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同じ趣味の人と会う幸せを娘にも

5歳の娘は鉱物や宝石に興味があるのだが、幼稚園で同じ趣味の子が多いかと言えばなかなか見つからない。

やはり周りの女の子はプリキュアのような可愛い感じが好きな子が多いのだ。(幸いディズニープリンセスも娘は好きなのでその繋がりはある)

私は多趣味で同じ趣味の人を見つけるのは大人になればいくらでも手段があるなと感じる。オフ会に参加したりSNSで繋がったり、色々とあるだろう。
しかし、5歳の娘にとってその手段はまだない。
幼稚園と家が生活のほとんどを占めるのだ。私は石が好きだから、一緒に図鑑を見てとても楽しいし、色々発見もある。でももっともっと、世界は広いと娘に教えたかった。

そんな時に出会ったのがこのチラシだ。

益富地学会館主催の〝石ふしぎ大発見〟

見つけるや否や即座に娘に見せた。
案の定娘は「行く!!これ行きたい!!!」と前のめりな回答だった。

行く日の当日、他のイベントで回りたいものとかぶっていたので午前中は別の方に行っていたのだが、ご飯を食べて眠たくなっていた娘。
今から石見に行くけど大丈夫かなぁ、、という私の心配は杞憂に終わり、会場に入った途端目を輝かせて私を置いていく勢いでずんずん進んでいく。

入ってみると私と娘の興味を示すものは同じだったり違ったり色々と面白かった。
販売してるブースでは石について色々教えてもらい、合間に私が買ったりしつつ進んだ。
娘がものすごく真剣に見ながら、メモ用紙に書けるようになりたてのひらがなと石の絵を描いていたら「5歳で石好きなんだねー!見方でわかるよ、好きなの!」と言われていた。


書けるようになりたてのひらがなで一生懸命書いた目次
石を観察しながら一つ一つ書き足していく

ほぼ全部見終わって、娘が「っはー!!」と楽しかった余韻に浸ってる時に私は娘に話した。

「ここにきてる人はみーんな石が好きな人なんだよ。幼稚園にはまだ同じ石好きな人少ないかもしれないけど、おもちちゃんと同じで石が好きな人はこんなにいるからね。」って言うとちょっとびっくりしつつもワクワクしてるように見えた。


〝同じものを好きな人がこの世にはこんなにもたくさんいる。〟

私が伝えたかった事を娘は感じ取ってくれたと思う。

石について聞いてみたことや、初めて教えてもらった事は娘にとってかけがえのない時間になっただろう。

家に帰ってからも、どんな石があったっけ?お母さんこの石もあったよね?!と言いながら、自作の図鑑を開いてまたメモに書き足している姿を見て私は嬉しかった。

無駄なことは人生において何もないと私は思っている。だからどうか娘には好きな事を思うがままに突き進んで欲しい。

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