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旅人の滞在拠点「TENJIKU秩父」に行ってみた!

旅が好きな私たち夫婦は、以前から「TENJIKU(テンジク)」というサービスを利用してさまざまな地域を訪問しています。
(過去に訪問した記事はこちら

https://tenjiku.sagojo.link/

全国に十数ケ所ある拠点のなかで、今回は埼玉県の秩父市に誕生したという新しい場所へ行ってみたのでどんな感じだったのかご紹介しておきます!


TENJIKU秩父への行き方

ざっくりとまずは概要です。

愛媛県の松山空港から成田空港へ。そのあと、池袋駅まで電車で行き、そこから「ラビュー」という特急で西武秩父駅まで一気に行けます。

とりあえず、なにはともあれ「池袋駅」まで行く! これさえ覚えていれば大丈夫でしょう。


こちらが特急ラビューです!(かっこいい…)

すべて指定席の特急なので、

乗車券+特急券(指定席込)

の組み合わせで池袋駅から乗車できます。

私が購入したときは、
乗車券(800円)+特急券(900円)=1700円(大人1名)
で乗車できました!

最短77分で池袋から秩父まで行けるうえ、中は広くて座り心地も快適でした。
ちなみに、ラビューに乗らなくても普通に急行列車で秩父まで行くこともできます。この場合は2時間ちょっと掛かりますが、800円で行けるのでお手軽かと思います。


特急ラビュー、もしくは急行列車でも、最終的に到着する駅はどちらも同じく「西武秩父駅」になります。
ここからTENJIKU秩父までは徒歩30分ほど。本数は少ないですが、バスを利用すれば15分ほどで拠点の近くまで行くこともできます。私たちは歩くのが好きなので、拠点と西武秩父駅の区間はいつも歩いてました。


TENJIKU秩父の拠点は管理人(案内人)が常駐していないタイプなので、事前にカギの場所を聞いて自分で自由に出入りできるように提供してくれています。

拠点に到着したのが夜間だったのでかなり冷え込んでましたが、ガスファンヒーターが設置されていたのですぐに暖かく過ごすことができました。

TENJIKU秩父の1F

2階建ての1軒家をリフォームされているのですが、2階部分はまだDIYの途中ということで1Fのリビングを利用させてもらいました。今回は滞在するのが私たちだけだったので、かなり贅沢に使わせてもらい感謝しかありません。。


共用の台所も広くて使いやすかったです。

ほぼ毎日…自炊をしていましたが、お皿や鍋など基本的なモノは揃っているので特に困ることはありませんでした。もし、何か分からないことがあっても案内人の方に連絡すれば、すぐに対応してくれるので安心感あります。


■TENJIKU秩父の詳細
https://gokigen.sagojo.link/tenjiku/chichibu


地元の方と交流を楽しむ

TENJIKUのサービスを利用するうえで楽しみにしているのが、たんなる観光では味わえない地元住民の方たちとの交流です。

拠点によって交流方法はさまざまなんですが、TENJIKU秩父では地域行事の参加やDIYのお手伝いなどによってたくさんの方と交流できました。
例えば、近くの公園でランニングをする「parkrun(パークラン)」というイベントでは、ボランティアスタッフとしてコミュニティに参加させてもらいました。

parkrunの様子

早朝はかなり冷え込むのですが、みんな「よぉ〜来たねぇ」と気軽に話してくれるので暖かい気持ちになったのを今でも覚えています。

このparkrunというイベントですが、秩父だけなのかと思ったらなんと愛媛県でも毎週開催されていることを知り驚きました。というか、日本国内で30箇所以上の地域で開催されており、世界に目を向けると20カ国以上で活動されている有名なイベントであることを初めて知ったのでした。。

毎週のタイムや他の地域の平均タイムとかベストレコードなども閲覧できるシステムになっており、メールでも記録が届くという楽しい仕掛けもあります。


また、TENJIKU秩父の拠点をDIYするお手伝いにも参加しました。

やったことは「壁の漆喰塗り」です!

