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10月11日(水)「二十四節気・寒露(かんろ)」

今日の豊田も晴れ。
最低気温は15℃、最高気温は25℃。
まぁ、日中は多少暑さも残ってはいるものの、概して涼しくなって来ましたね。最低気温が低くなって来たので、朝の散歩は爽快です。
自分が旅行しているウチに二十四節気秋分が終わり、寒露に入ったし、七十二候でも二十四節気の初項の「鴻雁来(こうがんきたる)」(雁が北の国から渡ってくる時季)になりました。そう言えば、今回の旅行では韓国の東海岸の河でサケ釣りをしてた際に、結構多くの鴨達が雁行して来るのを見ることが出来ましたね。さて、

昨日は「未利用魚・ヤリヒゲ」についてお届けしましたが、本日は10月8日からは既に次節に入っている「二十四節気・寒露(かんろ)」についてお届けして行きたいと思います(冒頭画像はコチラから拝借しました)。

寒露。
白露の頃(9月上旬)には瑞々しく輝いて見えた露も、露が冷気によって凍りそうになって寒々として見えるようになる季節。また、マガンなどの冬鳥が越冬地を求めて渡り始めて来る頃で、菊が咲き始め、コオロギも鳴き始める頃。カモなどの渡り鳥もそろそろ日本にやって来る頃なので、狩猟解禁日(本州では11月15日)も間近になって来た、と言うコトですね(因みに、カモ類は狩猟対象鳥類ですが、雁は天然記念物指定されているので狩猟対象外です)。
まぁ、つい先日迄夏日が続いていたワケなので、地球温暖化の昨今に於いては「露が冷気によって凍りそうになる」ってのはチト大袈裟過ぎるとは思いますが(笑)。
何れにせよ、シーズン的にも寒露は晩秋の始まりなので、秋に美味くなる食材も本格化する時季でもありますね。
尚、今年の寒露は10月8日(日)に始まり、次の霜降(そうこう)が始まる前日の10月22日(日)迄の約2週間ですね。

この時季に美味くなって来るサカナとしては、青魚系では「嫁に食わすな!」のマサバ・秋に脂が乗って来る大型のサワラ・鮮度の良いモノ等は刺身が美味いニシン(勿論、焼が美味いんですが)、それに値段もこなれて来たサンマ・脂がたっぷりと乗って来た戻りガツオ、鍋等に美味いハタハタや意外に美味い沖で獲れるボラ、最盛期を迎えつつある秋鮭筋子、甲殻類では漁期解禁(トコロによって異なりますが)のイセエビや秋シーズンを迎えたシャコ(但し卵(カツブシ)は無し)等も美味い時季になってます。
お~、大事なモノを忘れてた。本来ならば10月初旬に解禁となるシシャモ漁なのですが、海水温上昇による近年の記録的不漁の影響もあり、鵡川漁協ひだか漁協苫小牧漁協今年は休漁を決めた模様です(泣)。ホンシシャモ食えないとなると、カペリン(カラフトシシャモ)で我慢するしかありませんねぇ。悲しい。

この時季に旬を迎える野菜としては、そろそろ稲刈りも終盤に近付いて来る新米、ニンジン・ジャガイモ・里芋・蕪などの根菜類(根菜類の煮物が恋しくなる季節です)、高くて買えない松茸・安くて有り難いシメジ等のキノコ類も真っ盛り、銀杏も身が大きくなって来てます(アレ、落ちた銀杏を取って食えるようにするには手間掛かりますが、美味いんですよねぇ)。

果物では、日本古来のスイーツとも言える柿とその加工品?でもある干し柿、炊き込みご飯に入れると美味い栗、スーパーに色んな種類が並び始めているリンゴ等、美味いモノも増えてます。ぶどう類もまだまだ健在、柑橘類もエエですね。特にミカン類が市場に出始めてます。早く、自分の満足行く柚子胡椒を作らなきゃ。

お花的には、花じゃないけどやっぱりこの季節になれば紅葉!、ソレ以外だと前回に続いてキンモクセイやらコスモスなんですかね。ナナカマドなんてのもこの時季なんですかね。

行事的には、十三夜紅葉狩り伊勢神宮神嘗祭、秋の新酒が出来る時季に各地で行われる「どぶろく祭り」(特に有名なのは岐阜の白川郷のモノ)、身近なトコロで言えば衣替えですかねぇ。

寒露の次は「霜降」(今年は10月23日~11月7日)。その頃には、秋も深まり、更にその次の立冬に備えて寒さも本格化して来るのかな、と思います。そろそろ、冬の到来も近いのかぁ。

本日はコレにて。
明日は「醗酵食品・柚子胡椒、酢橘胡椒」」ついてお届けして行こうと思います。


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