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この世界が色あせて見える時もあるよね。

こんにちは。
『またよみ協会』 なばた です。

先日、娘が生まれてきた時の日記を読む機会がありました。
娘の誕生した喜びと、初々しい初心表明が書かれていました。

その中で、

『この世界の素晴らしさをたくさん感じて、「生まれてきて良かった」と思えるように。』

とあって、
私がもし当時の状態のまま、今出産していたら
このままの文章だったかなぁと考えてしまいました。

出産すると急に生活スタイルが変わって、行動範囲が狭まって
生きている世界が小さくなったように感じるのに、
今は世界中の人達もそう感じる生活を過ごしています。
ということは、妊娠中産後の世界はそこからもっと小さい。

これから出産を控える妊婦さんや幼い子を育てるママ達は
子どもの誕生、成長の喜びを共有したい人達になかなか会えなかったり、
手助けをお願いできず、ひとり頑張らなければならないシーンが増えたり、
子どもに見せたい体験させたいことができなかったり、
通常以上に神経を使わなければならなかったり、、、、
不安や憤り、もどかしさを感じながら毎日過ごしていると思います。

3歳の娘を育てる私も、仕方がないと分かっていても
なかなか思うように進まない日々に、娘の未来に想いを馳せることも多々です。
きっと昔の私なら「見せたかった世界を全然見せられてない!」と嘆いていたと思います。

そんな時は、絵本を読んでみてください。
お子さんのためにも、自分のためにも。

またよみ協会のインスタグラムでは
主に赤ちゃん絵本をご紹介していますが、
絵本に描かれている世界やテーマはとても幅が広くて深いです。

私は、(おそらく娘も)
新しい絵本を開くたびに新しい世界に出会う感覚があります。

狭くなった世界を、絵本は広げてくれます。
知らなかった世界も見つかると思います。
貴方の好きなもの、好きなこと、好きな場所、
知らないこと、気づきもしなかったこと、感じたことないこと
見たこともないこと、いろんな発見があると思います。

そして子どもと向き合う読みきかせの時間が
何にも勝る気分転換と癒しと楽しい時間になると思います。
だからこそ、読みきかせの方法や絵本を通した子育てのこと
知ってほしいなぁと心から思います。

忘れそうだったこの世界の素晴らしさを思い出させてくれたり、
今生きている小さな世界にも楽しいこと豊かなことがあって、そう悪くもない。
そんな風に思えるのではないかと思います。

絵本は優しいです。
絵本はいつだって味方です。
またよみ協会もそうありたいなぁと思います。



2021.8.20
またよみ協会 名畑 奈津江





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