ちいかわブックマークから話が発展し、しょださんの好きな小説は?と聞いてくれた方がいて何を勧めようかと考えており、年に数冊読むか読まないかくらいの人ならこの辺りかなと3冊選びました📕 その方が東野圭吾作品も読むと仰っていたこともあり、まず最初に伊坂幸太郎著『ゴールデンスランバー』を思いつきましたがそんな最中に彼のダガー賞候補の記事を発見🎉奇遇ですなぁ👴 他2作品は 浅田次郎著『おもかげ』 原田マハ著『カフーを待ちわびて』
昼間は暑いけれど朝晩は しょだまさし改め “ はださむし ” と改名したいくらい肌寒くなり寒暖差が激しいこの頃ですが、四十後半のおっさんになっても人生初体験はできるもので今春は『アスター』の種を初めて撒き育てることにしました🌸
私の顔が自分の涙で 歪みそして波を打つ この場所で彼は私に 婚約指輪を手渡して 将来を誓ったのにその後 お国に徴兵されて戦地で 行方知れずになったのだ あの日 彼と二人湖上で漕いだ ボートはまだ健在であり 戦後数年経った今 お国から渡された 本物かどうかもわからない 遺骨の一部を投げ入れ 起きた波がおさまっても尚 私は湖面を見つめつづけて 枯れたはずの涙の再潤を 待っていたのだ 落涙が生んだ微かな波長が 未来へといざなう様に 私の心を揺らしている
興味から胸の疼きに変わったの あなたの気遣いが恋を生み 印象は薄かったのに段々と 君の笑顔が僕の好みに
残念な実話です… 昨夕18時04分 スーパーメグリア店内の花屋のギフトフラワーを手に会計場に行くと、はたしてそこは隣のクリーニング店のレジでした😭 それを見ていた花屋の女将は「この間抜けな男性は親への感謝を言葉にしたこともない不孝者であろう」と見定めたのか『これ入れておいてあげるね』とメッセージカードを添えてくれたのです🌺
雨降りの季節の中に混ざり出す 分厚い雲の上の空色 球を追う三年生の声量が 悔いの残らぬ様にと上がる 今年こそ花火に誘うと決めたけど あっという間に終業式に
受験に失敗した幼なじみを 夜の街で何度か見かけた そんな情報を耳にして 心配になり同級の女子に 連絡してもらいカラオケに誘った 母親と喧嘩して暫く友人宅に… よくある話だ 「夜は気ままにあなたを踊らせるだけ 恋の予感がただかけぬけるだけ♬」 今の私の歌これ?と笑いながらも 色っぽくて好きと昭和歌謡に ハマっている僕の歌を聴いてくれた その後彼女を促して花屋で カーネーションなどを買い二人 自宅のある地域へと向かう 歌った安全地帯の名曲を 鼻歌いながら僕は君の 安全彼氏に
この物語は贈り物であり 僕の償いでもある 「星の王子さまは 家出ならぬ星出をした 数々のその他の星を巡り 最後に三日月のすべり台で 遊んでいて勢い余り 地球に落下してしまった 宇宙の王さまとの契約に 厳密にいえば反してしまうが 一本だけと自分に言い訳して 真っ赤なカーネーションを 星へ持ち帰った そして一日中恒星の光が 途切れない小さな土地に それを植えてその後 度々水をやり愛でたのだ」 先週家出した時に思いついた この話を僕はママに 聞かせてあげようと思ってる
わたしの身勝手なメールに 『何であれあなたの過去を わたしは慈しむでしょう』 と彼は返信してくれた 「あなたのことを 好きでいさせて下さい」と あなたは言ってくれました 「想いは自由だけれど 傷付けたくはない」と わたしは答えましたね 先日同じイベントで 働いた時のあなたは 子供たちの人気者で 年下の女性スタッフからは 憧れと好意で見られていました あなたに惹かれまいと 意固地になり若い女性に 色香ではまだ負けてないと 強がる自分をその時認めました 恋に臆病なわたしの過去を
まん丸い月が帰宅する私を ずっと追ってきたこの夜は 春の気まぐれな夏日から 一転して肌寒さが戻り 冷気が部屋に満ちている もうバカらしくなった 人間性を欠いた者どもに 足元を掬われてもやり返す 事もできないこの社会が… 足元の掛け布団を引き上げ 震える身体より凍えている 精神を持て余していると 胸元に丸い温もりが 分け入って来て鳴いた にゃあと… 丸まった愛猫に頬ずりしながら あの月はもしかしたら 今日の私を心配して 見守ってくれていたのかもしれない そんなことを考えて
テレビの特集で老女が ピアノを弾いていた その情熱的な演奏に 何か感じるものがあり僕は 練習で大きな声を出して 皆に笑われてしまった 授業後合唱コンクールの ピアノ担当の女子から 「リズムも音程もズレてた けどうちのクラスに今 一番欠けてるものが あったから頑張ってよ 今度個人練習してあげる」 と話しかけられたのだ そして今初恋という 生まれて間もない情熱を 緊張と喜びと共に歌声にて 伴奏者に向けている 「ねぇ!力み過ぎてて この前のクラス練習の時より 下手になってるし
「成人式は迎えられない」 そう診断された疾病を 背負って生まれた我が娘は 草花や物語を特に愛し 予想よりも長く生きて 成人してから間もなく逝った 「嫌いになることが嫌いなの」 お小遣いを貯めて買った 喋る少女の人形に 繰り返し聞かせていた口癖は 限られた時間という運命を 受け入れた為であったのだろう 人形を手に取るとその背中に 録音兼出力スピーカーを発見し 電池を交換すると少女は 『パパママ愛してる』と 繰り返し喋り始めた 録音されていた娘の声を聞き 「もっともっとあな
① 駐車する音に気づいて本を閉じ 玄関へ彼氏をお出迎え ② 入ろうとすると心を閉ざす君 だから手を広げて抱きしめた ③ 恋占い納得できるまで探し 多数開いたウィンドウ閉じる
長男のあなたにもあの頃 お兄ちゃんがいたのかもね いつもあなたの後をつけて オムツの匂いを嗅いでたわ 迷い込んだ蝉に怯えた あなたが泣いた時には 守ろうと間に立って 吠えたけれど飛び立つ蝉に びくついて驚いた拍子に あなたを踏んづけて 余計に泣かしちゃったり 今思えば自分は お兄ちゃんなんだと 責任を負ってたのよ あの時私は人間の命だけが 特別じゃないと教わった 気がしたものよ 早いもので五年経つねの 愛犬が天に召されてから… 家族でそしてあなたの お兄ちゃんでいてくれて 本
眠れぬ夜は寝床を選ばない 一人で飲む赤ワインが 今夜は眠りを 誘ってはくれない 手放すべき遺恨を強く この身に引き寄せて 頭の中で嵐を起こし 風が紫酒色に渦巻いた 回る頭は考える 眠れない夜とは概ね 眠り忘れるべき夜なのだと 私は諦めて眠れぬ夜に グラスを預け 乾杯をした
桃白紫の中に 赤色を見つけた彼女は 蜜を吸わせてくれたけれど 体調不良の僕にはちょっと 草花の匂いがきつかった でも今日だけは部屋で寝て 過ごすわけにはいかないのだ ツツジの生垣を通り抜けて 商業施設の最上階へ上がった ところまでは覚えてる… ゴジラが火を吹く度に 手品の様に次々と花が咲き 手に取ると温かい… そこで目が覚めた ここは映画館 初デートで眠ってしまった 僕の手に彼女の手が 重なっている 僕の顔は恥と照れと喜びで きっと真っ赤になって いるのだろう