『職場にいるメンタル疾患者・発達障害者と上手に付き合う方法』【読書感想文】
企業が「メンタル疾患者」を受け入れ、
「メンタル疾患者ではない人」(本書では健常者と表現しています)
とが、一緒に仕事をする時、
職場でなんらかのトラブルが起きたら、
相談をする窓口は、沢山用意されています。
ただ、その相談窓口は、メンタル疾患者向けの物が多く
健常者向けの相談窓口は、ほとんどない😳❗
そういったことから、著者の久保修一さんは、この本を書かれたそうです。
私自身、障害者多目的支援施設で働いているので
勉強のため、この本を読んでみました。📖🍀
久保修一さんは、障害者のための労働組合、
『ソーシャルハートフルユニオン』の書記長をされており
実際にあった事例を交えて、具体的な対応が書かれていました。
【トラブル対応の内容としては】
● 膨大な量のメールが送られてきた時
● 「自殺願望」「他害願望」の話をされた時
● 挑発的な口論をしかけられた時 、、、、などなど。
本書の中で何度か取りあげられていたものに、
「健常者は、メンタル疾患者に対し、
良かれて思って、先回りして行動しない」
と、いったものがありました。
健常者が、良かれと思ってとった行動は、
「健常者の価値観」にもとづいている事が多く
メンタル疾患者にとっては、ありがたくない事が
多いそうです。🤔🤔🤔
なので、あまり干渉はせず、
メンタル疾患者に「こうして欲しい」と言われてから
対処する方が適切とありました。
また、メンタル疾患者を受け入れている企業が対応することは、
メンタル疾患者、健常者ともに、働きやすい職場にすること。
疾患に関する専門的は事は「医療機関」に
プライベートな生活のサポートは「福祉機関」に
任せる、との事でした。
実践していくには、なかなか難しい。と感じる物もありましたが、
メンタル疾患のある方とお互いにストレスなく働いていけるよう、
参考にしたいと思いました。😌😌😌
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