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怖いということ

 怖い話を書いていて、これ、本当に怖いかなと不安になる。怖いという事は、ホラーの場合は作品の面白さに直結する訳で、怖くなければ面白くないという事。想定している読者は、目の肥えた怖い話が好きな人たちなので、その人達に楽しんでもらえるのかがカギ。
 生理的な恐怖を題材にしているので、心霊とかそういう類を書くよりも、少し難しいかなと思うけれど、心霊現象を題材にしても、直面する壁は同じかもしれない。
 怖い話は、怪異に巻き込まれる主人公が、どういう選択をしてその怪異と対峙するのかという中盤と、クライマックスが見せどころ。そこの表現次第で、作品の質は変わるような気がする。因果関係を今回はシートにして、話の構成を作り込んだので、最後までは書けそうな気がしているが、いつもの「これ、本当におもしろいかな」というネガティブの前触れが訪れて、書くスピードが落ちている。
 最後まで書ききるというのが、今回の目標なのに、欲が出て、面白いモノを書きたいと願ってしまう。自分のレベルはそこじゃない。とにかく、書ききる事で、次につなげるというレベルでしかない。反省点を探す為に書いているようなモノ。
 かといって、自分で言うのもなんだけど、文章が上手くなってきている。文体というのができかけている。過度なオリジナルをだしている訳ではなく、もっと自然になってきている。
 とにかく、期間内にここで発表できればいいなと思います。

一日延ばしは時の盗人、明日は明日…… あっ、ありがとうございます!