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10月16日(月)「漁師料理・ちゃんちゃん焼」

今日の豊田は終日、晴れ。
最低気温は12℃チョット、最高気温は24℃少々。
ちょっとずつではありますが、気温が下がって来てますね。早朝散歩では、どこからともなくキンモクセイの香りが漂って来て、とっても良いキモチになりますね。
そう言えば、先週の金曜日から二十四節気寒露の次項、七十二候の「菊花開(きくのはなひらく)」(菊の花が咲き始める時季)に入ってました。自分が動いている範囲内では菊の花を見たコトがないので、ソレが丁度今の時期になっているんだか、温暖化の影響で開花が遅れているんだかも、ようワカリません(泣)。
また、今日は「世界食料デー」なのだそうです。フードロス問題やら食糧安全保障やら、気候変動やらSDGsやらと、食料に纏わる様々な問題を考えなきゃイケない日ですね。
あ、ソレと。やっとのコトでコレ迄に更新して来たブログの内容を、とっても面倒臭かったけれどもカテゴリー毎に分類してマガジン作っておきましたので、ご活用下さりませ。さて、

先週末には「醗酵飲料(ウィスキー)・Taliskerの10年と18年」をお届けしましたが、今日はこの間韓国に行った際にも東海岸に揚がる秋鮭を使って作った「漁師料理・ちゃんちゃん焼」について書いて行きたいと思います。

ちゃんちゃん焼。
石狩鍋」・「ジンギスカン」等と並ぶ北海道の郷土料理ですね。丁度今の季節に繁殖の為に母川回帰するシロザケ(秋鮭)を使って作る漁師料理です。北海道の中でも、その発祥は石狩地方の漁師町と言われているようですが、その歴史は浅いようで、昭和に入ってから漁師達が獲った鮭をドラム缶で作った鉄板で焼いて食べたのが始まりと言われてます。
ただ、今となっては北海道のドコの漁師町でも、いやいや日本全国ドコででも食べられている一般的な料理だとも言えると思います。
また、サケに限らず、マダラやイカ・ホッケ等の他のサカナ類、豚肉や鶏肉なんかでも作るパターンもあるようです(まぁ、ナンでも出来るってコトのようです)。

「ちゃんちゃん焼」等と言う名前は、「ん?ナンじゃそりゃ??」と思ってしまうネーミングですが、その由来には諸説あるようで、「ちゃっちゃと作って食える」説、「父ちゃんが作ってくれる」説、「焼く時に鉄板とヘラがチャンチャンと音を立てるから」説等があるようです。

作り方は至ってカンタン。
1. 鉄板やフライパン・ホットプレートを熱してバターを敷く。
2. 適当な大きさに切っておいた野菜(キャベツ・タマネギ・ニンジン・ピーマン・もやし等)を鉄板の中央を開けて置く。
3. その中央部分に鮭の切り身を皮側を下に向けて焼く。
4. 味噌を酒で溶き、みりんや砂糖を混ぜたモノを鮭と野菜にぶっ掛ける。
5. アルミホイルやフタ等して蒸し上げたら出来上がり。
6. アトは鮭の身を解して野菜と混ぜ合わせながら、みんなでつつけばシアワセ。

いや~、誠にもってカンタンですねぇ。使う鮭はスーパーで売られている秋鮭の切り身で良いワケなので、今の季節であれば食材入手にも特別な方法も必要無いし。
肝心の味の方も、味噌の甘さと美味さ、適度な塩っ気もあり、且つ鮭と野菜から出る旨味が相俟って、誰がやっても失敗は殆どなく美味しく食べられるのが良いトコロであります。
タンパク質も野菜もたっぷり摂るコトが出来、みんなでワイワイやりつつ鍋や焼肉のように、楽しく食べられるのがコレまた良いですね。

ドコかのうたい文句ではありませんが、安い・早い・美味い漁師料理でありますので、この時季には是非お試しを。

と言うことで、本日はコレにて。
明日は、この間一色さかな村で買って来て食べた「未利用魚・コバンザメ」についてお届けする予定です。


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