雲取賞2024と新ダート三冠の話

いきなり競馬の話です!

昨日2024/2/14は大井競馬のメインレースで第6回雲取賞が行われました。
レースはNAR公式で映像を見ることができます!

このレースが競馬ファンの間で注目されている理由は、
「ダート三冠」と呼ばれるレースが今年から新しく新設されたためです。

話は少し変わりますが、
みなさん「桜花賞」とか「皐月賞」とかって聞いたことありますか?
これは「芝」のレース場で行われる「三冠」レースの一つです。
細かく言えば牝馬三冠だとかいろいろあるのですが、
要は「三歳馬の同世代で誰が一番強いんや!」を決める
格の高いレースです。

話を戻します。
この盛り上がっている芝の三冠レースとは別に、
ダート(砂)を走る馬も輝ける舞台を作ろうじゃないか!
ということで今年から始まるのが
ダート三冠レースです。

少し競馬に詳しい人であれば
「ミックファイア」「ヒーローコール」「マンダリンヒーロー」
といった馬だったり、
「ユメノホノオ」「セブンカラーズ」……
挙げだすとキリがないですが、こういった馬はピンと来るかも知れません。
地方でデビューした馬にも、スターとして頭角を現す馬が
実はたくさんいるんだということがさらに広まった昨年でしたね。

そしてこの雲取賞ですが、
ダート三冠の1つ目のレースとなる「羽田盃」と
同じ競馬場、同じ距離で行われたレースでした。

羽田盃といえば……
昨年、5か月ぶりの出走となるミックファイアが
1番人気のヒーローコールをぶっちぎり
衝撃の4連勝目を飾ったレースでもあります。
ミックファイアは3連勝ではあったものの、
中央競馬で3着と善戦したヒーローコールや
ミックファイアに敗れた後に京浜盃を制したサベージ
と着実に経験を積み満を持しての出走となる馬たちの中で
5か月の休み明けで挑むこととなるミックファイアは
4番人気でも人気しすぎに見えるくらいでした。
こういった「伏兵」のような馬がいきなり登場するのも
三歳馬競争の魅力のひとつですよね。

さて、先に述べましたがこのレースは
大井競馬場の1800mで行われるレース。
つまり雲取賞は全く同じ条件で行われたレースなのです。
同じ条件で行われるレースを「トライアルレース」と呼んだりしますが、
2ヶ月後にどういった力関係の差が生まれるのか、
新たに参戦する馬がどのランクに食い込むのか。
そういった楽しみが生まれ昂ってくるのも
このトライアルレースが皮切りになると言っても過言ではないです。


ただただ地方競馬大好き人間として、
ダート三冠が楽しみだなぁというだけの記事でした。

一応、おまけ程度に雲取賞を見た感想だけ最後に書いておきます。

このレース、単勝1.7倍とイーグルノワールが人気を背負いましたが
4着と敗れてしまいました。
取材の記事などを読んでも「イーグルノワールが伸びを欠いた」
という表現が見られますが、どちらかと言えば
「ブルーサンが思っていた以上に強すぎた」ように思えます。
なので、これはイーグルノワールの力不足やペース配分のミスではないと
私は思っています。
逃げたブルーサンのペース配分は道中大きく落とすことが無かったにも関わらず、最後まで脚を使いあがり3位でまとめています。
アマンテビアンコも出遅れが痛かったのはありつつ、
差せるところでルメール騎手も仕掛けていると思うので
最終的に2馬身と寄せ付けなかったブルーサンには
「前の馬を褒めるしかない」という感覚かもしれません。

こういった出遅れの要素だったり、
ブルーサンが前に馬を置いてのレースになった場合だったり、
同じ舞台でも本番では全く違うレースとなる可能性も十分あります。

あとは3着のサントノーレですね。
全日本2歳優駿で3着、雲取賞で3着、さすがにもうまぐれだと思っている人は少ないでしょう。
めちゃくちゃ余談ですが大穴党の私は、全日本2歳優駿はサントノーレを本命にしていました。個人的に思い入れのある一頭でもあります。
今年の地方デビュー馬の主役になり得る一頭なのは間違いなさそうです。

出走メンバーから期待しつつ、羽田盃を待ちましょう!!!

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