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【真似すべきはカンテ&小泉】2023明治安田生命J1リーグ第25節 セレッソ大阪vs名古屋グランパス マッチプレビュー

こんにちは。Masyuです。
セレッソ大阪は前節、公式戦3戦未勝利からの脱出を賭けてアウェイで横浜FCと対戦。無事1-0で勝利し、久しぶりの勝利となりました。
今節は前半戦好調の時期に対戦しながらも敗れた名古屋グランパスとのホームゲームとなります。

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前回対戦

前回は16節のアウェイゲーム。セレッソは4連勝、名古屋は3連勝をかけて望む当時好調なチーム同士の1戦となりました。
先発メンバーは以下の通り。セレッソは前節からクルークス→カピシャーバ。

序盤ペースを握ったのはセレッソ。カピシャーバと為田の両翼が高い位置を取り、攻撃に強みを持つ相手両ウイングバックを押し込むことに成功。ジンヒョンのミドルパスを巧みに使いながら相手ボランチの脇のスペースを使うことができていました。
4分で先制できたこともあり、カウンターが中途半端な名古屋の裏を取りロングボールでの前進を続けます。

しかし、失点してからウイングバックの森下・和泉が下がってカピシャーバ・為田に対応するのではなく、丸山・藤井のサイドのCBが対応する方向にシフトチェンジ。
奥埜やレオセアラが空く回数も多くなるリスクのある方法ですが、前からセレッソの両SBにも圧力をかけていくようにしていったことで、出しどころのなくなったフィフティーのボールを名古屋が回収できるようになっていきます。
押し込まれても積極的にユンカー・永井がSBの裏を狙って陣地回復、ゴールを脅かすシーンも増えてきます。
同点のシーンはヒューマンエラーの側面もあるとはいえ、積極的にWBが飛び出すシチュエーションを作り出すことに名古屋が成功していたのが大きかったように思えます。
追いつかれたことで守備の際にも完全に引く、よりも人について行くシーンが多くなり、そんなに焦ること無いのになあと思っているうちにセットプレーで逆転、マテウスに一人で崩され3点目を浴びることになりました。
前半のうちは選手間でのプレー選択を統一することができず、リスク管理があやふやになることを修正することができませんでした。

後半はびっくりの53分までに4枚替え。オープンな展開になりますが、ハンビンのリーグデビュー戦ながらのナイスセーブに救われつつも目ぼしいシーンは作れず。
1-3での敗北となりました。

前回対戦のスタメン

今の名古屋グランパス

何と言ってもマテウスの移籍によってプラン変更を余儀なくされている印象です。代わりに取ってきた森島はタイプが違い、どう組み込んでいくのかなと思っていましたが、それが見えてきたのが前節の浦和戦の後半。もちろんビハインドを背負っていたということはあると思うのですが、浦和は下がり目に、名古屋がボールを保持する時間が続きました。
最終的には負けてしまいますが、森島は目を見張る出来。マテウスほど自由に動く、というわけではありませんが、必要な場所に動き、積極的にハーフスペースを突く動きを見せ、多彩な動きで浦和の守備陣をかき乱しました。
引いた相手を崩すという面では、彼が球出しをできるおかげで稲垣のプレーエリアが高くなっていた、そんな印象もありました。

名古屋の平均ボール支配率は42.8%でリーグ18位。50%を超えた試合は彼らの意図と異なる試合になっているということになると思うのですが、該当する6試合で1勝しかできていません。(逆に50%を下回れば1敗しかしていない。得意な試合展開を作ることができれば負けない強力なチームです。)
森島を獲得したのはこの部分をモノにしていくプランBを作っていきたいという意図の表れだと思われます。

予想スタメン

予想スタメン

セレッソは変更無しで予想。
毎度名古屋グランパス戦で序列を落としてしまっている鈴木徳真は今回はどうでしょうか。逆に浮上のきっかけにしてほしいものです。

名古屋はまず森下が離脱するほどの怪我なのかそうでないのか。浦和戦では痛めての途中交代になっていました。彼が離脱となれば、河面や内田が代わりを務めることになりそうです。
また、左CBの人選がどうなるか。ここ数試合は河面がスタメンを奪っていましたが、先日の浦和戦では怪しい動きもあり45分で交代。出てきた丸山は対人もさることながら、精度のいいロングボールでビルドアップに貢献していました。
今回は前回対戦でゴールを決めている(決められている)こともあり、丸山の起用を予想します。
負傷離脱中だった和泉は練習に復帰した模様。ベンチには入ってきそうです。

レオの相方の動き

セレッソが名古屋の守備網を攻略する上で参考にしたいのが、浦和のカンテと小泉の動き。

相手の守備の要の中谷は基本的にはCFにマンマーク気味に付く傾向があるのですが、この試合では両サイドのCBが浦和の両SHを対応する形になっていたため、トップ下の小泉はボランチの片方がケアするような感じになっていました。
この状態のままであれば問題なかったのですが、出場していた45分を通じて小泉は積極的に裏抜けを仕掛け、中谷に小泉についていく為にカンテを離すのか、ボランチに後ろ向きになってでも小泉を捕まえさせるのかの択を強いらせました。

こういった場合はカンテをボランチに引き渡して、自身が前向きに小泉を捕まえるというのが定石になりますが、このボランチへの引き渡しというのがうまく行っていなかった印象で、カンテが少し下り目の位置でフリーの状態でボールを引き取ることができていました。

セレッソとしてはこのようなツートップの連動性、【常にツートップは逆の行動をする】というのはこの試合で模倣していきたいところであり、レオの相方を務めるであろう上門や渡邉、北野には期待したいところです。
レオを真ん中で受けられるようにして、相手を真ん中に密集させ、サイドへ。得意のサイドから切り裂いて、最後は中で合わせる。
綺麗な中→外→中の攻撃を見ることができることに期待したいです。

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