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『Webディレクション』とは、クリエイティブのゴールを明確にすること。

どうもMASKMAN Inc.代表のナカニシ(@keigo_nakanishi)です。 今日は初心に帰ってディレクションについて語ってみようと思います。


慢性的なWebディレクター不足

近年、どの業界でも人材不足が常態化しています。

特に、Webディレクターが不足しており、案件やプロジェクトを適切に進められる人材が不足していると、各方面から悩みの声が上がっています。
しかし、「Webディレクションとは何をするのか?」という理解がなければ、何が足りていないのかがわからないのですが、改めて定義しようと思うと、これがなかなか難しい仕事でもあります。

こういう時こそ、最新技術の力を借りるべきです。
ChatGPTくんを利用してみよう…ということで問いかけてみたところ、以下の回答が得られました。

『Webディレクションとは。Webサイトやデジタルプロジェクトの企画、設計、開発、運用、改善などさまざまな段階における全体的な指揮を担当する業務のことです。具体的にはWebサイトやWebアプリケーションのコンセプトや目的を明確にし、その為の計画や戦略を立てたりデザインやコンテンツの制作プログラムやシステム構築の管理SEOやアクセス解析などを行います。また、ユーザビリティの向上や顧客満足度の向上を目的とした、利用者やマーケットの分析、改善提案や施策の実行、コンテンツの更新や管理、セキュリティ対策なども行います。』

ChatGPTにて生成


…これらを全てできる人は確かに少ないだろうな…と誰でも感じるでしょう。そして、さらに続きを読むと。

『プロジェクトの規模や目的に応じ、プロジェクトマネージャーやディレクター、プランナー、デザイナーやエンジニア、ライターなどの専門家が関わることがあります。』

ChatGPTにて生成


なるほど、質問は「Webディレクションとは何ですか?」だったため、本来はチームプレーで対応する内容も含まれていたようです。
質問の焦点が絞りきれていなかったため、「Webディレクター」という業務を定義するにはやや広範な回答が返ってきました。
回答を引き続き見ていきましょう。

『Webサイトやデジタルプロジェクトの成功には、Webディレクションの的確な指導が欠かせないとされている。』

ChatGPTにて生成


さすがChatGPT、最新の技術ですね。ここはズバッと答えてくれました。
Webディレクションという業務には、プランナーやデザイナー、エンジニア、ライターが関わってやる業務も含まれており、その総称がWebディレクションです。その業務のリーダーとして、Webディレクターは船頭や現場監督みたいな立場で案件を導いていく役割を担っている、と解釈できるのではないでしょうか。ChatGPTくんが導き出してくれた『Webディレクションとは何か』に対する回答の中でも、「制作物のコンセプトや目的を明確にすることが一番大事です」と述べられています。


Stable Diffusion Online で生成

クリエイティブのゴールを明確に。

制作のコンセプトや目的が明確でない場合、方向性が定まりにくくなります。「ある企業様の公式サイトをリニューアルする」「ある新製品が発売されるのでそのプロモーションをする」など、プロジェクトの大きな目的は大抵決まっているものですが、課題解決のためにどこを目指し、どのような手段で目標を達成するかが最も重要になってきます。

ただし、プロジェクトの全体像が最初から明確に見えるケースは意外と少なく、多くのプロジェクトにおいてこの点が欠けていることがあります。クライアントから明示的に指示をいただいている場合もありますが、そうでない場合や再度見直す必要がある場合には、ワークショップなどを開催してフォーカスを絞り込む必要があります。

その過程における手法は様々あるかと思いますが、Webディレクターが一番最初にやるべきことは、「クリエイティブのゴールを明確にすること」と考えています。

私の場合、まずプロジェクトの初期段階で、何を作成する必要があるのかをかなり具体的に想像します。どの程度具体的に想像するかについては、Webサイトやアプリの完成形を頭の中で操作して動かすところまで明確に想像しています。資料として整理し、チームに指示を出す段階では、頭の中では割と完成形に近い状態になっていることが多いです。

もちろん、プロジェクトが進行する中でディスカッションを重ね、そこから新しいアイデアが生まれることがあります。その場合は、より良いアイデアを取り入れていきます。しかし、まずは、お客様が求める課題の 80% から 90% をクリアできるものを想像し、その上で、どれだけ価値を追加できるか、110% から 120% のレベルに達していけるよう進行するイメージです。

羅針盤は「明確な目的を持ったコンセプト」

Webディレクターの重要な役割としてまず「クリエイティブのゴール」をできる限り明確にし、お客様やチームに伝えるようにしています。
現場監督や船頭のように、まずは指揮官としての役割が非常に重要だと思います。
一番最初に定めたゴールが最適解であるケースは稀です。
ではゴール地点を常に見失わない様にするにはどうすればいいのか。

プロジェクトを進める中で思わぬトラブルやチームメイクのミスマッチングなど、様々な問題が発生することもあります。プロジェクトを進行する羅針盤を持つことが重要ですが、何を羅針盤として持てばよいのでしょうか。
そこで、最初に設定した「明確な目的を持ったコンセプト」に立ち返ることが大切です。

Webディレクターにとって、自分の中にブレないコンセプトを常に持ち続けること、そしてブレが生じた際にどの程度方向修正できるかによって、良いゴールに導くことが重要な仕事の一つだと思います。 大切なのは、周りの人たちにしっかりと心と気を配りながら、最初にみんなで立てたゴール地点から外れずに導いていくことだと思います。

『コンセプトや目的を明確にし…』、ChatGPTくん良いこと言いますね。


私はディレクションにおいて、Webだけでなくグラフィックデザインや映像制作など、様々な分野で長年経験を積んできました。そのため、多彩なお話をすることができるかもしれません。
それらはまた、別の機会にお話できる機会があれば幸いです。引き続き、皆様よろしくお願い致します。


「Webディレクションとは」Podcastでもお話ししています。

このnoteは、上記のPodcastの内容を文字起こしし、再編集したものです。併せてお聞きいただけると幸いです!

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