安井省人

「みんなが自然体で生きられる世の中をつくる」をミッションに、生き方や住まい方、働き方の…

安井省人

「みんなが自然体で生きられる世の中をつくる」をミッションに、生き方や住まい方、働き方の多様性を探求しています。 株式会社スカイベイビーズの代表です。クリエイティブや編集の力でさまざまな課題解決と息苦しさの解放をめざしています。 https://www.skybabies.jp

マガジン

  • 自然体経営

    全員兼業・100%在宅ワークを推進するクリエイティブ・カンパニー、スカイベイビーズの代表 安井が、「自然体で、生きる」を実現する組織・経営とはなにか?を、考えます。

  • スカイベイビーズ オープン社内報

    全員兼業・100%在宅勤務を推進する、クリエイティブ・カンパニー 株式会社スカイベイビーズのオープン社内報です。よくあるWeb制作会社、Webプロダクションとはちょっと異なる、スカイベイビーズの「組織」、「働き方」、「仕事実績」など、いろんな情報をお届けします。

最近の記事

  • 固定された記事

理念、「自然体で、生きる。」の背景にある社会課題

こんにちは。クリエイティブ・カンパニー、株式会社スカイベイビーズ代表の安井です。 今日は、当社の理念「自然体で、生きる。」が生まれた背景について、お話ししたいと思います。 私たちは、Webを主な切り口としたあらゆるコンテンツをクリエイティブする会社です。そんなクリエイティブ・カンパニーの理念が、「自然体で、生きよう。」です、とお伝えすると、驚かれることがあります。「何ですか、それ?」と。 そこでまず、理念の前提にある「課題意識」をお話しします。 この図を見てください。

    • 私がスカイベイビーズで“自然体経営”を選択した理由【ナラティブ前編】

      私はずっと、自分を弱い人間だと思っています。特徴があるわけでもなければ、特別スキルに長けているわけでもない。自分ができる人だと思った瞬間は、ほとんどありません。 だから、私と同じように自信を持てなかった人たちや、多少の弱さがある人たちが、自分の価値に気付き、力を発揮し、活躍できる場を、スカイベイビーズで実現したいと考えています。 そして、凸凹した人たちが、凸凹したまま長所を生かしたり、互いに支え合ったりして生きていける世の中を目指したい。そんな思いを持ちながら、スカイベイ

      • 「共同体感覚」は幸福になるための必須要素だ

        私たちは皆、共同体に属して生きています。 家族も、会社も、地域も、共同体です。今は家族と離れて暮らしていたとしても、両親の存在がなければこの世に生まれることができません。近隣の人と交流がほとんどなかったとしても、そこで暮らしている時点で地域のインフラやサービスに支えられて生活することになります。 人は決して一人では生きられない生き物なのです。そして、共同体の一部として生きることが当たり前のはず。 これはアドラー心理学でいうところの、「共同体感覚」と同じことです。人々は社

        • 子どものウェルビーイングを追求するために親ができること

          スカイベイビーズでは、メンバーや周囲の人が「自然体で生きる」ことをテーマに掲げています。 「自然体で生きる」は、単にあり方だけでなく生き方も対象にしていますが、ウェルビーイングの実現と捉えていただいた方がまずはわかりやすいでしょう。 日々、自分自身や周囲の人の自然体、そしてウェルビーイングについてあれこれ考えを巡らせるなかで、幼少期の体験や価値観形成の影響の大きさを感じています。 私自身も小学生の子ども2人を育てる父親であり、子どもが将来自然体で生きられるようにするには

        • 固定された記事

        理念、「自然体で、生きる。」の背景にある社会課題

        マガジン

        • 自然体経営
          35本
        • スカイベイビーズ オープン社内報
          9本

        記事

          これからの会社経営は、ボーダーレスな「コミュニティデザイン」だ

          私はスカイベイビーズを、ボーダーレスに広がるコミュニティにしていきたいと考えています。そして、新しいコミュニティの概念を作っていきたいと考えています。そのためには、「社内」「社外」といった境目を限りなく薄くしていく必要があります。 なぜ、会社をボーダーレスなコミュニティにしたいと思うようになったか。それは、自分自身の経験から実感してきたことが大きな理由のひとつになっています。 学びや成長の機会があるのは、社内だけじゃない私は、アソブロックという会社で編集者の仕事を始めまし

