増田朋美

箏弾きです。箏引きとして日々感じてきたことや、着物についての事をつづります。わかりにく…

増田朋美

箏弾きです。箏引きとして日々感じてきたことや、着物についての事をつづります。わかりにくいと言われる着物のルールの事、箏についてのエッセイ、作曲した曲の画像などをいろいろ載せています。一部有料記事もありますので、お問い合わせください。質問疑問は遠慮なくどうぞ。

マガジン

  • おもしろい呉服店

    これまでに利用してきた呉服店(リサイクル着物販売店)の中で特に面白いと思った店をまとめました。店選びに迷った方の参考になれば幸いです。

最近の記事

着物と洋服のフォーマルウェアについて

皆さんこんにちは。暑い日々が続いてますね。5月でもう台風です。なんだかちょっと早いのではないか?と思われますが、まあ、事実なので、受け止めます。それにしても、時間のたつのは早いなあと言う感じですね。 さて、本日は、着物と洋服のフォーマルウェアについてのお話。着物は、ご存知の通り格分けが厳しいのですが、それがめんどくさいという方も良くいますので、洋服ではどうなんだろう?と思い立ち、ちょっと調べてみました。そうしたら、洋服のフォーマルウェア、いわゆるよそ行きは、なんと7種類もあり

    • 憤りを感じる値段の訪問着です。

      皆さんこんにちは。最近暑くなってまいりました。今年も熱中症に気をつけて過ごしましょう。着物ですと、あまり暑さを感じないのですが、浴衣より、絽とか紗のほうが涼しくて実用的なので、おすすめです。 暑さの熱中症ではなく、着物に熱中している私です。 さて、本日のお話は、こちらの訪問着です。緑に、扇や菊などを入れました、綸子生地の訪問着です。 素晴らしい、綸子のお着物なのに、値段は1500円しかしませんでした。送料もつかず、実質的に支払ったのは、1500円だけです。そのくらいの値段だ

      • 半幅帯の本。

        皆さんこんにちは。本日は曇っていまして涼しいですね。暑いよりは良いのですが、何を着ようか迷ってしまう気候です。単衣袷もそうですが、色や柄などで何を着ようか迷うのではないでしょうか。そんな迷いながら着物を着るって、良いですよね。迷いながら、良い着物を探していくのは、人生そのものみたいな気がして、感慨深いものがある私です。 さて、本日は、良くこのノートWEBサイトでも言われるんですけど、読んだ本の感想をノートに書いて見ませんか、といわれるので、それを書いてみます。でも、感想という

        • 自分のペースで着物を着よう。

          皆さんこんにちは。今日は久しぶりによく晴れたと思ったら、夜になりましてにわか雨が降ってきました。やっぱり天気予報は、当たりますね。なかなか正確に伝えるのも、大変なんだろうね。 さて、本日の着物エッセイですが、本日のお着物は、ベージュに菊や女郎花などを入れた小紋着物に、赤色の半幅帯を合わせました。ちょっと袖が長い着物ですが、それが暑いときには涼しいのです。暑いときに袖の長いお着物は、意外に便利。 よく、着物を着るとなると、衣紋をしっかり抜き、襟を整え、袖丈は49センチとか、い

        着物と洋服のフォーマルウェアについて

        マガジン

        • おもしろい呉服店
          27本
          ¥100

        記事

          アンティーク着物のジャンル。

          皆さんこんにちは。今日は良いお天気でウキウキしてくる一日でした。ちょっと腰が痛いけど、それ以外を除けばお元気な私。それを生かして、いろんなところに出向いたり、仕事したりしているわけですね。元気が有ればなんでもできる、は名言ですね。 さて、本日は、ヒーリングのセッションに行きました。私は力を抜くのはとても苦手なので、こういう時間が、必要です。体のマッサージの、心版かな。定期的にマッサージにいったり、ジムで運動する方も多いと思いますが、私の場合は、こういうセッションです。 着物は

          アンティーク着物のジャンル。

          よく光る、魅力ある小紋です。

          皆さんこんにちは。少しづつ暖かくなってきたかと思ったら、今日は土砂降りの雨でした。よく降るなあと思いましたが、それでも今回は被害をまぬがれ。少々ほっといたしました。 さて、本日の着物エッセイですが、今日の主人公はこちらのお着物。紫に、白い花を大きく入れた小紋に、赤い半幅帯をあわせたスタイルです。 この写真だと紺に見えますが、実物は紫色です。口で言ってもわかりにくいのは確かですが、光に当てたりすると紫色に見えます。 このお着物のまず第一の魅力は、弱い光に当てると美しく光ること

          よく光る、魅力ある小紋です。

          風変わり!な小紋です。

          寒かったり暑かったりが繰り返される変な気候ですね。一日の中で気温差もあり、何だか、いるだけで疲れてしまう気候です。ほんと、どうなるか不安で仕方ありませんが、でも、生きて行くしかないだろうなと思います。 さて、本日の着物ですが、オレンジに亀甲を全体にいれ、ところどころに扇を入れました小紋に、水玉の半幅帯を合わせました。 亀甲という柄は、長寿を願う吉祥文様であり、扇も、豪華さをねがう縁起の良い柄です。ですが、入れ方は大変今風であり、古典柄でありながら、今風な感じになっています面

          風変わり!な小紋です。

          カジュアルな感じの訪問着。

          暑い一日でしたが、着物ですと意外に涼しいものです。背中の帯は重いけど、なかなか着物姿は涼しいなぁと思います。 さて、本日は三島市にて仕事に行きました。此のときは、大体訪問着なんですよね。最近は小振袖もよく登場してますが、やっぱり職場に対応するのは、訪問着が一番のようです。コンサートなどにも使えますが、訪問着といいますと、娯楽で着るというより、仕事で着用したいと思うのが私の基本的な構え方でいます。 本日の訪問着は先日購入した、訪問着をためしてみました。 薔薇を全体に入れた訪問

          カジュアルな感じの訪問着。

          みよしやさんありがとうございました!

