でしょう。

2.人的財産形成(会社以外のコミュニティー獲得)

40代以降は、引退後を目指して、会社以外のコミュティへの参加や人間関係を構築していく必要があります。60歳定年から100歳まで生きたとしても、24時間×365日×40年=350,400時間です。20年の老後の延長で175,200時間も伸びました。60歳や65歳でリタイヤしてそこからこの膨大な時間を共に過ごす気心のしれた仲間を探すことは、相当難易度が高いことでしょう。40代くらいから、いろんなコミュニティーに顔をだして自分に合う居場所を確保しておくことが必要です。

3.知の再武装 (学び直し・人的ネットワークの拡充)

この「知の再武装」とは、三井物産戦略戦略研究所会長であり、多摩大学大学院の学長でもある寺島実郎氏が提唱している「中年の危機」に対しての1つの「解」です。このグローバルの競争世界で、大学で4年間学んだだけで、その後の人生80年近くも活用できる知識を得ることは不可能です。大学卒業して10~15年で知識は完全に陳腐化していると思った方がよいでしょう。資格取得もいいですけど、社会人大学院の醍醐味は、人的ネットワークの拡大です。MBAを取得したあとで、ネットワークを活用して転職・独立する方も大勢います。陳腐化する知識に反比例して、人的ネットワークは付き合いが長くなればなるほど、強力に貴方の人生をサポートしてくれるはずです。ソーシャル・キャピタルの概念の提唱者でもあるロバート・パットナムは、その著作、「孤独なボーリング」(原著;Bowling Alone: the Collapse and Revival of American Community)で、コミュニティーをボンディングとブリッジングの2つに分けて説明しましたが、当然、橋渡しするコミュニティーの方が強いと指摘しています。

以上で40代!たった一枚の紙がその後の人生を変える理由について説明しました。実際この年齢で履歴書を書くことはほとんどの人はないと思います。

実際にまっつんも書いてみて愕然としたことを強烈に覚えております。(実際にあまりに真っ白だったので・・・。)

そんなに時間を要することではないので、一度、試してみても損はないと思います。

今回も最後までお読みいただきありがとうございます。

少しでも皆さんのお役に立てれば幸いです。

 ↓ じんじーずに興味のある方はこちらをクリックしてください。

https://mangahack.com/comics/3165/episodes/17848


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