曇天に、桜。
今日はカラオケへ。
向かう道に、綺麗な桜がたくさん、ふわふわと靡いていた。
もう身近でこんなに咲いていたんだ、と思った。
そして、私はここ数年
“青い空”に、“ピンク色の桜”
という状態で桜を見ていないような気がした。
一人で公園を散歩した春も
誰かとお花見に行った春も
入学式などのイベントがあった春も
なんだかいつも、空は曇っている。
午後から雨が降ってきたりもする。偶然なのかもしれないけれど。
そのせいか
私の中で「春」というのは曇天が多く、桜の色は「白」に近い“淡いピンク”、時々見かける“濃いピンク”。
花粉症が辛くて、時々風が強くて
ポカポカしているから頭もぼーっとしてしまうようなイメージが定着しつつある。
それでも
やはり何年繰り返しても
寒い冬が終わり、暖かい春がやってくることは
冬の終わりを感じる頃から“楽しみ”で、
実際に春っぽい陽気になると“嬉しくなる”のだから、不思議だ。
曇天に、桜。
これもなかなか風情があって良い。
白っぽい空に、白に近い色の花がふさふさと咲いて揺れていると、立体感が増して、まるで異世界にでも来たかのような気分になる。
花びらが散っているとさらに、とても綺麗。
…しかし今日は
晴れ渡った“青空”に
優しい“さくら色”のコントラストが、とても恋しくなった。
せっかくの桜の優しい色が、曇り空によって少しぼやけてしまうような気がして。
そのため、「桜前線レポート」のお題で他のnoterさんの記事を拝見して、素敵なお写真、一枚一枚に癒されている。
素敵なレポートを、ありがとうございます。
今度、よく晴れた日に
桜を見るためだけに出かけよう。
菜の花も咲いているかな。
黄色、青、ピンク。
春の色を探しに行く時間、楽しみだ。
曇天に、桜。
青空に、桜。
どちらにしても
春が来ると、嬉しい。
「嬉しい」と感じられることが、もっと嬉しい。
2024.4.8
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