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【今年は違うぞ】2023明治安田生命J1リーグ第10節 セレッソ大阪 vs サンフレッチェ広島 マッチプレビュー

お久しぶりです、Masyuです。
ガチで就活がしんどすぎて先週はお休みさせていただきました。
今週は多少マシになったので書いていきます〜〜〜〜。

今節の相手は昨季5回やって一回も勝てなかった「宿敵」サンフレッチェ広島です。

〈注意〉
本ページの内容(特に戦術)は全て筆者の主観によるものです。その正確性についてはご了承ください。
これからも勉強します!

◆対戦相手:今季のサンフレッチェ広島

順位:5位
勝ち点:17(9試合5勝2分2敗)
12得点7失点
直近3戦の成績:
J1⑧ vs横浜FC(A) ○3-0
LC④ vsヴィッセル神戸(H) ○2-1
J1⑨ vsFC東京(H) ●1-2

開幕してから3戦は2分1敗と波に乗れずにいましたが、そこから怒涛のリーグ戦5連勝。本当に強いチームです。

裏付ける数字をいくつか紹介すると

👑攻撃回数 リーグ1位
👑ペナルティエリア進入回数 リーグ1位
👑シュート回数 リーグ1位
👑チャンス構築率 リーグ1位
👑被シュート回数(シュートされた回数) リーグ1位
👑被チャンス構築率(相手の攻撃のうちチャンスを作られた確率) リーグ1位
👑被ゴール期待値 リーグ1位(0.646点)
🥈ゴール期待値 リーグ2位(1.812点)

Football LABより

…昨季(少なくとも結果は)蹂躙された身からすると恐ろしすぎる数字が並んでいます。
ただ、決定力の低さが足を引っ張り(リーグ16位)現在の成績になっているようです。

■去年との違い①:WBの人選

昨季は長年広島に在籍する柏が左WB、鹿島に移籍した藤井が右WBを務めていました。どちらも突破力に優れている選手です。

対して、この試合スタメン出場が予想されるのが左WB・東、右WB・越道(こしみち)。
大きくキャラクターが異なる2人です。

東は、ビルドアップの出口になりつつ、最後はクロスに飛び込んでいくオールラウンダータイプの選手です。
今年の広島のビルドアップは3バックの形に加え、可変して後ろ4枚の形も取ってきます。その場合は左WBの東が降りてきて、右CBの塩谷が右サイドいっぱいまで開きます。

4枚を形成する
裏への飛び出しを武器とする川村が1列前に出るため、
相手はどう捕まえるかで悩む
佐々木が自由に使えるスペースが出てくる

こうなったときに武器となるのが佐々木・東の左足のキックの精度
この状況のままであれば佐々木はフリーでパスを出せるし、右SHがプレスに来れば、他の選手がピン留めされているため連動してプレスに出てこれず、東がフリーで持てます。

佐々木はJ在籍時の瀬古歩夢よりも精度がいいキックを持っており(あくまでデータではありますが…)、東は筆者的にかなり驚きでした。
サイドから逆サイドに広げる大きな展開のパスや、低い弾道のキックをダイレクトで正確に届けられる等、「サイドの司令塔」だなと率直に思いました。

また、2人とも180cmと大柄で、守備・攻撃ともに厄介になることは間違いないでしょう。

■去年との違い②:野津田の相方

昨シーズンは1アンカー、2ボランチともに野津田が不動の存在で、2ボランチ時にはセレッソにも在籍していた松本泰志が相方を務めてきました。

しかし、今季は結果が振るわなかった2戦以降、野津田の相方として川村(5試合スタメン)・東(2試合スタメン)が選ばれています。

役割としては大きくは変わっていません。前プレにも積極的に参加し、攻撃では3列目からダイナミックに裏抜けを狙っていくことが求められています。
松本泰志はこれが抜群に上手かったです。

少し変わっているのが、ビルドアップ時にも少し前目に陣取るようになったということ。
そこで松本泰志のコンディションもあって、より個人に打開力がある、味方を使う側にもなれる川村・東が選択されているのではないかと予想します。

◆予想スタメン

両チーム前節からの変更はないと思われます。

◆プレスを躱わせ!

データ上、最強もに見えるサンフレッチェ。実際に試合を見ても隙はかなり小さいチームです。

ただ、穴がないわけではありません。
私はサンフレッチェの弱点はプレッシングだと思っています。

彼らのプレスは強度+3バックの対人能力によって構成されています。
猛烈に強度のあるプレスをかけ、苦し紛れのパスを対人最強の3バックで奪い取る。そんな感じです。
マリノスは比較的近いボール奪取の形を持っていますが、マリノスは極端にボールサイドに圧縮することが特徴的な一方で広島は全体の陣形をあまり崩すことを良しとしていません。

よって、全体のカバー範囲が広くサイドチェンジにも対応できる一方、相手が自由に使えるスペースも広くなっています。

この点を踏まえてガンバ大阪戦での失点シーンを見ていきましょう。

全体を崩さないために野津田が開けた場所を川村が埋める

広島は強烈にプレスに出ていくときの連動性・強度に強みがある一方で、【後ろのパスコースを切りながらプレスに出る】という意識が低いように見えます。
陸次樹だったり、ジョーが上手いプレッシングですね。

この場面も満田(右WB)はそこまで後ろを意識せずプレスをかけています。(中を締める意識はある)
それは対人最強の3バックがいるからであり、次の選手が絶対プレッシャーをかけてくれるという信頼感があってのものです。

サイドに無償で展開されたところに約束通り塩谷が出ていきますが、するとその後ろには広大なスペースが。CMが出ていってもいいですが、広島はCMの選手を中から動かしたがりません。

本来は荒木がスライドしてカバーすべきですが、相手のCFが気になり対応が遅れます。

このあとは宇佐美が個人技でゴールを決めます

このように狙い目は3バックの間
3バックの間を広げるために早めに外・外に展開していくこと。
これがサンフレッチェ広島の攻略方法になるのではないでしょうか。

そのためにはセレッソとしては個々が適切な距離を保てるかというところ。
密集を作ってしまうことは対人が強い広島相手だと悪手になります。

お互いを信頼して、プレスを誘いこめるか。鳥カゴのように相手を嘲笑うかのようにサイドに展開できるか。そして、裏を狙う奥埜・香川に注目です。

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