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また会う日まで

しまった..油断した

スポーツジムで筋トレをし、追い込んだ後にかいた汗を処理せず、暑いからと言って半袖のまま、エアコンを付けた状態で仮眠した。

ふむ…やっぱりこうすれば、誰でも風邪をひくのだな(笑)。

私は毎年、このパターンで風邪をひく。私の事を知ってる方は「またかよ」といった感じだろう。まったく…自己管理が得意なのか、下手なのか…。

運動の後は免疫が下がっている。だからこそ、一番油断してはいけないというのに…やってしまったなぁ。

尤も、死ぬほど頑丈な私はいつも通りラジオを展開し、こうして記事を書いている。恐らくこの後、普通に昼ごはんを食べ、ギターでも弾いているのだろう。

昨日からちょっと体がだるいくらいなので、問題ない。少し熱があるんだろうな。

…話が変わるが、実は昨晩、微熱がある状態で就寝し、とある夢を見た。

場所は、実家の茶の間だった。

その時…私は時間を超越した。

目の前にはおふくろがいるのだが、あっという間に1日、2日、3日と流れ…そして日に日に、彼女の姿は痩せこけていった。

その顔は…多分、この世界でのおふくろの顔じゃない。心当たりのない顔だった。

私は心の中で、この人がもうすぐワクチンによって死ぬ事を理解していた。

「ほら、母さん…日に日にもう、痩せちゃってるじゃんか…」と言う。

それに対し、おふくろは、
「分かってる…分かってるんだもう、そんな事は…」と言った。

そして…急に次のシーンになる。

私はおふくろと親父を茶の間に呼び出し、悲痛な胸の内を泣きながら話した。

「母さん…あのね、聞いて。母さん、明後日に死んじゃうんだ。お店で心臓の血管詰まらせて、死んじゃう。コロナ…いや、ワクチン。コロナワクチンが原因なんだよ。」

私がそう言うと、

「あら…どうすればいいべね…」とおふくろが返した。

私は真剣になって、助ける道を模索した。

(どうして…なぜ、もうあと2日しかないんだ?どうして私はもっと早く動かなかったんだ…。イベルメクチン…間に合うだろうか。いや…仮に今ここにイベルメクチンがあったとして、もうここまで内臓を壊された彼女はもう…)

そんな事を考えていると…次の瞬間、場面はいつもおふくろが立っていたキッチンになった。

そこで私は…意を決して、痩せこけた彼女にこう言った。

「大丈夫だ。地球も、宇宙も、いずれ死ぬから…。また会おう、母さん。」

すると彼女は、死を覚悟した満面の笑みで、こう言った。

「うん!そうだね。さぁ…準備しなきゃ。」

…そして私は彼女に抱きつき、大きな声を上げて号泣した。

「うわぁーーーーん!おかあさーーーん!!!」

うぇっ、うぇっ…という、嗚咽混じりの声を上げながら、彼女をぎゅっと抱きしめた。

「あらあら…あぁ、よかった…」

彼女のその声と共に、目を覚ました。

目が覚めた時はとてもシームレスで、こっちの世界の私も、枕元で「うぇっ、うぇっ…うぅ…」という泣き声を上げていた。自分の声で目を覚ました感じだ。

…この世に、自由意志は存在しない。

なら結局、この世の存在自体がとても不可解なものだ。というか、ハッキリ言って全くと言って良いほど存在意義も価値もない。心から「大したものではない」と言えると思う。

全て最初から決まってるなら、「徳を積む」もへったくれも無いもんだ。

何が善行で、何が悪行だと言うのか。

仮に「徳」ってやつを積みたいと思っても、全部決まったレールの上なら、積みようがないでしょう。

でも…あの空間には、そのチャンスがあった。

今までもずっと…「かの者」に会った時から、ずっと思って来た。向こうの世界では、明らかに思考が現実化した。つまり、自由意志ってやつが存在したのだ。

そんな中で…私はおふくろを抱きしめ、「よかった」と言ってもらえた。

これって、多分…「徳」だよな?

むしろそのチャンスは…「夢」と呼ばれる、向こうの世界にしか無いのかもしれない。

私は、「徳」を積めているのだろうか。

そんな事を考えながら…熱っぽい体をゆっくりと起こした。

母の日に見た夢でした。

…また会おうな、母さん。

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