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鬼になってしまった人に
何がトリガーになるかわからないな。強いて言うならば、そんな世界なぞ知らないに越したことはなかったと思うばかりの日だった。
東京の通勤ラッシュに見舞われたのは4年ぶりだと思う。町田から浅草までの道のりだったが、6時半に友人の家を出たのに着いたのは9時だった。確か満員電車を避けたいから、という理由で早起きをしたはずだったがおかしい。私達は何故か、振り向けば至近距離に人の顔がある空間に鮨詰めになってい
たまごタルタルのチキン南蛮炒飯
今日は暑い。お腹が空いたから近所のドラッグストアにお弁当を買いに行った。かつ丼弁当がいいなぁ。そう思って行くとエビフライ弁当しかない。僕はエビが苦手だ。困っちまった。お、何だこの長いタイトルのお弁当は!
たまごタルタルの〜、、、長え!これでいいや。
レジは白髪のお婆さまの後ろに並んだ。彼女が振り返って僕の手元を見る。
彼女はニコッと笑って
「先どうぞ」
僕は戸惑って応える。
「いやいや、良いで
誰が思い出を遮るのか
GW中、旅をしていたら父親から母親の緊急入院の連絡がありまして、しかも大腿骨骨折で緊急手術という何とも痛ましい。
手術は無事成功し、母親はもう歩行器で歩いているらしいのですが、そんな母親から電話が来た。
ん?通学団があるよな?と思いつつ聞いてみると
しかも、連絡網が機能しておらず、小学一年生の甥っ子は集合場所に行っても誰もいないことで焦り家に帰ってきたことがあるそうだ。
ここで、この子が家に帰
二話【それぞれの行き先】
「驚いていない様子だね。ここに来るの何回目?(笑)」
大男が少年に問いかける。
「え、いや、1回目だと思いますけど。そんな何回も来れるところなんですか?」」
「いや、なんでもない。ところで少年よ。名前が欲しくないか?そのままじゃここで生きていくのに困るだろう。」
「生きていくって(笑)僕はもう死んでるんですよね?おじさん変なこと言いますね。じゃあ死ぬってどういうこと。」
少年は率直に聞いた。
一話【ようこそ黄泉の国】
少年はどうしてかそこに並んでいた。
淡いピンクの空に大蛇みたいに伸びた人の列の中腹に少年はいた。
「お兄ちゃん、ここがどこだかわかるかい?」知らない世界の知らない男が、振り返って聞いてきた。
「ん〜、わからないしおじさん誰?」
少年が答えると男は目を丸くして言った。
「なんで敬語を使わないんだ!全くどういう教育を受けているんだ、目上の人にはなぁ.....」
あまりにも非現実な景色の中、あま
モロヘイヤってすげえ名前だなぁ
モロヘイヤってなんなんですかね
モロヘイヤって口に出すほど「なんなんだお前?」感ありませんか?
急にその事実に続いて眠れなくなってしまった。
とりあえずググってみるとアラビア語!?
モロヘイヤってアラビア語が語源らしいです。
和名はシマツナソ、またわけわからん名前が出てきた。
ツナソってなんなんですかね。
そもそもモロヘイヤってどんな味でしたっけ。
マリク!?今度は遊戯王の話になってきました
タイトルが思いつかなかった
たぶんこういう時は直接語りかけられるより、なんとなく自分のことかもしれないってくらい遠い場所から声をかけられた方がスッと心に響くよね。
そのうちこれに気づいて読んでくれると思って書きます。
何やら死にたくなったんだってね。
よく話してくれました。結構勇気のいることだと思います。こんな理不尽な世の中だから、当たり前だよって思う。大袈裟だよって周りは言うけど、想像もしてなかった酷い事は、引き当てた人
みなもに映るのが星空であって欲しい
汚れた日本庭園の池は、ゆらめく木々から漏れる木漏れ日で照らしても酷い醜態を晒している。波たつ水面に映る世界は絵の具を混ぜたように混沌としていた。
風が止むと、水面は煌めき始めた。
そこには天の川があった。
少しの願いだった。みなもに映るのが星空だったら、と。
二眼レフはあの日の視点
趣味でフィルムカメラを使っているんですけど、最近頻繁に使っているのがこの二眼レフカメラ。このカメラは上部にファインダーがあってそこをパカってするとレンズの先の景色がワッと見えるんです。
それでこのカメラってウエストレベルって言うんですけど、上から覗くからどうしても視点が腰の高さくらいになるんですね。
そうすると大体小学校低学年くらいの目線になるわけです。
大人を覗くようなもんなら見上げることしか