原付🛵の配達員が起こしやすい違反　

　フードデリバリーの業務を原付バイクで稼働している人は、自動車運転免許証がないと、配達業務が出来なくなる。なので、交通違反は、極力避けたいものだ。とはいえ、タワマンへのお届けだったり、遅延などで急いでしまったり、様々なことにより、警官に止められる可能性がある。
このnoteでは、原付バイクを使って配達されている方のために、配達員が起こしやすい違反をまとめてみた。

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免許証不携帯

　

忘れ物を絶対しない人は、この違反は皆無だが、人間ってうっかりミスはよくするもの。免許証を忘れて、運転しても、普通なら免許証不携帯がバレることはない。他の違反で、警官に止められて、免許証の提示を求められたときに、発覚するものだ。
★違反内容★
　免許証不携帯とは、免許を受けた人が免許証を携帯せずに車両を運転すること。 運転時に免許証を携帯することは、道路交通法第九十五条で義務付けられている。また、免許証を携帯する義務だけではなく、違反などがあるとして警察官に免許証の提示を求められた場合には、提示する義務も定められている。
違反点数の加点はないが反則金3,000円が科せられる。　
★解決策★
持ち物チェック☑️リストを作り、運転前に
確認すれば、解決！

携帯電話使用等（保持と使用）

　配達業務を行う上で、スマホを全く見ないで、運転することは不可能と言っても過言ではない。しかし、この違反を指摘されたら、一気に３点も加算され、18,000円の罰金が課せられる。例として、走行中にオーダーが鳴った場合、走行中に承諾ボタンを押したらアウト。この違反は、警察官の主観で決まる。明らかにスマホを操作したときだと、捕まっても仕方ないが、顔（ヘルメット）ごとスマホの方を向いてしまっている」状態・頷いただけでもスマホを注視したと断定されるケースもあるようだ。
★違反内容★
スマートフォン（携帯電話）を保持し、通話したり画像を注視した場合、反則金は18,000円（普通車の場合）、違反点数は3点が加算される。また、携帯電話の使用により、交通の危険を生じさせた場合非反則行為となり、反則金は適用されず罰則が適用となります。 違反点数は6点が課せられ一発で免停処分となる。
★解決策★
・オーダーが入ったら停車してから承諾ボタンを押そう。
・ナビの音声案内モードで走行し、スマホをチラ見するときは、絶対頷かない。
・配達アプリとMAPなどの切り替えは、音声コントロールを使おう。

走行区分違反

走行区分

　走行車線の表示は、目的地に辿り着くまで、目まぐるしくリアルタイムに変化する。
お届け先のことや、お店のことなど、考えごとをしていると、この違反をやりかねない。
また、運転に集中していても、路面に書かれた表示が薄れて、確認出来ないレアケースもある。なので、しっかり対策を施して配達業務についた方が良い。
★違反内容★
通行区分違反とは、右折・左折専用のレーン（車線）がある道路において、走行中の車両が専用レーンを利用せずに曲がった場合に適応される違反のこと。 交差点などがある場合、右折車両と直進車両を分ける白線が引かれ、それぞれ専用のレーンで分けられている。 この専用レーンとは異なる走行を行った際に、通行区分違反となる。
違反点数2点、反則金6000円。
★解決策★
・配達NAVITIMEなどしっかりしたナビアプリを使おう。走行車線情報が記載されているので、違反を未然に防ぐことが可能。
・走行中、標識や路面表示は逐一確認しながら走行すべし。

交差点右左折方法違反

二段階右折・二段階右折禁止

　原付バイク特有の二段階右折、また、小回り右折を間違えると、違反となる。
★違反内容★
二段階右折が必要な交差点で小回り右折を行うと、交差点右左折方法違反となり違反点数1点と反則金3,000円が科せられる。また、二段階右折が不要な交差点で二段階右折をした場合も同様に、違反点数1点と反則金3,000円が科せられる。
★解決策★
・標識が交差点の直前に設置されているところが、多いため、土地勘のない地域で運転するときは、配達などのナビアプリをお勧めする。筆者もこのアプリに何度も助けられてたいる。しかし、たまにアプリが間違っていることもあるので、要注意ではある。

