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2024年4月9日(火)「有害鳥獣(ではないですが)・ヨシガモ」

今日の富山は昨晩からの雨がずっと続き、夕方になって漸く曇り。
朝方の最低気温は9℃、日中の最高気温は8℃。
新月回りでもあったので、昨晩から富山入りして毎年恒例行事となっている(?)ホタルイカ掬いに来てますが、このコンディションなので社外に出るのも億劫で、海にすら入りませんでした(泣)。明日の未明もヤラざるを得なくなりましたが、雨は無いものの極端な気温低下予報なので、またダメだろうなぁ(泣)。
今日からは二十四節気清明の次項、七十二候の「鴻雁北(こうがんかえる)」(冬鳥の雁が北へ帰る時季)です。そう言えば、そのヘンに飛んで来ていたマガモやオナガガモ、ヨシガモなんかもいつの間にか数が減ってますね。彼らも北に帰って行ったのでしょう。さて、

昨日は「醗酵飲料(ウィスキー)・尾鈴山蒸留所OSUZU MALT Cedar Barrel」について書いてみましたが、本日は「有害鳥獣(ではないですが)・ヨシガモ」について書いて行きたいと思います(冒頭写真はコチラから拝借しました)。

ヨシガモ。
カモ科マガモ属の中型の鴨。繁殖期にユーラシア大陸から全国的に飛来する冬鳥で、東北以南の日本各地で営巣してるヤツら。全長は50㎝程度で、オスは冒頭写真の通り栗褐色と緑色のアタマに灰色の体部、背中から尾の先に掛けてカールした毛並みの美しいカモですね。メスは他の鴨類と同様に全体的に褐色の地味な色調。
湖沼や河川、海でも内湾等の小さな沼地等よりも大きな水域を好むカモで、基本的には草食であり、水面に浮いたまま水草や海藻類等を好んで食べている模様。なので、肉質は比較的あっさり目の味わいで、筋繊維が細く、ねっとりしたマグロのような食感が愉しめる、とされているみたい。

で、このヨシガモも猟友が山梨の河川にいたヤツを狙い撃ちしてくれて、戴いたモノ(毎度、ありがたや有り難や~!)。
剥いてみると、まぁ他のカモや鳥類と似たようなカンジではありますが、特に胸の部分の灰色の羽がまたキレイでしたねぇ。素っ裸にしてみると、カラダ全体は意外にも小さいし、腿もほんの少しで、胸肉も然程発達しておらず、可食部は然して多くは無いカンジ。身質は結構深紅と言えるホド赤いが強く、細かい繊維質な感じ。

矢張りヨシガモ自体の味を愉しみたいと思い、今回は(今回も?)スライスした胸肉を塩胡椒してフライパンで焼いて食ってみる。矢張りこの赤身はヘモグロビンが多く含まれている為か、レバーっぽい味があってコレはコレで美味い。割と好きな味ですなぁ。家族のモンはレバー的味わいがあんまりお好みではないようなので、柚子胡椒をたっぷり付けて食ったら結構美味い、等と宣っておられました(笑)。
レバー・ハツ・砂肝も食ってみましたが、ドレもフツーに美味い。特に砂肝は美味かったですねぇ。
また、鴨ガラや小さな手羽とモモ肉については出汁取ってヨシガモうどんにして食いましたが、コレまた良い出汁が出てて、とっても美味かったですよ。
ジビエ料理の本なんかのレシピを見てみると、小ジャレた調理方法でソース掛けて食う食い方なんかも紹介されたりもしてるけれども、シロウトの自分にはソコ迄の技術はないので、シンプルに上記のような食い方でも充分堪能出来ましたわ。

こう言うカモ類も偶には出せる体制を構築したいモノであります。
明日は「醗酵食品・がん漬け」について書いて行きたいと思います。


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