スクールバスを買ってみた その3
無事車庫も見つかり、支払いを済ませ、あとは納車を待つのみ。
ワクワク、ソワソワ、そしてドキドキ。
しかし1週間経ち、2週間経ち、待てども待てども販売店からの連絡は来ず。
こちらから問い合わせると、“どうやら車体に整備が必要な部分が新しく見つかって、現在海外から部品を取り寄せている”とのこと。
いやいやいやいや。
今回のスクールバスの購入は、皆さんに楽しんでもらうことは勿論、単なる移動手段以上に、作品のプロモーションとして、写真や、映像での活躍を期待してのこと。事前にツアーの日程はもちろん、いついつまでに取材が、撮影が、というこちらの予定も前もって伝えておいたはず。
ただ車のことなので、安全第一、命には変えられるものはない。
整備の完了を祈るように待ちながら、それでも日々後ろ倒しになっていくスケジュール。結局アーティスト写真にも間に合わず、
本当はスクールバスを存分に走らせたかった楽曲MVの撮影の予定も、もう考え方を変えるしか。
(本当に絵に描いたように頭を抱えたマネージャー兼映像作家が知恵を振り絞り)
ちなみに、その1の記事で僕が書いていた、
という部分は、なかなか冴えない形で、いや、最も望まない形でネタバレします。
それはMelodixという音楽番組のトーク事前打ち合わせの時でした。
南海キャンディーズのお二方とのトークテーマを頂きたいのですがという時に、せっかくのこの機会、作品のプロモーションのために、話題作りのために、収録当日に乗り付けてみたりなんかして、おそらく収録当日までに納車予定であったスクールバスの話をここですべきでは?という結論に至りました。
流石にここまでには間に合うでしょう、と。
ただ先方との打ち合わせ含め、この一連のくだりをメンバーに隠し通したままやるのも、もはや無理というか、正直しんどいというかだんだん億劫にもなってきて、結果的に、ZOOMの画面越しに粛々と、画像にてスクールバスを、おおまかな経緯を説明する羽目になる金井政人。
ええと、今回ですね、このようなものをご用意させて頂きまして…。
"エモい"=なんとも言葉にし難い感情の揺らぎを、テーマにしてきましたが、
この時の他のメンバーの何とも言えないリアクションも含めて、この瞬間こそ、最もエモい、2023年暫定ですが、"ベストオブエモ"でした。
その後も本来なら大阪、三角公園でのゲリライベントや、
万博公園のフリーライブに、颯爽と乗り付ける計画もありました。
しかしながら来る日も来る日も、一向に音沙汰なく。
人間不信ならぬ、スクールバス不信に陥るマネージャーと自分。
この辺りから販売店や修理工場への連絡もあの手この手を尽くします。
少しだけ厳しめなトーンで、切実に何とかして欲しい旨を伝えて、急かすマネージャーと、ご苦労様です、お忙しい中ご無理ばかり言って大変申し訳ございません、という菓子折りマインド腰低スタンスで連絡を入れる自分。
そう、よく刑事ドラマの取り調べとかで見たことあるやつです。
(飴と鞭、北風と太陽。良い警官と悪い警官というやつですね。)
そんな作戦?を駆使しながら、定期的に、交互に連絡を入れながら、それでもツアー当日、Zepp Yokohamaでの初日はやってきてしまうわけです。
そして忘れもしない、それはツアー初日の前日の夜のこと。
北海道のイマリアルという番組にリモート出演中の出来事でした(その4に続く)。
<裏話にも程がある、制作秘話などはこちらでこっそりと↓>
褒められても、貶されても、どのみち良く伸びるタイプです。