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空想植物図鑑 81

◯あいさつ

 みなさん、おはようございます。
 ちゃーりー(標準体型)です。
 風の中に秋の気配を感じ、小さいながら確かに秋を見つけたような気がしています。
 秋はちょっぴり寂しいのが好きです。

 それでは、今日の空想植物となります。

 葉と花が異なる周期で咲く植物は、その性質上、人々から畏敬の念を込めて親しまれている。
 この植物の葉は4〜8年間姿を変えず、そこにある(季節による休眠期は除く)。しかし、この植物にとって相応しい時期が訪れると、それまで葉を広げていた場所に深紫色の花を咲かせる。
 花は花弁に厚みがあり、触れると人肌の弾力を思わずにはいられないほどだ。香りはほとんどない。
 この植物の葉と根に含まれる成分は、人体にとって無害である。が、特有の粘着質な組織液が食欲を萎えさせる為、食用には適していない。
 大陸北東部の諸島地方においては、この植物の粘着質な組織液のみを搾り取り、他の食材に混ぜて料理する習慣があるようだ。
 曰く「食事の量が増えて見えるので、子どものおやつや急な来客の際などに重宝する」


◯おわりに

 空想植物図鑑シリーズの楽しみ方については、7月6日の「空想植物図鑑」記事の中で紹介しております。
 以下のURLから過去の記事が閲覧できます。
(8月24日 一部修正 追記)

https://note.com/maskedno7/n/na05146844f41

 みなさんがほんのちょっぴりと空想を楽しむ時間を提供できたら、これ以上の喜びはありません。

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