見出し画像

11月27日(月)「有害鳥獣・保健所認可の解体処理施設について」

今日の豊田は晴れのち曇り。夜には小雨が降るようです。
朝方の最低気温は3℃台迄低下、日中はソレでも17℃台迄は上昇。
週末からの冷え込みはまだ続いてますね(ってか、もう11月も終わりなので、コレが本来の姿であって最高気温18℃台ってのもまだ暖かすぎか…)。
昨日東京から愛知県の実家に(一時的に)戻ってます。全般的に東京よりも、チョットだけコチラの方が気温が低いような気がします。
今日から二十四節気小雪の次項、七十二候の「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」(北風が木の葉を散らす時季)となっています。天気図を見ても、西高東低の気圧配置が定着しつつあるようなので、そんな時季になってますかね。さて、

先週末には世界一臭い食べ物と言われる「醗酵食品・シュールストレミング」についてお届けしましたが、今週は「有害鳥獣・保健所認可の解体処理施設について」をお届けしたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

来年開業を目指しているお店の基本コンセプトの一つには有害鳥獣のお肉も提供しよう、と言うモノがあります。
所謂有害鳥獣ってのは、主として農作物被害に森林被害、人的被害をもたらすシカやイノシシ、カラス、ソレにハクビシンやアライグマ、アナグマ等のコトを言うワケですが、捕獲されるコレらの害獣のウチ、食用肉として流通しているのは全体の10%程度に過ぎず、アトは廃棄されたり猟師仲間等で自家消費されたりしている状況にあります。こりゃあ、余りにも勿体無いし、命を無駄にしちゃあイカンと思うのであります。

一方で、ジビエ肉とか称してコレらのお肉を業者等から購入しようとすると、結構高いんですよね。大体キロ5,000円とか、クマ肉なんかだと10,000円近くもしてしまったりもしています。
大半が捨てられてしまっているハズのお肉が、スーパーで買う豚肉や牛肉等よりも高い値が付いているのって、何だかヘンなカンジがしてしまうのは自分だけでな無いのではないかと思います。
ただ、野生動物を獲って来て、厚生労働省の定めるガイドラインに沿って、衛生管理の行き届いた解体処理施設で衛生的且つ適時的確に処理・パッケージングするとなれば、矢張り相当の手間暇が掛かってしまうし、解体するヒトの人件費、その解体処理施設に投資した費用の回収等も考えなければならず、その程度の価格を付けるのも已むを得ないんだろうな、とも思うのであります。

実は(感覚的ではありますが)この価格差があると言うトコロに産業的課題があるとも言え、ソレを解決する為の一つの方法論として、自らが解体処理施設を運営してしまう、と言うモノがあるのかな、と考えています。
商社ビジネスの世界では、社会的ニーズがあるのであれば、その大元を抑えに行くと言うのは常套手段であるし、ソレが一番儲かる方法の一つであるとも言えるのではないでしょうかね。まぁ、高々飲食店の仕入のハナシではあるのですが、コレは一つ検討しても良い問題かもな、と思っています(極端に初期費用が掛かるのであれば、論外ではありますが)。

従い(?)、今年の4~10月に実家の愛知県にいた際にも、地元で解体処理施設をやっている方々からお話を聞いたり、施設を見せて貰ったりもしてましたし、コレからも関東方面でも幾つかの解体処理施設に訪問をして、色々な話をお伺いしたりもしたいな、と考えています。

そんな中。
この間、以前所属していた猟隊の方々とおハナシしてた際に、解体の上手なお仲間の一人で、現地に半移住されてるお方が「ココで、解体処理施設作りたいと思ってるんですよ」と言う話をされていて、コレ迄にぼんやりと考えていたコトが俄かに現実味を帯び始めている、と言うのが現状です(その場合、自らが運営すると言うよりも、出資者の一人になる、と言うコトになるかも知れませんが)。
具体的な話としてはまだまだコレからだし、コスト計算や売上予測・補助金受給等の計画なんかも詰めなければならないと思うけれども、ソレらがfeasible(上手く行きそう)なのであれば、オモシロいかも知れないですね。

素性も知らない、どう言う処理をしているかも分からない業者から高い値で仕入れを継続するのであれば、勝手知ったるヒトから極力安価に仕入れられる状況に出来れば、全体の経営・運営についても寄与してくれるのでなないかとも思います。

コチラの方面でも具体化させて行きたいですね。
先達の皆さんからアドバイス等あれば、是非お願いしたいと思っています。

本日はココ迄。
明日は、「内臓料理・内臓料理について思うトコロ」について書いて行きたいと思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?