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2024年4月4日(木)「二十四節気・清明(せいめい)」

今日の東京は曇り。
朝方の最低気温は11℃、日中の最高気温は18℃。そろそろ桜も満開モードなのに、スカッとした花見日和にはなりませんねぇ。
今日からは、二十四節気清明七十二候では二十四節気の初項「玄鳥至(つばめきたる)」(ツバメが飛来する時季)となりました。もう、本格的な春到来ですからね。ウチの実家で毎年ツバメが飛んで来るトコロにもツバメが来てましたね。さて、

昨日は「未利用魚・シロカサゴ」について書いてみましたが、本日からは上述の通りまた新たな節気に入りましたので「二十四節気・清明(せいめい)」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

清明。
春が本格化して、様々なモノが清々しく明るく美しい時季と言うコトですね。日本では然程騒がれる(?)節目ではないのですが、中国では結構重要な節目でありまして、大陸では今でも清明の始まる日は「清明節」(ちんみんじえ:qing1 ming2 jie2)と言う国民の祝日でご先祖様のお墓参りやら墓掃除をする日になっているし、ピクニックじゃあないけれども萌え始めた草木を愛でる為に外出する「踏青節」(たぁちんじえ:ta4 qing1 jie2)とも言われてますね。また、中国茶世界に於いては、清明節前に摘まれた中国緑茶は「明前茶」(みんちぇんちゃあ:ming2 qian2 cha2)と言われて珍重される高級茶なんですよね。まぁ、春ど真ん中ですね。
尚、今年の清明は本日4月4日(木)に始まり、次の穀雨(こくう)が始まる前日の4月18日(木)迄の2週間となります。

この時季に美味くなって来るサカナとしては、前にも書いたアサリハマグリトリガイ等の貝類、毛蟹シロエビサクラエビ等の甲殻類、もう最近ではスーパーなんかでも矢鱈と並んでいて且つ価格的にもお安いホタルイカ、桜鯛とも呼ばれるマダイイシダイ、春告魚のメバル、そして初ガツオ。ただ、最近のカツオは今頃になって出て来るモノでもなく、1~2月に既に早いトコロのモノが出回っていたりするので、初ガツオの有り難味は薄れる一方かな。

この時季に旬を迎える野菜としては、筍・タラの芽・ゼンマイ・こごみ等の山菜系、蕗・野蒜・行者ニンニク・つくし等の野草系、新牛蒡・新玉葱・新じゃがや春キャベツ等の新物(?)系、そら豆や絹さや・スナップエンドウ・グリーンピース等のお豆系、ソレにアスパラガスやニラ・パクチー等。ひじきなんかも出てますね。ソレに、お茶。新茶の時季ですね。

果物では、引き続きイチゴやグレープフルーツ等の柑橘系か。コレも以前と変わってないですね。

お花的には、サクラでしょう。河津桜は終わってるけど、ソメイヨシノにその後は枝垂れ桜なんかも来るのかな。花見行かなきゃ。牡丹も盛りのようだし、道端にはたんぽぽが沢山咲いてますね。

行事的には、春の行事満載でマズは花見、そして来週前半は新月があるので、ホタルイカ掬いに潮干狩りも好機ですね(気温低いのが少々気になりますが)。また、4月8日は灌仏会(お釈迦さんの誕生日…お花まつり、とも)のようです。コチラは自分的にはあんまりカンケーないけど(笑)。土筆はもう終わり掛けみたいだけれども、桜が終わったら筍掘りにも行きたいですね。スーパーなんかでは筍もメチャ高いからなぁ。

清明の次は「穀雨(こくう)」(今年は4月19日(木)~5月4日(土))。
と言うコトで、本日はコレにて。
明日は「内臓料理(魚)・めふん」について書いて行きたいと思います。


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