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子どもが産まれると出来なくなること


またよみ協会 たけだ です。

出産の前後で、生活がガラッと変わるのは当たり前のことなのですが、それを見据えて、マタニティ期に産後の生活をイメージして、行政や周りを頼って必要なサポートを得る準備をしたり、家事、子育てがしやすい家に整えたり、役割分担を確認したりする事で、新しい生活に対応しやすくなります。

そういう意味で、マタニティ期に色々と知っておくことは大切なのですが、

またよみ協会がマタニティ期に、絵本や読みきかせ、待ちよみの概念、絵本導入期の5要素について知って欲しいと願う、もう一つの大きな理由は、

子どもの前で、子育ての悩みを口にして欲しくないから!

子育て広場などで、子どももその場にいるにもかかわらず、みんなで子どもの悩みをシェアしあったり、相談したりする光景を目にします。

子どもは聞いてますよ。どんなに小さくても。

子どもからしたら、自分の悪口を、みんなに言いふらされているも同然。

マタニティ期に知る機会がないと、いざ産まれてから、絵本そろそろ読ませた方が良いのかな?となった時に
選び方が分からない。
でも、子連れで書店に長居は出来ないし、あれこれ調べるために、我が子そっちのけでスマホと睨めっこ。

やっと選んで読んでみたら、破られる、投げられる、食べられる(笑)、勝手にどんどんめくられる、前のページに戻ろうとする、話しかけて来て進めない、そもそも興味を示さずどこかに行ってしまう…などなど、悩みが溢れ出します。

そうなってから誰かに相談したくても、我が子が常に一緒にいるので、聞かれないように質問することも難しい。

そこで、またよみの出番!!
絵本と読み聞かせについての知識と、読みきかせを始めると出て来がちなお悩みに対する考え方、それらを通した、子育て全般に通ずる考え方を産前に身に付けておくことで、産後、「パパママに自分の悪口を大勢の前で言いふらされる子ども』を減らすことが出来ます。

ただでさえ、謙遜が強く、我が子を人前でけなしたり、せっかく褒めてもらってもそれを否定してしまうことが多い日本。

子ども達もひとりの人間として尊重され、無自覚な大人に傷つけられることがないような社会になることを願っています。

そのためには、子どもの相談を子どもの前でしてしまう親を責めるのではなく、そうしなくても良い常態になるようなシステムを作ること、正しい知識を広めることが大切だと考えています。

2021.7.10  

またよみ協会 武田多佳子

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