2Fの壁に漆喰を塗る様子

こんなにガッツリとDIYするのは初めてだったのですが、やっているうちにめちゃくちゃ楽しくなってしまい、最初はみなさんと雑談しながら作業していたのですが気づけば職人のようにもくもくと壁を塗ってました。


それと、嫁さんが水餃子を作るのが得意だったので、地域の方と一緒に皮から手作りするというイベントも開催してもらいました。

手作り水餃子を楽しむ様子

TENJIKU秩父の拠点で開催したのですが、当日は雨にもかかわらず10人近くに集まってもらいました。水餃子をネタに楽しく雑談できて、本当に楽しい時間でした。


ちなみに、とある方がこの日のために「イチローズモルト(Ichiro's Malt)」というウィスキーのシリーズを持ってきてくれました。

私はあまりお酒に詳しくないのですが、どうやらこのシリーズが勢揃いするのはとっても珍しいことらしく、しかもこれらのお酒を飲み比べできることはさらに貴重なことらしい。。

ちょこっと調べたら、世界でもっとも権威のあるウィスキー品評会で4年連続で世界最高賞を受賞しているとか。かなりヤバい代物だったような気がするのですが、あまり深く考えないようにしておきます。


秩父の街を散策してみる

滞在中は毎日のように秩父市内を夫婦揃って散歩してました。

歩きながら思ったのは、意外にも「そば屋」さんが多い!?ということ。どうやら競合の多い激戦区になっているようで、めちゃくちゃ美味しいそばを腹いっぱい食べられるとは予想してなかったのでラッキーでした。


また、おそらく昔から続いていると思われる個人店舗や飲食店が今も元気に営業されているな〜と感じました。よく見かけるチェーン店などはかなり少なくて、この秩父市でしか出会えないような店舗ばかりなのがとっても魅力的なんです。

秩父神社の近くに商店街もあるのですが、シャッター通りになんかなっていなくてたくさんのお客さんでいつも賑わっていました。
(私が滞在中にも新しい店舗がオープンされていたほど)

観光客も適度にいるとは思うのですが、やはり地元の方が頻繁に訪れるくらいに地域の繋がりが強いんだろうなぁと思います。


ちなみに、市内を歩いていると何やら意味ありげなモニュメントをよく見かけるようになりました。

話を聞いてみると、どうやら「どこいくべぇ」という名称の開運案内板とのこと。
なんと、市内に100箇所も設置されているうえ、1つずつデザインが異なるというこだわりよう。。めちゃくちゃ面白そうな取り組みなんだけど、あまり活用されている様子はなく、観光客が静かに写真を撮っていく姿だけが印象に残りました。


あ、それと、秩父が「お祭りの街」であることをご存知でしょうか?

毎年12月に開催されている超巨大なお神輿で有名な「秩父夜祭」は知っている人も多いかと思いますが、他にもたくさんお祭りがあるんです。

そのお祭りの数…、 なんと、300〜400もあるとか!

もう数が多すぎて同日に複数のお祭りが開催されるほど。ちょっと調べたくなったので近くの図書館に行ってみたら、お祭りの図鑑みたいなのがあって確かに300以上のお祭りが掲載されてました。

Webサイトも見つけたので興味ある方はぜひチェックしてみてください。

https://www.chichibu-omotenashi.com/omatsuri/


長瀞(ながとろ)で遊ぶ

秩父市の中心街を満喫したあと、今度はちょっと遠出しようということになり…、どうせならこのあたりが面白いよ!…とあらかじめ聞いていたのが「長瀞町(ながとろまち)」という場所でした。

秩父駅から20分ほどなので、わりと気軽に行ける場所でしたが街の雰囲気はだいぶ違っているのが面白い。
なんだか昭和の懐かしい感じのするお店が多く、美味しい食べ物もたくさんありました。目の前で焼いてくれる手焼きのお煎餅は最高。

長瀞駅の周辺


商店街のような通りもあり、そこには珍しい店舗やお土産屋さんが多かったのですが、なかでも個人的に興味津々だったのがこちらのお店。

大沢屋という豆屋さん。

漬物や佃煮なども売っていますが、ここの豆を試食させてもらったら驚きました。世の中にこれほど美味しい豆があるなんて!