          これからの会社経営は、ボーダーレスな「コミュニティデザイン」だ

          これからの時代、"個の力"じゃ生きていけない

          日本の労働環境の中で集団主義から個人の自立や自己実現を重視する価値観へシフトが見られるようになり、"個の力"が注目されるようになってずいぶんと時間が経ちました。 スカイベイビーズのメンバーも、ほぼ全員が何かしらの分野のスペシャリストでもあり、まさに個の力をつけた人々が集まった組織だといえるのではないでしょうか。 個としての力を磨いた結果、フリーランスを選択する人も多い時代ですが、フリーランスとして仕事をしてきた人がスカイベイビーズに参加するパターンはとても多い。フリーラン

          これからの時代、"個の力"じゃ生きていけない

          「自治力」が高まれば、人はもっと自然体で生きられる。

          スカイベイビーズには上下関係がありません。メンバー全員が対等な関係です。そんなフラット組織では、ヒエラルキー組織とは対照的に、上司や特定の司令塔といった存在がいません(チーム内での役割として"キャプテン"は存在していますが)。ですから私自身、代表取締役という立場ではあるものの、あくまでも「経営者という役割を担っている」のであって、"トップ"ではないのです。旧態依然的な慣習にとらわれることなく、年齢もキャリアもさまざまなメンバーたちが、お互いにリスペクトの気持ちを持って関わり合

          「自治力」が高まれば、人はもっと自然体で生きられる。

          「脱成長」のために私たちができることは何か

          私はここ数年で、資本主義社会の限界みたいなものを感じています。 大量生産大量消費をしながらひたすら上を目指すといった社会構造によって、体調を崩す人、心を病む人が増えたように感じます。 あくまで私個人の肌感ですが、私が仕事をし始めたころは「うつ病」や 「適応障害」などはかなりめずらしいもので、ほとんど耳にすることがなかったと思います。でもここ数年で、それこそ"歩けば棒に当たる"くらいの勢いで、そういった病を経験する人が増えているのを実感しています。これは資本主義のせいだけで

          「脱成長」のために私たちができることは何か

          今いる場所は本当に幸せか。大企業という恵まれた環境にいる人にこそ、考えてみてほしい

          自分らしく価値発揮できる場所は、ここなのか?スカイベイビーズはメンバーが20名程度の小さな会社ですが、クライアントには大企業も多いです。さまざまな仕事をご一緒させていただくなかで、大企業のパワーを感じることがあります。 大企業が様々なチャレンジをして新しいものを生み出し、世の中を引っ張る。もちろん、ベンチャーでも革新的な取り組みの数々が行われていますが、世の中に大きなインパクトを与えられるのは、やっぱり大企業であるケースが多いと思います。そういう意味では無くてはならない存在

          今いる場所は本当に幸せか。大企業という恵まれた環境にいる人にこそ、考えてみてほしい

          地方移住の誤解。生き方・考え方を変えずに、住まう場所だけ変えるのは危険

          私は山梨との二拠点生活をしています。基本的に、平日は東京を拠点に仕事をして、週末に山梨の自宅に帰る、といった生活スタイルです。 そもそもどうして私は二拠点生活をしているのか? なんてことは、また別の機会にじっくり書かせてもらうことにして……。 今回は、“田舎暮らしへの憧れ”が孕む危険性について書いてみたいと思います。 ”田舎暮らし“のイメージは?都会で暮らすみなさんは、“田舎暮らし”にどんなイメージを持っていますか? 自然豊かな土地でゆったりと生活する。畑で野菜を育て

          地方移住の誤解。生き方・考え方を変えずに、住まう場所だけ変えるのは危険

          ウェルビーイング経営のススメ

          背景昨今、「ESG経営」や「人的資本経営」と表現されるように、「人の価値が企業の価値になる」という考えが世の中のスタンダードになりつつあります。統合報告書などでも自社の「人材」に対する取り組みを明らかにする必要がでてきました。従業員一人ひとりが自分らしく生きることができるようサポートすることは、企業命題です。 スカイベイビーズでは、一人ひとりが自分らしくより良く生きることができる状態のことを「ウェルビーイングな状態」だと捉えています。そして、これからの企業は「ウェルビーイン

          ウェルビーイング経営のススメ

          スカイベイビーズ、9期が始まりました!

