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今日もフリエに逢いに行こう  ~これがJと私の生きる道~

「Jリーグをつかおう!」ってフレーズ、聞いたことはありますか?

昨年の5月14日、Jリーグ25周年のイベントで行われたワークショップ。そこではJクラブ&リーグ、日本サッカー協会の人、一般の参加者とでJリーグを使って社会連携を生み出すアイデアを披露し合ったそうなんです。

そのワークショップのコンセプトが「Jリーグをつかおう!」。スポーツを「する・見る・支える」という関係性から一歩進めて「使う」時代にしていこうという提案です。

このコンセプトを新聞の広告で見つけた時、自分がものすごく感動したのを覚えています。その時の広告、わざわざ切り抜いて今も保管しているんです。それくらい嬉しくって。

当時の自分のツイートを探したのだけど、うまく見つけられませんでした。その代わりに記事を見つけるきっかけとなったツイートを発見。そうか、あの広告は『SHUKYU Magazine』のディレクションだったのか!今見ても素晴らしい。「Jリーグは、誰のためのもの?」って書いてあります。大切な問いかけです。

社会連携って聞くと何だか小難しいイメージかもしれませんが、私が応援するフリエこと横浜FCでは“ホームタウンプロジェクト”と称して長らく実践していることなんです。もちろんその他のJクラブでも規模や内容は違えど同様の活動をされていて、地域密着をうたうJリーグならではの取組だと思います。

フリエの公式HPでもその活動は毎月報告されているので、気になる方はぜひ一度ご覧下さい!地域の町内会や企業のイベントに、小学校での“はまっ子ふれあいスクール”や“放課後キッズクラブ”に、選手やフリ丸が参加して地域の方たちと血の通った交流を地道に続けているんです。

その他にも「サスティナビリティ=持続可能な」取組として、東日本大震災復興支援や障がい者支援、LEADS TO THE OCEAN(スタジアム周辺のごみ拾い)、カーボン・オフセット(CO2削減)などが行われています。この取組はスタジアムに何度か来場されている方はご存知かもしれないですね。

今年の6月には「スポーツとSDGs」というテーマで行われたセミナーも開催されています。私も参加して、フリエの上尾社長のお話を聴いてきました。ISO20121規格(イベントの持続可能性に関するマネジメントシステム)を取得しているプロサッカークラブは、マンチェスター・ユナイテッドに続いてフリエが2例目なんだそうです。

なぜ私がこんなことを書いているかと言うと、クラブが実践している社会連携の活動を地域の皆さんにもっと知っていただきたいからです。ちょうど今、横浜市山内図書館では「横浜FCと愉しむサッカーライフ」という企画展示が開催されていて、パネルでフリエの活動紹介をしています(10月14日まで)。

私はずっとこの企画に携わっていて、山内での開催は今年で5回目。戸塚や神奈川、保土ヶ谷図書館での開催をお手伝いしたこともありました。主旨としては、横浜市内のプロスポーツの魅力を地域の方に向けて発信することにあり、フリエ以外のクラブとも過去に連携したことがあります。

こういった図書館での取組は、以前から全国的に行われていました。川崎フロンターレのように、選手がおススメの本を紹介するリーフレットを作成・配布したり、選手による絵本の読み聞かせをしたりと、継続して熱心に活動している地域もあります。

私は2014年、既に活動されていた先輩方にお会いし、図書館からJリーグの魅力を発信するアイディアとノウハウを伝授してもらって、上記の取組を始めました。そしていつからか私にとって「読書とスポーツをつなげる」という活動が、自分のライフワークになっていったのです。

自分のやりたいことを言語化したことがきっかけで、色々な方に声をかけていただけるチャンスに恵まれ、その後の私の人生にはちょっとした変化が生まれました。

「旅とサッカー」をテーマにしたWebマガジンの編集長を務めることになったり。

新しく創刊されたサッカー雑誌(ムック)で、サッカー少年少女へ向けたオススメ本の紹介をさせてもらったり。

ちゃっかり宣伝になってしまいましたが……。「読書とスポーツをつなげる」という抽象的な概念が、ちょっとだけ形になっている感触を得ることができて、じんわりと嬉しい。さほど目立つような活動ではありませんが、私自身楽しみつつ熱量を持って取り組む日々です。

他方、フリエの魅力を広く発信するというのは、当たり前と言われそうですが、やっぱり難しさを感じています。情報や娯楽があふれる現代社会の中で、サッカーの1クラブの紹介をコツコツ続けていても世間にアピールは中々届きにくい。

もう少し大きいくくりで考えた方が良いんじゃないかって、何年か前から考えるようになりました。

そしてサッカーに関わる方たちのツイートから、こんな問いを見つけたのです。「なぜサッカーが社会に必要なのか」「なぜJリーグは存続しなければならないのか」「そもそもJリーグは誰のものなのか」。漠然としたイメージの中で右往左往していた私にも、しっくりハマる問いかけでした。

この答えに値するものを実践できれば、Jリーグ全体の価値をもっと押し上げることができるのでは?その実践にクラブとサポーターが関わることで、今よりも横浜FCの価値を高め、認知してもらうことも実現できるかもしれません。

さて、では何をどうやろう?

そんな折、うってつけのアクションが開始されました。「Jリーグをつかおう!」というプロジェクトを、「シャレン!」というアクションとして実現しようという取組です。既に「シャレン!」活動案の募集が行われ、採用者による第1回のシャレン!キャンプが開催されています。

実は私もこの応募に企画を提出したのですが、残念ながら1回目のキャンプには採用されませんでした。ですがきちんとしたフィードバックをいただき、別の機会にシャレン!担当の方ともお話ができたので、再度アイディアを練り直しブラッシュアップを図っていこうと現在頭を悩ませています。

いつか形になることがあれば、またnoteでお知らせします。この記事のことを覚えていてくれる方がいらっしゃって、後に一緒に活動ができる機会があれば嬉しいなぁ。

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6日の柏レイソル戦はご覧になりましたか?11,000人を超す大観衆を前に互いの意地と意地とがぶつかり合う好ゲームでしたね。首位・レイソルの強烈な攻撃陣とフリエの守備陣の攻防は非常に見ごたえがありました。

17:MF武田英二郎選手は左サイドバックとして攻守に輝きを放ち、DAZN週間ベストプレーヤーに選出されました。前所属の湘南ベルマーレでは怪我で苦しみ、ほとんど出場機会を得られなかったことを思えば、今のフリエでの復活ぶりはお見事としか言いようがありません。

そして25:FW草野侑己選手の劇的な決勝弾!

ゴールの瞬間、三ツ沢のフリエサポは総立ちに。私はバックスタンドで雄たけびをあげ、周囲の人とハイタッチの嵐でした。殊勲のヒーローは、エルゴラッソでも大きく取り上げられていましたね。彼も6月の試合で負った怪我からようやくピッチへ戻ってきての、この大仕事。思わず涙ぐんだ方もきっといらっしゃるはず。もちろん、私もです。

勝利の喜びに沸くゴール裏の動画もたまりません。こんなにも大勢の人が一緒になって喜びにわくシーンは、日常にそうあるものではないですよね。この素敵な光景が次世代にも大切に受け継がれていくように、私にできることを考え実践していきたいと思います。

柏レイソル戦は現時点で、間違いなく今年のベストゲームでした。この試合を観て下さった方は、きっとまた三ツ沢に足を運んでくれることでしょう。

次節のツエーゲン金沢戦は、台風で延期になる可能性があります。できれば平日開催は避けたいところですが……。ホームはもう残り4試合、チームを信じて応援していきましょう!いくぞJ1!

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!

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