フォローしませんか?
シェア
新谷雅先
2024年5月21日 12:38
私は、「人類の長い歴史の中に今とはまったく違う科学や法則があってそれに則った文明があったのではないか。いや、そう考えるほうが自然だし、そうでないと地球は面白くない」と考えているのであります。私は、「ピラミッドもそういう文明の要求のもとに建てられたもので、そこに宗教を絡めてみたり、王家の墓にしてみたりするのは、実はその当時の科学や法則が失われてしまったからであって、わからな
2024年5月17日 15:30
我が国は、平城京の昔から、技術や文化を提供するために唐の国に指導員を派遣していた。二百年以上かけてそれらを吸収し習得した唐政府は、「我が国に遣唐使は必要なくなったから、引き上げてほしい」と、平安京政府に要請してきた。 その時に対応したのが、遣唐大使である菅原道真だった。彼は、「日本が引き上げたら、貴国は大変なことになりますぞ」と言って要請を断った。 しかし唐側はそれを無視し、遣唐使を追
2024年5月13日 15:58
昔読んだ佐治芳彦著の「日本人の歴史」という本に、面白いことが書いてあった。 日本の歴史の分岐点は、「応仁の乱」になるのだそうだ。内藤湖南が唱えた説なのだという。 応仁の乱以降が今の日本の文化や生活に直接繋がる歴史であり、歴史を研究するなら、応仁の乱以降を研究したら充分である、と言う。 さらに、公家中心のそれまでの歴史というのは外国の歴史と同じようなものであるから捨ててもいいとまで言ってい
2024年5月11日 07:30
魏国を出発した調査員は、九州にたどり着いた。 彼は、そこの住民に尋ねた。「ここはなんという国であるか?」「国だと?そげなもんなか」「ここは国ではないのか。では、何という地名であるか?」「ここか、ここはヤマトたい!」 住民が早口で言ったため、彼には『ト』の音が聞き取れなかった。「えっ、ヤマッタイ?」「そうたい!」 彼は聞こえるままに『邪馬台』と記し、『国』を書き加えた。
2024年5月8日 10:48
今から数千年後、今の歴史を失った後の話である。 ある考古学者が、我々の時代の地層を調べていた。この学者は以前、その地層から偶然民家跡を発見し、そこから発掘された茶碗や湯呑を見て、この時代も縄文や弥生と同じく土器を中心とした生活が営まれていたとして、「陶磁時代」と名づけた有名な学者であった。「なんだこの鉄の線は?」 見ると、二筋の鉄が道のように張り巡らされていた。その後も、その鉄の道は日