ましろ

歌を歌ったり、文章を書いたり。音楽講師。歌、自然、本、映画、紅茶が好きです。好きなこと…

ましろ

歌を歌ったり、文章を書いたり。音楽講師。歌、自然、本、映画、紅茶が好きです。好きなこと、日々の暮らしで感じたことを綴ります。

マガジン

  • 読書感想文📚

    読了後の余韻をつらつらと。消えないように、忘れないように。もう一度、心に刻むように、綴っています。

  • 言葉のおまじない🪄

    言葉はあらゆる魔法の起源。言葉のおまじないが、ほんの少しでも日々の助けになりますように。

最近の記事

ミニマムに、軽やかに。

急遽決まった引っ越し。 色々な物件を見ていると まるで“ロッカーのような幅のクローゼット”や ベッドを置いたら、それ以上家具を置くことは不可能な広さの部屋がある。 …ずっと見ているとなんだか 部屋が狭いというよりも もはや自分の荷物が多いような気がしてきている。 最低限を考える ミニマリストに憧れる私なりに、最低限を考えてみる。 最低限、「住む場所」にあったらいいなと思うものは キッチン トイレ シャワー 寝るスペース そこに、自分の持ち物が加わる。 よくビジ

    • 青空と本と風

      今日は朝から力強い風が吹いていて 雲の少ない、広い青空を見た。 久しぶりに「気持ちのいい晴れ」を感じたような気がする。 青空 “車”で出掛けて 運転席と助手席の窓を、数センチだけ開けて ミラーをしまい、エンジンを止める。 好きな飲み物をそばに置き 自然音をBGMに 本を読む。 これが私は好きだ。 自分だけの空間で 人目を気にすることもなく、思う存分のんびりできる。 そのおかげで、読書にも集中できる。 本当は公園のベンチや、大きな木の下で本を読んでみたいのだけれど

      • だからこんなに素敵なんだ

        小さい頃。 歌といえば、「サビ」(音楽の一番盛り上がる部分)が一番好きで、楽しみだった。 しかし最近は 一番最初の歌い始めや、「サビ」以外の部分が特に好きで、歌うのも聴くのも楽しみになっている。 頭の中でイメージする 「サビ」といえば、 キャッチーなメロディーで誰もが覚えやすかったり 歌詞も印象的なものが多い。 “韻”を踏んでいれば尚更、リズムも取れて、口ずさむのが楽しい。 そして何より 「一番伝えたいこと」がサビにやってくるようなイメージがある。 私が最近魅力的に

        • 突然“鏡”が現れて。

          外出時。 ふと、ショーウィンドウや大きな鏡が目に入ることがある。 その時に映った自分は なんだかいつも、自分の想像とギャップがあるように感じる。 「あれ、この服ちょっと、太って見えるかな」 「なんか、髪がボサボサになってる…」 「ちょっと姿勢が悪いかも。」 こんなふうに、 “自分の想像している自分”と “実際に目に飛び込んでくる自分”がちょっと違う。 家の中ではないから、少しは気持ちをオンにしているはずだ。 それでも、不意をつかれた瞬間。 「…これが現実か。気をつ

        ミニマムに、軽やかに。

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        • 読書感想文📚
          4本
        • 言葉のおまじない🪄
          4本

        記事

          はじめの一歩は、ちょっと大きめ。

          「はじめのいーっぽ!」 「だるまさんがころんだ」の一番最初。 スタートラインから、一歩だけ前に出てオニに近づいた後 「だるまさんがころんだ」と、始まっていた。 そんな子供遊びの懐かしい記憶が今、頭に浮かんでいる。 予感 夕方に、一件のメール。 題名に「面接結果のお伝え」 「採用」の文字が光っていた。 はっ…!と空気を強く吸い込む。 拳に力が入る。 メールを読み進める手が震える。 「やった…!」 …ここからまた、新しく始まる。 きっと今よりずっとイキイキと生

          はじめの一歩は、ちょっと大きめ。

          「通過者にのみご連絡」を待つ時間

          面接が終わり、一社の連絡待ち。 これまで 就職活動、転職活動、音楽関係のオーディションを受けた中で 「通過者にのみご連絡いたします」という連絡。 この待ち時間を、どのように過ごしていただろうか。 忘れる ひとつは、考えない。 ”忘れてしまう”ことだ。 できるだけ予定を埋めて、忙しくしたり 映画をみたり、勉強したりして、何かに没頭する時間を作っていた気がする。 映画も勉強も、ちゃんと没頭できればいいのだけれど 1人でいると、ちょっとでも集中力が途切れるとすぐに、心

          「通過者にのみご連絡」を待つ時間

          「食べたら、元気!」を感じた日

          最近の私は 突然、電池が切れてしまったロボットのように 「お腹が空きすぎて全く動けなくなる」という現象が起きていた。 本当にこんな漫画みたいなことあるんだ。という思いと 「お肉」の偉大さを痛感している。 「よし。じゃあ“肉”を食べに行こう!」 と、昨日。 最近はずっと“ダイエット”と“節約”に燃えていた私は、 意を決して久しぶりに「牛肉」を食べに出かけたのだ。 定食屋さんにてランチ。 その美味しさたるや…! 柔らかいお肉。 久々の牛肉の食感。 たくあんに味噌汁、白