スピード違反

　この違反は、運転中の精神的な影響が大きい。注文者に急かされたり、遅延が発生して、少しでも早く届けたい。そんな感情になったとき、ついつい、スピードが出てしまう。パトカーに追尾されてサイレンを鳴らされて捕獲されるか、脇道に止まっていた白バイが出てきて捕まるかだ。
★違反内容★
（一般道）の反則点数は、超過した速度によって決まる。超過した速度が時速20km未満なら1点、20km以上25km未満なら2点、25km以上30km未満なら3点、30km以上50km未満なら6点、50km以上なら12点となる。 点数が6点以上になると免許の停止や取り消しの対象となる。
★解決策★
焦らない、あわてない、ゆっくり行こう！
配達前に深呼吸して、このフレーズを10回
遅口言葉で唱えてから稼働すれば、効果的w

駐車違反

　お巡りさんや、駐車監視員の立場に立って考えてみると、違反をしやすい場所を特定して、巡回するはず。個人宅への配達だと、配達員はすぐ戻ってくるので、取り締まっても意味がない。周りに駐車場がない。しかも、敷地内駐車禁止となっているタワーマンションの付近。高層階への配達は、かなり時間を要する。まさに、このスポットこそ、取り締まりの名所に違いない。タワマンへのお届けは覚悟を決めて配達するしかない？ってなる！そこで、解決策を下記に記しておく。
★違反内容★
道路交通法第45条で駐車禁止の場所が定められています。これを法定の駐車禁止場所といい、主な場所は下記の通りです。

駐車禁止の標示や標識がある場所
火災報知機から1m以内
駐車場や車庫などの自動車用の出入口から3m以内消防用機械器具の置場や消防用防火水槽から5m以内
消火栓、指定消防水利の標識や消防用防火水槽の吸水口などから5m以内道路工事が行われている工事区域の端から5m以内　　　
駐停車禁止場所等3点　10000円
駐車禁止場所等２点9000円　　　　　　　　

★解決策★
・近くに駐車場があれば、必ず利用する。
・Ｐがなければ、安全な場所にとめる。

駐車禁止・駐停車禁止

・駐車禁止の標識の下に自動車と明記されている場合、原付🛵は自動車ではない為これに該当しないので、時間帯に気をつければ、停めても良いとの解釈となる。
※警察官👮に確認済み
・どうしても駐車スペースが見当たらないときは、ガードマンの目を掻い潜って、敷地内に停めるしかないだろう。

指定場所一時停止違反　

　これは、信号の無い交差点のいたるところに設置されている。止まれの標識のある停止線の前で、ちゃんと停止したかどうか？
警官の目視により違反となる。
★違反内容★
一時停止の位置は、「道路標識等による停止線がある場合はその直前、道路標識等による停止線が設けられていない場合、交差点の直前」になる。
停止線を超えてしまったり、タイヤで踏んでしまったりした場合は、一時停止と認められない。また、ゆっくり進み、完全に停止していない場合も一時停止にならないので注意が必要だ。
違反点数２点　罰金5000円
★解決策★
・停止後、安全確認しながら、両足を地面につけて、3秒数えよう！これを習慣化すれば、完璧！

信号無視　点滅

　赤色点滅信号のある場所では、自動車は停車線や信号機の前で必ず一時停止し、安全確認をしたうえで進まなくてはいけない。赤色点滅信号の意味を「注意して徐行しながら進む」と勘違いしている方もいるが、車両は「一時停止」である。安全確認のための一時停止のため、安全が確認できなければ当然発進してはいけない。
違反点数２点　罰金5000円

横断歩行者等妨害等

　横断歩道を渡っている、または渡ろうとする歩行者がいた際には、車道を走行中の車両は一時停止をしなければならない。 これを守らなかった場合の交通違反行為を、横断歩行者等妨害等違反という。 また、歩行者の為に一度停止し、新たな横断歩道者続いた場合にも、車両には停止の義務がある。
違反点数２点　罰金6000円
　　

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付録(免停と免許取り消し)

交通違反が重なり、点数が加算されていくと、免停という不穏な事態にみまわれる。点数と前歴から、処分内容が分かる表を掲載しておく。

前歴の無い場合６点加算で３０日免停