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2024年1月22日(月)「二十四節気・大寒(だいかん)」

今日の東京は曇り、時々晴れ。
朝方の最低気温は5℃、日中の最高気温は13℃。この時期にしては比較的暖かい一日でありました。
先週末20日からは二十四節気の最後の節気である大寒(だいかん)に入り、七十二候でも二十四節気の大寒の初項「欵冬華(ふきのはなさく)」(蕗の薹(フキノトウ)が顔を出す時季)となりました。今は一年で一番寒い時季ではありますが、春の山菜は着実に生長しているようで、確かに豊洲の青果市場でもそろそろ蕗の薹やらタラの芽やらが並び始めています(多分、栽培モノですが)。さて、

先週末には「内臓料理・もつ煮」につい書いて行きましたが、本日は上述の通り二十四節気の最後の大寒(だいかん)になりましたので、その関係について書いて行きたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。

大寒。
以前お伝えした小寒に続く、大寒。まだ、「寒中」であり「寒の内」であり、暦の上では冬の寒さが一年で一番キビしい時季、と言うコトになります。この節気が終われば、いよいよ立春と言うコトで、暦の上では春の到来、と言うコトになります。
尚、今年の大寒は1月20日(土)に始まり、次の立春(りっしゅん)が始まる前日の2月3日(土)迄の2週間となります(因みに、この古い節気の最後の大寒と新しい節気の始まる境目の日を節分、と言うんですよ…ホントは季節の変わり目毎の年4回あるのですが)。

この時季に美味くなって来るサカナとしては、寒ブリサワラ・寒ビラメノドグロ(アカムツ)等の高級魚、天ぷらや唐揚で美味いワカサギメヒカリ(アオメエソ)等の小型魚、北寄貝(ウバガイ)赤貝牡蠣帆立シジミ等の貝類、ズワイガニアマエビ等の甲殻類、コウイカ等ですかね。ナマコも引き続き好調です。

この時季に旬を迎える野菜としては、小寒から続いてますが白菜・長ネギ・小松菜・ほうれん草・菜の花・水菜等の葉物、カリフラワーもブロッコリーも。新海苔も市場に出回ってます。大豆が旬なので納豆も。味噌の仕込み時期でもあります。また、上述の通り、蕗の薹やタラの芽・ウルイ等の山菜類も出始めてますね。

果物では、レモン・金柑・伊予柑等の柑橘類は引き続き旬ですし、リンゴもまだまだ美味い時季ですね。

お花的には、彼岸桜・福寿草なども。そろそろ、この節気の終わり頃には河津桜も咲き始める頃でしょうかね。梅も、かな。

行事的には、1月20日の二十日正月、1月24日の初地蔵(東京近辺だと巣鴨のとげぬき地蔵が有名か)、25日の初天神、28日の初不動、1月31日の晦日正月、2月3日の節分へと続いて行くようです。個人的には節分時に恵方巻を食べる習慣ってのは、バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣を製菓会社が作ったのと同じで、元々は関西の風習であったモノを、スーパーやコンビニ各社の販売戦略に基づくモノであり、未だに違和感が払拭し切れませんね。大量廃棄問題もあるし。従い、節分に恵方巻食べるなんてコトはしません(飽く迄も個人的な意見ですが)。

大寒の次はいよいよ新たな節気である「立春(りっしゅん)」(今年は2月4日~18日)。
と言うコトで、本日はコレにて。
明日はここ数年で話題になっている「Web3について考える」をお届けしたいと思います。


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