プレゼンテーション1

元経理キャリアが生み出すUser Focusなプロダクト

はじめまして、マネーフォワード クラウドの採用担当をしている富田と申します。

先日、代表の辻を中心に「会計の未来」について語る対談記事をクラウドクエストにて公開しました。

ユーザーに寄り添うプロダクト作りをしていくためには、エンドユーザーとなる企業の経理担当者の目線を常に持ち続けることが重要であると考えています。そのため、マネーフォワード クラウドには過去に経理の実務経験のあるメンバーが多く関わり、様々な業務を担当しています。

今回、元経理キャリアのメンバーがどのような業務をしているのか、どんな想いで働いているのか、ご紹介します。

元経理が生み出すUser Focusなプロダクト

当社のValueの1つに「User Focus」があり、当社ではユーザー以上にユーザー自身のことを真摯に考え、無くてはならないプロダクトやソリューションを提供することに重きを置いています。

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User FocusはSaaSビジネスにおいて非常に重要な考えです。SaaSは「良い商品を作って売り切るスタイル」ではなく、良いプロダクトをつくり、ユーザーに使い続けてもらう状態を目指します。

そのためにユーザーとトコトン向き合い、導入後フィードバックをいただきながら改善し続ける、という取り組みが必要です。そのプロセスも含めてユーザーへの提供価値であり、各プロセスに経理業務・会計業界経験者が関わることはマネーフォワード クラウドの価値を高めるために非常に重要です。

そこで、今回は当社で実際にそれぞれのプロセスで業務を行っているメンバーに取材を行い、どのように働いているか話を伺ってきました!


case1:クラウド会計企画 杉浦 (なにを)

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<プロフィール(写真右)>
一部上場企業の経理業務に従事後、2018年に当社へ経理職として入社。
2019年6月にサービス開発本部へ異動し、2020年2月にリリース予定の「マネーフォワード クラウド会計 for IPO」のプロダクトオーナーに従事。

杉浦:
新卒から経理業務に従事する中で、経営に役立つにも関わらず会計が「非効率でつまらない業務」のような認識があったり、会計データをうまく使えていない会社が多く存在することに課題を感じていました。

マネーフォワード入社後は経理担当者としてクラウド会計のフィードバックを行っていましたが、開発への異動を打診され「会計ソフトから日本の経理業務を変えられるチャンスなのでは」と思いキャリアチェンジを決心しました。

現在は、プロダクトの開発段階から経理視点を活かした仕様づくりに関わることができ、とても楽しいです。経理の人が使いやすいデザインや、日々の運用が正確に行われることをかなり意識しています。

最初はエンジニアが話す単語すらわかりませんでしたが、とにかく本を読み漁ったり、色んな人に質問してひたすら勉強しました。経理はキャリアが固定されやすく選択肢がなかなか無いと思っている方も多いと思いますが、経理をしていたからこそ築くことができる新しいキャリアの可能性に気づいてほしいと思います。

case2:会計事務所セールス 内田 (なぜ使うか)

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<プロフィール>
新卒で金融機関にて融資と経理業務を経験し、2018年3月に当社へ入社。
今では会計事務所向けの営業を担当し、自らエリアを開拓しマーケット拡大に取り組む。

内田:
金融機関へ入社してすぐは融資業務を担当していました。借主を審査する上で企業の会計情報が必要となりますが、その会計情報が整理できておらず融資を受けるのに非常に苦労する会社を多く見てきました。しかしいざ自分が経理業務を担当するようになってみると、会計情報を整えることの大変さも実感しました。

前職当時からクラウド会計の存在も知っており、「こんなに便利なものがあるなら、経理職で同じような悩みを抱えている人にぜひ知ってもらいたい」と思い、マネーフォワードには営業職として入社しました。

入社して間もない時はクラウドのことを正確に理解できておらず、しばらく苦労しました。今はクラウドならではのメリットを説明しながら、プロダクトの導入を検討していただけるようになりました。

仕事を通じて僕が大事にしていることは「売らないこと」です。サービス提案ではなく、お客様のニーズをお伺いし、課題解決を最優先します。加えて、当社のミッションや事業領域についてきちんと説明し「お金のことで悩まず本業に集中しましょう」とお伝えしています。最終的に当社のファン、そしてパートナーになっていただくことが大切であると感じています。


case3:カスタマーサクセス 高橋 (どう使うか)

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<プロフィール>
IT企業で経理として分社化や上場などのイベントへの対応業務を経験。
福岡への引っ越しを機に福岡拠点立ち上げメンバーとして2016年に入社。
営業だけでなく拠点の立ち上げ業務をいくつも経験し、現在はカスタマーサクセス業務に従事。

高橋:
新卒で入社した会社には必ず最初に経理職を経験させる育成ステップがあり、私自身も経理職を経た上で事業運営に関わっていきたいと考えていました。

家庭の事情で福岡へ行くことが決まり、また事業成長をより自分事化して関わりたいという想いが強まったタイミングで、マネーフォワードが福岡拠点を立ち上げるという話を知り、事業に深く関わることができるチャンスだと感じ転職しました。

前職では「業務を全て仕訳ベースに分解して理解する」という精神を教わり、新規事業の立ち上げに関わる業務フローの構築などを担当していました。その経験を活かして、今はお客様先で業務を分解して話したり業務フロー図を書いて話をするようにしています。経理の方の視点に立って話をすることができるのは、自分自身の大きな武器だと感じています。

経理業務は株主、経営者、営業等、立場も職種も違った様々な目線を持って仕事ができる点がメリットだと考えていて、その中で「自分自身は誰に対し、何を提供するのが楽しいのか」という点を見極めていくと、次のステップへ進めるのではないかと思います。

User FocusなものづくりのためのHR

ここまではメンバーの活動についてご説明してきましたが、最後に僕たち人事がやっていることについてご紹介します。

①採用(マッチング精度の向上)
まずは採用時に、マッチングの精度を高められるような仕組みづくりをしています。Mission・Vision・Value・Cultureを説明した上で次のステップに進んでもらうような採用フローにしていたり、活躍イメージをもってもらうためにキャリアナイトを定期的に実施しています。

セールス内田の入社ストーリーはこちらにも。

②配置・異動
入社後も、適材配置を随時行うための様々な制度を用意しています。実際、杉浦は経理担当者という立場からクラウド会計の企画へ異動になったケースです。

他にも「MFチャレンジシステム」という社内公募制度があります。これは半期に一度、各部署からの人員募集に対し自由に応募し異動の交渉を行える仕組みです。これにより、キャリアチェンジが実現したメンバーもたくさんいます。

社員の意思を尊重しつつ、ユーザーのニーズに一番応えることができる組織体制をつくるため、柔軟に再編しつづけています。また、将来的にはHRBP(事業部内の人事)のポジションを設けて、事業課題に即した人員計画を設計する、といった形も視野に入れています。

「会計ソフトに携わることで、より多くの企業の経理業務を変えていきたい」そんな気持ちを持っている方、ぜひ一緒にプロダクトづくりをしていきましょう!

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