とくに紫花豆という大粒の豆がウマすぎる!

試食用にたくさん用意してくれているのですが、それだけでは飽き足らず思わずパックごと購入してしまった。
今度、また長瀞に来ることがあったら間違いなく同じものを購入すると思う。それくらいに美味しすぎた。。


他にも、みそポテトが有名らしく、まるで鮎の塩焼きのような感じで作られていました。


一味違う味噌こんにゃくもウマい。

このようにちょこっと食べられる美味しいものを販売しているお店が多いので、食べ歩きしながらゆっくり散歩するのがオススメだと思いました。


すぐ近くには「長瀞渓谷」があり、とっても景観の良い大自然をパノラマで楽しめます。

「長瀞ライン下り」という船頭さんが船を漕いでくれるスタイルの乗り物も運行されてました。徒歩で岩畳を歩けるようにもなっており、ゆっくり休憩できる東屋も設置されています。


長瀞町には「宝登山神社(寳登山神社)」がありまして、「秩父神社」「三峯神社」と一緒に総称して秩父三社と呼ぶようです。

ちなみに「三峯神社」を訪れたときの記事もあるのでお時間ある方は読んでみてください ↓↓


と…いうわけで、せっかくなので「宝登山神社」を参拝して帰ろうと寄ってみることに。

宝登山神社の鳥居


秩父神社もそうなんですが、立派な装飾が本当に印象的です。

参拝後に、いろいろ見ていたら宝登山の山頂に「奥宮」があるようで、ロープウェイか徒歩で行けるようになってました。
ここはすかさず徒歩を選択して、山頂を目指し登ってみることに!


道はきれいに整備されているので歩きやすいのですが、1時間くらいしっかりと歩くことになるので要注意。

…すると、山頂付近でなんと動物園が出現!!

「動物園」ではなく「小動物園」というのがポイント。

お猿、モルモット、カメ、キツネ、たぬき、羊…など、かわいい小動物がメインというのが特徴です。

入った瞬間に、ちょうどモルモットの行進が開催されており、めちゃくちゃ可愛い姿を見れたのが印象的でした。

園内は意外と広くて、お猿さんのエリアが一番大きかったかな。
面白いのは、ほとんどの動物たちに餌をあげることができるようになっており、お値段も100円とお手頃で楽しいです。

事前に何も調べてなかったのですが、結果的に満足感が高くてしばらく居座ってしまいました。ちなみに、昆虫や爬虫類系の展示もあります。


そして、動物園からもう少し登ったところに「奥宮」があります。

お店も併設されており、あったかい飲み物や食べ物も提供されていました。

ほとんど山頂付近にあるので、ここからの眺めは抜群です。

買ってきた紫花豆を1つパクっと食べたら、ここまで登ってきた疲れが一気に吹き飛びあっという間にすべて食べてしまいました。


まとめ

TENJIKU秩父には2週間ほど滞在させてもらいまして、秩父の魅力を存分に味わうことができました。

改めて、秩父市は面白い場所だと実感しておりまして、まだまだ行きたい場所や食べたいものがいっぱいあるので、必ずもう1回来ようとすでに計画中だったりします。

地域の方たちはみんないい人で、横のつながりがきっと強いんだろうなぁと思いました。こんなところで生活できたら、きっと安心だし楽しいだろうなと想像します。

また、第2弾の秩父旅をした際には記事にしたいと思いますので、それまでお楽しみに!


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