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【正面対決】2023明治安田生命J1リーグ第24節 横浜FC vs セレッソ大阪 マッチプレビュー

こんにちは、Masyuです。今回もご覧いただきありがとうございます。

前節は厳しい内容ながらもアディショナルタイムに進藤のゴールで追いつきました。今節は関東アウェイ連戦でニッパツ三ツ沢球技場にて横浜FCとのリターンマッチとなります。


前回対戦

リーグ戦での1試合目は5月28日にセレッソのホームでヨドコウ桜スタジアムで行われ、2-0でセレッソが勝利し、リーグ戦3連勝を記録することになりました。

前回対戦のスターティングメンバー

セレッソは連勝中レオセアラとコンビを組んでいた加藤陸次樹が欠場。ボランチで出場していた奥埜を1列上げ、鈴木徳真がボランチに入ります。
鈴木徳真は4月9日以来の先発出場となりました。
一方の横浜FCは前節からの変更はありませんでした。

この試合で違いを見せたのは香川真司。バランスを取る従来のボランチとしての仕事はもちろんのこと、機を見た上がりからハーフスペースに侵入するなどまさにBox to Boxの選手としての動きを見せてくれていました。
最近は中央に留まることが多く、それが暑さのせいなのか、指示なのかは定かではありませんが、もう少し攻撃的な香川真司が見てみたいと節に思います。

そんな中、クルークスの年間ベストゴール未遂もありましたが、前半43分にセレッソが先制。これも香川が起点。相手ゴールキックからのセカンドボール争いを制した香川が右サイドに展開。そのまま右のハーフスペースに侵入し、ボールを受け相手3人を引き付けてフリーの毎熊へ。ダイレクトのクロスボールが為田が頭で合わせました。
この香川のようなその動きがそのままゴールに繋がらなくともフリーの選手を作ることができる動きをボールを持てる相手には積極的に行っていきたいところです。

その後、後半開始早々の山根の決定機、山下のスピードなどからピンチも招きますがどれも決定的とはいえず。逆に終盤に中原がゴールを決めて2-0での勝利となりました。

横浜FCは守備のスタンスがガン引きなのか、積極的にプレッシングに行くのかがはっきりせず、セレッソとしては間延びした中盤〜DFラインを上手く出し入れしながら突けた試合だったと思います。

今の横浜FC

前回の対戦から8試合で1勝3分4敗。わずか1勝と苦しい状況になっています。

ビルドアップは立ち位置の可変こそ行うもののロングボール中心。
このロングボールも堅守速攻のようにボールを奪取したらすぐに放り込む、というケースよりもある程度陣形を整えて、自分たちのポジションからセカンドボール争いを制するように意識しているように思えます。
最近ではシャドウの位置に本来長身CFの伊藤翔を使っており、その色はさらに強まっています。

守備は撤退ベースで、プレスを仕掛けたとしてもボランチが出ていくことは少なく、プレスと徹底のバランスはある程度統一されている印象です。

そのような中でキーとなっているのはCFを務めるマルセロ ヒアン。絶対的エースだった小川退団後にCFとして定着し、188cmの身長を活かしてひたすらロングボールに競り合います。
J2時代は途中加入して、スピードでぶち抜く理不尽枠だったはずなのですが、チーム事情を鑑みてポストプレーもこなす優良外国人選手です。

彼と184cmの伊藤翔のポストプレーに、こぼれ球を狙うのが50m5.8秒のスピードが武器の山下。まずは守備から、序盤から圧倒されないように気をつけていきたいものです。

予想スタメン

予想スタメン

セレッソは前節からの変更は恐らくなし。1週間空いたことですし、ここ数試合勝利こそありませんが、ベストメンバーはこの選手たちでしょう。
マルセロヒアン対策にヨニッチの先発があるかな?くらいですかね。

横浜FCは移籍最終盤で出番を失っていたウィンガー長谷川・新井をレンタルで放出。
メンバーも下位クラブには珍しくかなり固定傾向にあったように思うので仕方ないかなと。
前節のスタメンからは守備の要であるマテウス モラエスが出場停止。吉野が代わりに入ることになりそうです。

セレッソとしてはまずは相手のロングボールへの対応。セカンドボール争い。ここは激しくなりそうなので制していきたい。そして、横浜FCの最も失点数の多いパターンは16失点でクロスから。色々なクロスを入れて、レオのゴールに期待です。


ひとりごと

私自身、前節の柏戦の内容は「今シーズン最悪の内容」とTwitterに愚痴ってしまいましたが、自分たちのストロングを活かす、という姿勢自体は間違っていないはず。

今の自分達のストロングとはサイドの突破力であり、DFラインを押し下げてからのクルークスの可能性のあるミドルシュートであり、レオの決定力であり、ポストプレーであり…。それらのストロングを活かせる試行回数を稼ぐという意味では今のサッカーは筋が通っていると思います。(Twitterで誰かが言っていたことに似ているかもしれません、スミマセン)

また、必ずしもチーム全員、更には先発11人でさえも全員のストロングを活かすということは困難です。例えば誰かのドリブル突破を活かすためには、その空くスペースをカバーしなければいけません。そのカバーする選手にも様々なタスクが与えられており、他のタスクに優れていてもカバーには優れていないなんてこともあるでしょう。

というわけでまあ、何が言いたいかというとチームに完璧なんて存在しないということです。何かを得るためには何かを失う必要がある。バランスを調整する必要がある。あれもこれも叶える…は性質上困難ですよね。

でも期待してしまうサポーター(私)…。親心というものは難しいものですね。

以上!


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