青空と本と風
今日は朝から力強い風が吹いていて
雲の少ない、広い青空を見た。
久しぶりに「気持ちのいい晴れ」を感じたような気がする。
青空
“車”で出掛けて
運転席と助手席の窓を、数センチだけ開けて
ミラーをしまい、エンジンを止める。
好きな飲み物をそばに置き
自然音をBGMに
本を読む。
これが私は好きだ。
自分だけの空間で
人目を気にすることもなく、思う存分のんびりできる。
そのおかげで、読書にも集中できる。
本当は公園のベンチや、大きな木の下で本を読んでみたいのだけれど
最近蚊に刺されたので、あまり虫のことを気にせずに読める車内は、外にはない心地よさがあった。
今日は晴れ渡ったいい天気で、
流れる雲に心を奪われることもなく
その好きな時間を少し堪能できて、嬉しかった。
本
最近は、好きな作家さんを一旦我慢して
新しい作家さんとの出会いをちょっとずつ、増やしている。
言葉選びや、登場人物のキャラクターが新鮮で
ストーリーも受ける印象も変わって、それが楽しい。
一方で
好きな作家さんもどんどん新作を出すので、時間と読むスピードが間に合わない。
「一生で読める物語は限られているものだな…」と思うと寂しいから
「今年はいくつの物語と出会えるのかな。」と考えるようにしてみる。
風
時々本から目を離し、好きな飲み物を飲む。
車で読書するときは
カフェオレやミルクティーなど、甘いものが多い気がする。
本を読んでいるだけなのに
「文字を追い、文章を理解する」というだけで、意外と頭が働いていて、ちょっとだけ心地よい疲労感を得られる。
だからだろうか、
甘いものを飲むと、ちょっとHPが回復してまた読書にスッと戻れる。
しかし、今日は飲み物はそばに用意していなかった。
…その代わり、顔を上げると肌に感じる“風”が
最高に心地よかった。
暖かくて、日向にいるとじんわりと汗ばむような陽気。
風が、額や首筋を通って、汗がすぐに引いていく。
「あー…自然のエアコンだ…。」と思った。
ほんのひととき。
そのままうたた寝をしてしまいそうになるような、気持ちのいい時間だったな。
忘れないように
覚えておこう。
そうすればまた思い出して
晴れた日に
こんな時間を過ごすのもいいかな、と、選択肢が増えるはずだ。
2024.4.25
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