          9期からの新しいコンセプト2023年7月から、スカイベイビーズは9期目に突入しました。(正確には22期目)この1年で新たなメンバーが、4名も加わりました。心地よい集合体として一人ひとりが活躍できるよう、組織体制を整えたり、事業の強みを整理したりしているところです。 大きな変化としては、今期から「ウェルビーイング&ブランディング」をコンセプトに、新しいサービスを展開する予定です。 私たちはこれまで、さまざまな業種業界のコーポレートサイトや採用サイト、オウンドメディアといった

          スカイベイビーズ、9期が始まりました!

          自然体コミュニティ『スカイベイビーズフレンズ』をはじめます。

          こんにちは。スカイベイビーズ代表の安井です。今回は弊社の新しい取り組み「スカイベイビーズフレンズ(略して、スカイフレンズ)」を紹介します。 スカイフレンズとは?仕事現場で「クライアントワーク」に従事するメンバーが集い、日々、感じている悩みごとを相談したり共有しあえる、【サードプレイス】のようなコミュニティです。 そして、ゆくゆくはスカイベイビーズが掲げる「自然体で、生きる。」をともに探究するコミュニティへと育てていきたいと考えています。 背景と想い私たち自身、日々のクラ

          自然体コミュニティ『スカイベイビーズフレンズ』をはじめます。

          フラット組織の混乱 Part.04 〜優先順位・ファシリテーション力・教育〜

          スカイベイビーズは数年前から「フラット組織」を公言し、推進してきました。お手本となる組織はそう多くなく、手探りのなか試行錯誤している過程です。当社のメンバーも困惑していると思いますが、僕自身「これでいいんだろうか?」と戸惑う場面が多々あります。今日はそんな「フラット組織を運営する上で悩んでいること」についてお話します。 仕事の優先順位を決めるのは誰? 当社には、①ブランディングやWeb制作などを行うクリエイティブ事業(クライアントワーク)と、②ECサイトやメディアなどを運

          フラット組織の混乱 Part.04 〜優先順位・ファシリテーション力・教育〜

          「社内コミュニケーションに課題あり」は、本当か?【オープン社内報】

          気持ちだけで、課題を考えない こんにちは。スカイベイビーズ代表の安井です。前回のnoteでは、全社メンバーによる「経営改善プレゼン」についてお話ししました。 続きの話をします。私が今回の「経営改善プレゼン」で最も意外だったのは、「社内コミュニケーションに課題がある」という意見が多くみられたことでした。 ここ2〜3年でメンバーが倍近く増えたので、まず人数と接触回数の問題だとは思います。スカイベイビーズでは全員がフルリモートワークを採用しているため、「あの人のことをあまりよく

          「社内コミュニケーションに課題あり」は、本当か?【オープン社内報】

          2023年4月、メンバー全員による経営改善プレゼン

          こんにちは。スカイベイビーズ代表の安井です。 4月4日、年に1度のスカイベイビーズ恒例イベントを開催しました。すべてのメンバーが「経営改善策」を提案するプレゼンです。 今回このテーマでお話したいことは2つあります。1つは、どんな風に改善策を考えてもらい発表しているのかについて。もう1つは、どんな策が出て、それに対してみんながどう感じているのかについてです。 どうやっているのか? スカイベイビーズには「経営会議チーム」があり、私含む5名で運用しています。経営改善プレゼン

          2023年4月、メンバー全員による経営改善プレゼン