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▲ 第九章 : 不可侵

【はじめに】

私とそれ以外の存在は繋がっていないが、ある意味では繋がっている。

そして私以外の存在は私に対し、物理的に干渉出来るが、本質的には干渉出来ない。

その事実を、空に浮かぶ「あれ」が示してくれていた。

結局、我々が太陽と呼ぶ「あれ」は何なのか。そこに真剣に着目した結果…その性質も加味しつつ考察する事で、新たな結論を導き出す事が出来たのである。

そこに加えて、北海道に群生する「神の草」。彼らもまた、この世の本質を語っていた。

自然すらも、私の研究結果を肯定している。

だからこそ、いかにヒトに否定されたとしても、私は私の考察結果に胸を張っていられる。

後は…見つけ出すだけだ。

「この世のゴール」を…。

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