          「食べたら、元気!」を感じた日

          “人間の心”を学ぶ物語

          『フランケンシュタインの恋』というドラマを観た。 最近の楽しみが一つ消えてしまった…寂しい。 その過程でふと、 私は“「人間以外」のキャラクターが、人間と関わる物語”が結構好きなのかもしれないな、と思ったので、その理由を考えてみる。 「人間」と「人間以外のなにか」 最初に思ったのは、16年ほど前。 『絶対彼氏〜完全無欠の恋人ロボット〜』というドラマを観た時だ。 人間と、“ロボット”。 最近では、『葬送のフリーレン』。 フリーレンは長命な「エルフ」で、魔法使い。 「人

          “人間の心”を学ぶ物語

          滑稽で愛おしい日々

          最近、近所に住む小学生の少年が 毎日のようにバスケットボールの練習をしている。 一人の時と、誰かと一緒の時。 その「声」と「音」が、そろそろ私の生活の中に侵食しつつある。 滑稽で愛おしい日々 平日は、夕方以降。 土日は、午前中から。出かける予定がなければ一日中。 「自宅に立派なバスケットゴールがあったら、私もバスケにハマっていたのだろうか。」 なんて考えたりする。 同時に 「そういえば私もとりつかれかのように毎日テニスやバレー、ドッジボールの練習をしていた時期があ

          滑稽で愛おしい日々

          曇天に、桜。

          今日はカラオケへ。 向かう道に、綺麗な桜がたくさん、ふわふわと靡いていた。 もう身近でこんなに咲いていたんだ、と思った。 そして、私はここ数年 “青い空”に、“ピンク色の桜” という状態で桜を見ていないような気がした。 一人で公園を散歩した春も 誰かとお花見に行った春も 入学式などのイベントがあった春も なんだかいつも、空は曇っている。 午後から雨が降ってきたりもする。偶然なのかもしれないけれど。 そのせいか 私の中で「春」というのは曇天が多く、桜の色は「白」に近

          曇天に、桜。

          5年ぶり、2時間。同じ空の下にて。

          数日前、友人と電話をした。 気づけば約5年の月日が経っていた。 久しぶりの声を聞いた、夜の2時間。 別々の場所で 同じ空の下で話しているんだなあ、と改めて感じた時間。 懐かしい声 第一声を聞いた時 「ああそうだ…この声だ。」 懐かしい声と記憶が一気に結びついていく。 合唱では「パートはいつもアルトだった」と言っていた、 “低めで落ち着いた声”。 その声とは対照的な、 “可愛らしい言葉遣い”と、“ケラケラと軽やかな笑い声”。 同じく「懐かしい」と言っていた友人に

          5年ぶり、2時間。同じ空の下にて。

          わからないことを「わからない」と言う勇気

          たとえば仕事でわからないことがあった時 「私はわかりません」と言うのに、大きな勇気が必要な場面がある。 知らなければ知らないでいい、というスタンスで来た質問であればいいのだけれど 基本は知っているのが前提で、“もう一段階上の質問”が来た時など。 この時に「わからない」ということを正直に話すことで 一時的に気まずくなっても 結局は自分の首を絞めずに済むような気がしている。 3年生の「わからない」 中学生の頃。 学力の差がある2人でペアを組み 同じ問題を解く。 その

          わからないことを「わからない」と言う勇気

          「この服を、あと何回着られるだろう」

          今日から4月。 もう一年の三分の一が過ぎてしまったなんて。 長く感じる1日はあっても、年々、時間の経過が早く感じる。 少し前から、薄手のコートが活躍している。 そういえば最近 「このコートを、あと何回着ることができるのかな」という会話があった。 冬のコート きっかけは、自宅のクローゼットの中。 冬用の厚手のコートを見て、ふと思った。 たとえば、20歳の時。 仮に長年自分のスタイルもあまり変わらず、 流行もないような“冬のコート”を購入したとする。 35歳までその

          「この服を、あと何回着られるだろう」

          無人島でひとりぼっちの想像

          もう何もかも嫌だ、とか 現状に心も体も耐えられなくなった時。 私は想像する。 実際に全てを投げ出して、失った場合のこと。 たとえば「周りにいる人」も「住む家」も「お金」も何もかも無くなって、無人島のような場所にひとりぼっちの自分。 一人でも、生きていける。 お腹が空いたら、食べる。 喉が渇いたら、飲む。 起きていられなくなったら、眠る。 なんだ、これだけで、生きていけそうじゃないか。と思う。 もちろん簡単なことではない。 水や食料が調達できないかもしれないし 知

          無人島でひとりぼっちの想像

          時を越えて。未熟なピアノ演奏

          ピアノを弾く時はいつも 午前中と夕方以降はヘッドホンをつけ、電子ピアノで練習している。 今日の夕方、ふと電子ピアノに付いているボタンに目が留まった。普段はあまり使うことがなく、気にかけていなかった。 色々な機能の中に「録音機能」を発見。 「REC」の文字のとなりに「PLAY」。 下にあるボタンを押してみたら かつての自分が弾いて録音したピアノの音が流れ出した。 流れた曲は、ディズニー映画『アラジン』の主題歌 『ホール・ニュー・ワールド』。 「あぁ、この曲、練習してた

          時を越えて。未熟なピアノ演奏

          私をつくった一部のドラマたち

          昔から、いつも何かしらドラマを見ていたように思う。 好きなドラマは繰り返し見るし “今期のドラマ”として毎週楽しみにしては、「今週みた?」と、誰かと語り合うのが楽しみだった時期もある。 思えば、考え方や知識など 私の人生に大きく影響を与えたものがたくさんあることを今、改めて実感している。 これまで。 『エースをねらえ!』 絶対にテニス部に入る、と決めたきっかけになった。 テニスで息詰まると必ずみては、主人公の岡ひろみと共に頑張ることができた。 ちなみに身近には、なぜか知

          私をつくった一部のドラマたち