【強いやつが強い】優勝するために必要なこととは
セレッソ大阪は30周年記念イヤーの今季、優勝を掲げてシーズンを望むことになりました。
優勝争いに食い込めそうで食い込めなかったここ数年。優勝するためには何が必要なのでしょうか。
過去5年のJリーグから傾向を見ていきます。
過去5年の優勝チームは以下の通り
2019 横浜F・マリノス
2020 川崎フロンターレ
2021 川崎フロンターレ
2022 横浜F・マリノス
2023 ヴィッセル神戸
まずは勝ち点の推移からヒントを探していきます。
最終勝ち点
最終勝ち点は70〜75くらいで優勝が確実と言えるのではないか。
1試合あたりの必要勝点は2.2ほど。
スタートダッシュ(1−5節)
開幕戦で負けているチームはいない。必勝。やはり勢いというものは存在するなということを改めて感じる。
ラストスパート(残り5戦)
勝率7割。ここは避けて通れないここ数年のセレッソの課題。
終盤戦で新しいことを試しているのではなく仕上がっている状態を作らなければいけない。
連敗
登里も言っていたが優勝するチームは連敗をしない。
負けた次の試合
目立つのは神戸の勝負強さ。結局こけないチームだった。
中断明け
代表ウィークの次の試合の成績。カップ戦や親善試合は含めずあくまでもリーグ戦の間隔を考える。こちらも苦手意識を持っているサポーターも多いのではないか。
これを全体の勝率と比較すると以下の通り。
左が全体、右が中断明けの勝率だ。
中断明けというのはコンディション調整や相手に対策を立てられやすいことを踏まえると上位ほど勝ち点を得ることが難しくなっていくと考えられる。
その中でしたたかに勝てるか。
得点数
1試合あたりの得点数は1.8〜2.6。1試合2点ほど取る爆発的な得点力が求められる。
失点数
1試合あたりの失点数は0.8〜1.1。
クリーンシート
得点者
2019 横浜F・マリノス
2020 川崎フロンターレ
2021 川崎フロンターレ
2022 横浜F・マリノス
2023 ヴィッセル神戸
太字は二桁得点者だが、どのチームにも該当者が複数人いることがわかる。
夏補強のブーストは必要か
2019 横浜F・マリノス
2020 川崎フロンターレ
2021 川崎フロンターレ
2022 横浜F・マリノス
夏補強があると優勝への本気度がなんとなく伝わってくる(Ex. 22-23のアーセナルなど)が、ことここ数年のJリーグの優勝チームに関してはそこまで大当たりというのは見受けられない。
特に三笘の後釜として獲得されたマルシーニョは翌シーズンから大爆発するものの当シーズンに限ればあまり振るわず。5月に移籍した前田大然の枠に獲得したヤンマテウスも最終盤で片鱗を見せるもシーズン中はあまりハマっていなかった印象だ。
一方で2019のマリノスは当時2位で三好、天野の海外移籍を受けてエリキ、マテウス、渡辺など実力者を確保。WGでゴリゴリ切り裂く傾向を強め、優勝を掴み取った。
前年からの積み上げ
今回見ている5チームのうち前年から監督が変わったのは1チームもない。
マリノスはポステコグルー2年目とマスカット2年目、フロンターレは鬼木体制4,5年目、そして神戸の吉田監督は前年の途中から就任している。
日程の余裕
同シーズンにACLに出場したチームは2021フロンターレと2022マリノスの2チーム。ACL出場チームが軒並み順位を落とす中素晴らしい成績。
ただ、ここ数年の秋春制は今までよりは影響が少ないように思われる。
結論
勝たなきゃ勝てん
(強いやつは強い)
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