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フロップCBの後始末 ~EQ水没編~

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はじめに

Xでの投稿

「EQ水没」はそもそも造語で、一般化されている用語ではない。
似たような用語に「EQ誤認」や「ポラライゼーションエラー」というある程度一般化されている用語があり、それらを正しく理解している場合まったくもって不要となる用語である。

ただこの「EQ水没」という用語に対して、僕が素晴らしいことと思うことは、この言葉がとても正しくそれらの状態を表していて何とも美しくもあること、そして活用のしやすさとメリットの大きさがとてつもなく大きいというところにある。

「EQ水没」という言葉を知らなくともこれから考察する内容や活用法をすでに実行していたプレイヤーにとっては恩恵はすくないものになるだろう。
しかしそうでなかったプレイヤーにとっては、今後のプレイの質を高めるものになるし、きっとポーカーというゲームの幅を広げてくれることによってより楽しいものにしてくれるだろう。

それでは「EQ水没」とは一体どういう状態を指すのだろうか?
そもそも造語なので定義もくそも無いのだが、私なりに定義してみる。

「EQ水没」を定義してみる

「EQ水没」を考える上で分かりやすいのは私たちがインポジションを取っているケースでフロップCBを打って、さてターンどうしようか?という時に分かりやすいしぜひ活用していきたい。
ここでは私たちがBTNオープンし、敵がBBでコールしたシングルレイズドポットということにしよう。

フロップ部分では「ベースとなる考え方」を
ターン部分では本題の「EQ水没ベット」
そして応用的に「EQ水没死」について定義する。

フロップではある程度こちらに有利なボードが落ちて、
「おお。これは有利だぞ。有利だからレンジベットをしよう」
とレンジベットしたケースを想像してほしい。

この時に敵のレンジを水面と捉え、私たちのレンジは現状では水面上にある。
イメージは都市が分かりやすいのではないかなと思う。

大切なのは我々のレンジは、この時点では水面上にあって、
相手のレンジ(水面)を見下ろしている状態にあるということだ。
見下ろしている有利な状態なのだから私たちは「レンジベット」やそうでなくてもCBを高頻度で打つだろう。

そうすると相手は幾らかの弱いレンジを「フォールド」したり
強いハンドを「レイズ」したりするかもしれない。

その時の水面の上がり下がりをぜひイメージしたい。
例えば弱いハンドをたくさんすぎるほど「フォールド」して
強いハンドをあまり「レイズ」しないような相手だった場合
コールされたときの水面はぐぐっと上昇し、私たちのレンジ都市は飲み込まれてすでに水没しているのかもしれない。
弱いハンドをそぎ落とし、コールレンジを強いハンドで過剰に補強している状態だ。

逆に、弱いハンドも「コール」してくれていて、
強いハンドはほとんどが「レイズ」に回っている状態であれば
コールされたときの相手の水面はまだ低いままなのかもしれない。

このようにどのような状態でターンに進入しているかがとても大切だ。
もちろんターンでよくドンクするようなプレイヤーに対しては、
ドンクの情報も更新しなければいけないので
より正確に言えば、「ターンのバレルが可能になった状態」での水位をイメージすることが重要だと言える。

だからもしかしたらこの時点で私たちのレンジ都市は相手の水面が満潮かのように上昇していて、すでに水没している可能性だってあるのだ

当然にこの時点で水没していればターンは「オリジナル」だろうが、「フロップでは有利だった」だろうがもうそんなことは関係ない。
急激にアクションを止める必要がある。
すでに水没している状態からのベットはとてつもなく厳しい。
ブラフベットとして機能するならまだしも、水浸しでびっちょびちょのレンジ都市から放たれるベットなどもう何の役にも立たない。
相手に簡単にコールされて取れないポットを炊き上げるいいお客さんだ。
もう私たちのレンジ都市はすでに「水没」している状態となってしまっている。
灯台のような高台に位置する一部はもしかしたらまだ水面より上にいるのかもしれないが、都市全体をみたら水没しているということにもっともっと危機感を持つ必要がある。

そして「EQ水没ベット」とは、フロップのCBをコールされてしまったことで、フロップ時点での有利さは減少し、私たちのレンジ都市の沿岸部や港ぐらいは水面上昇によって水没してしまっている状態からの、投身自殺飛び込みベットのことを指す。
まだぎりぎり水面上で息ができる程度の状態にいるのに、チェックすれば救われるかもしれないのに、わざわざ波に飲み込まれに行くような自傷行為にも似たベットを私たちはたびたびしてしまう。

そしてさらに悪いことに、ターンで投身自殺して水面に飲まれに行ったにも関わらずまだベットを繰り返し、水没死してしまう。

さてこれらを踏まえて「EQ水没(ベット)」と「水没死」について定義してみよう。私が考える定義は以下である

①戦略性なく行われていること
②本来は「チェック」することが妥当(得)であるのにも関わらずベットしていること
③水没している状態からさらに悪手を繰り返すことを「水没死」とする

有料部分ではこれらがなぜ悪いのか、どのようなプランを持ちながらプレイに挑むべきなのか、そしてどう活用していくのかについて確認していく

有料部分は「RT」または「購入」によって閲覧することができます。


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