          おはようございます。 連休が明けたあと、雨が降って、なんだかなあと思われるお天気ですが、本日も張り切って行きたいと思います。 さて、今年もなんだかバタバタして、慌ただしく終わったゴールデンウィークでしたが、連休最終日、川崎の親戚の家に行ってまいりました。 その中で、単衣の略喪服になる着物があったらいいなあという話になり、川崎から中野のみよしやさんへちょっとよってきました。どんな着物でも、1200円で購入できてしまう、すごい店です。まあ、着物をがさつに売っているとか批判もあるよ

          みよしやさんありがとうございました!

          驚くお値段です。

          こんにちは。今日は雨が凄く降って、よく降るなあと思われるお天気でした。気温差があり、疲れやすいお天気。いろんなことが休み休み。一度でやり通すことは少なくなりました。それが、新しい生活なのかなあ? さて、本日は、また恒例のシンエイさんにて、楽しくお買い物をいたしました。本日のお買い物は草履二足。こんなかんじの、草履を購入いたしました。 左の赤のほうが、一枚芯、右の銀の方が三枚芯です。 実は、草履も順位があり、どの着物にも同じ草履を履けばよい、ということはありません。だから、一

          驚くお値段です。

          アンティークはハードルが高いなあ。

          みなさんこんにちは。いつもありがとうございます。最近は暑くなってきて、なかなか体調管理に一苦労しています。ですが、着物ですと、意外に涼しく過ごせますよ。お試しあれ! さて、今回のお話しですが、私が着物の中でも一番苦手としているアンティーク着物を着たという話です。 アンティーク着物の定義は、大正から昭和初期に作られた、つまり戦前に作られた着物であるのですが、胴裏が赤色、共衿が短い、身八つ口が長い、など特徴があります。それを全部満たしていないとアンティークにはなりません。たまに、

          アンティークはハードルが高いなあ。

          雨の日には。

          本日は雨でしたので化繊の着物を着て仕事に行きました。化繊というか、ポリエステルの着物です。別名は洗える着物。読んで字のごとく洗濯機で洗えますので、汚れがついても平気なのが強みです。 しかしながら、この化繊の着物、まだまだ着物として市民権をもらってないのが現状。なぜかというと、いわゆる着物ポリスと呼ばれる、着物の着方や格について注意をしてくる方々は、正絹の着物より化繊のほうが圧倒的に多いのです。化繊の着物ですと、着物初心者で何も知らないんだと見てしまうらしい。そういうわけじゃ

          雨の日には。

          着物の格はどこで決まる?

          本日はなんだか雨が降って寒いですね。なかなかあたたかく過ごしやすい気候にはならないものです。というか、もうそういう穏やかな日々というのはもう過去のものになってしまっているのかな、と思う私です。 さて、本日の着物にまつわるエッセイですがタイトルを着物の格はどこで決まるのか、を書きました。と言うよりこちらでは、フォーマルカジュアルはどこで決まるのか、をお話ししていきたいと思います。 フォーマルな着物になる基準としては、柄の大きさが小さい、あるいは柄の内容、素材がより高級な生地であ

          着物の格はどこで決まる?

          絞りの着物の立場。

          みなさんこんにちは、いよいよ春本番です。桜も美しく咲いてくれて、これからは新緑の季節。なんかほっとするような新緑の季節です。 さて、本日の着物エッセイのテーマですが、本日は絞りの着物の立場、というタイトルをつけました。絞りといいますと、どんなイメージをお持ちでしょうか。染めるのには大変手間がかかり、高級そうに見える、などのイメージを持たれる方が多いと思います。しかしながら、絞りというと、熟練した方は格が低い!と公言されるんですね。あれだけ高級に見えるのになぜ何でしょうか。いろ

          絞りの着物の立場。

          時代変われば人かわる。

          本日は、三島市にてお仕事でした。今日はガーベラを全体に入れた着物に、風変わりな感じの袋帯を合わせてみました。ガーベラの花言葉は希望。なんか不思議な花言葉ですね。希望というと、雨がやんで空が晴れるのを待つことが希望なのだと日野原重明先生が定義してましたけど、なんか、そういうことなんだなとわかってきたのは、この年になってからです。よく、メディアなどで希望をなくさないなどの表現がされていますが、多分前向きに考えてどうのというより、周りが変わるのをじっと待つことのほうが多かったのでし

          時代変われば人かわる。

          意外に工夫すれば着られます。

          皆さんこんにちは。やっと桜が満開になり、春らしくなったなと思ったら、なんだか雨風降り続いて、気ぜわしく散ってしまいますね。毎年のことだけど、春というのは、すぐ終わってしまうような気がします。だから、いろんな文献で貴重な季節になっているのでしょうか?なんかそこら辺も、日本の伝統と関係があるのかもしれません。日本の伝統は、まだまだ調べてみる余地があるんだなと思います。 さて、本日の着物の小話は、こちらの着物のお話。このお着物はいつ買ったかも思い出せないほど大昔に買ったものだと思い

          意外に工夫すれば着られます。