ガールズケイリンで史上初のV100達成!

ガールズケイリン史上初の V100達成!石井寛子選手

今日は、ガールズケイリンのニュースについて。2013年から始まり徐々に人気を獲得してきたガールズケイリンで新たな金字塔が生まれました。

石井寛子選手が史上初の通算100回目の優勝を成し遂げたのです。 これを機にますますガールズケイリンにも盛り上がってくれると嬉しいなと思います。


優勝と勝利が違う!?

以前このブログでも競輪については取り上げましたがまだまだわかっていないことが多いのでまた少し調べてみました。
というのも今回100回目の優勝を達成した石井選手ですが、通算成績を見るとなんと507走中372勝をあげているのです。
それだったら372優勝じゃないの?と思い調べてみました。

競輪の一つの興行は1開催あたり基本的に三日間で構成されます。まず初日は 「特選」「選抜」「予選」というクラスに分かれて出走します。このクラス分けは過去の成績やタイムなどを参考にします。
そして、初日で成績が優秀だった選手が「準決勝」へ進みます。さらに準決勝でも勝ち上がった選手が「決勝」へと駒を進めるわけです。
そして、残念ながら準決勝、決勝に勝ち進めなかった選手は二日目以降「特選」「選抜」「一般」という区分けでレースを行います。

つまり、決勝レースが3日目最終日の最後のレースとなるわけです。この最終レースで1着になること、これを優勝と呼ぶのです。

当然、最初の段階で特選にいる選手はより準決勝決勝に上がりやすくなりますし、予選にいる選手は、準決勝に上がることだけでもかなり難しいようです。
この制度を聞いて競輪の過酷さを知ったと共に、通算100回の優勝の重みを少し感じられたような気がします。

競馬のように一つのレースで勝てば一つ優勝でもないし、ゴルフのように日をまたいでプレーして、トータルで優勝が決まるわけでもない。日をまたぐその全てで勝ち続けることでやっと優勝が手に入るというのが競輪における優勝です。

たまたま1日だけ絶好調でも優勝できないし、ゴルフのように初日二日目はダメダメだったけど、後半二日で巻き返し何ていうことはできないわけです。その時点で準決・決勝へ進めなくなってしまいます。

三日間勝ち続けなければならない。これはどんなスポーツにおいても至難の技です。特に女性においては体調の乱れが起きやすいこともあり好調を維持し続け勝ち続けることは想像以上に難しいと思います。

しかも石井選手は507走中372勝というとんでもない勝率、5回走ればほとんど4回近く勝つという成績です。 彼女の出走レースのオッズはどんな風になっているのでしょうか?

今後の競輪界に期待


実は意外かもしれませんが日本のプロスポーツの中で最も選手の数が多い競技が競輪です。かつて、競輪業界はは何と1兆円をゆうに超える売り上げを誇っていたそうです。
しかし低迷期を迎え、その起爆剤としてミッドナイト競輪、モーニング競輪、などと並んで開催されてきたのがガールズケイリンです。いずれの施策も反響よく少しずつ売上も堅調に推移しているそうです。
ただし、今回の新型コロナウイルスで新たな危機を迎えたのは競輪界も例外ではありません。

石井選手のような明るいニュースがどんどん出てきて競輪界をもっともっと盛り上げてくれると嬉しいなと思いました。

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