見出し画像

100名の壁を超えるスタートアップで行うカルチャーづくり。全社キックオフイベントをオンラインで本気でやってみた

はじめまして。エンジニア転職を支援するファインディの北川(@OnigiriMa_shi)です。大手証券系シンクタンクにてSIerを約6年半務めた後、現職にてエンジニア向けイベントの開催、自社メディア「Findy Engineer Lab」の運営をおこなっています。(私の詳しい詳細はこちらに記載しておりますので、以下省略)

本noteでは、先日社内で開催した全社イベントが大いに盛り上がったので、その様子をお伝えしようと思います。

このnoteの目的

  • 自社で成功した社内イベントを他の組織でも役立てるようにすること

こんな方におすすめ

  1. 社内のカルチャーや文化づくりを促進していきたいと考えている方

  2. 面白そうな社外イベントを社内に取り入れる上で、参考にしたい方

イベントのロゴ

イベントの目的

弊社の全社イベントは、昨年から始まり今回が第3回目となります。イベント名は「Fine-day」。名前をつけたのは、後述する目的を全社員で分かち合い、継続的に受け継がれていく文化を根付かせていくためでした。今では、「もうすぐFine-dayの日だね!」という言葉が飛び交うようになっています。

開催は、上期と下期の節目に半日掛けて実施しています。目的は、以下のとおり。

  • 上期の表彰と下期の目標達成に向けた決起会

  • 純粋に頑張ったメンバーを表彰する

  • 毎月人が増え、なおかつオンラインの中で他メンバーとも交流しあうこと

一番は、上期で頑張ったメンバーを賞賛し、関わった方々に感謝をしながら下期へと一丸となって向かっていくこと。それらを実現するために、PJチームが現場メンバー主体で組成され、およそ1ヶ月半かけて企画、準備を行っていきます。全部署から人を集めるのは、社内の隅々まで目を届かせ巻き込んでいきたいから。

文化として続いていくイベントにするには、組織内の様々なチームや周りの声を拾い上げて、誰もが楽しめるように一つのイベントに昇華していくことが大事だと考えているからです。

イベント時に意識したこと、理想の状態

今回、改めて意識したことは「エンジニア採用、組織づくりを手掛ける会社として、独自の文化を活かしてエンジニアとビジネス職の人たち両方に楽しんでもらい、下期への活力としてもらうこと」でした。

弊社では、「エンジニアとビジネスサイドの壁をなくすこと」をサービスの前提としています。したがって、自社でイベントをやるからには独自の取り組みをしたいと考えていました。

そもそも、こういったイベントでは全体が満足できるような機会にするためにも運営側が熱意、熱量を持って取り組むことが必要です。そのため、どうすれば全員に楽しんでもらえるか?といった点をまずは運営メンバーで議論していきました。

特に時間を使ったのは、イベントの意義と、参加者に終わった後にどういう状態になって欲しいか?という点です。
話しながらmiroに落とし込み、その上でイベントコンセプトを定めていきました。

コンセプトを決めたのは、全員が一つになれる共通言語をもって一体感を持つためです。運営側においても、当日の参加者においてもそのコンセプトをもとに楽しむことができると考えました。

例えば、今回のコンセプトは「かける」というもの。
それは、「ファインディという会社が色んな人や企業が掛け合わさり、さらにはテクノロジーとHumanityをかけ合わせることを大事にしている。そして、時代を駆け抜ける勢いをもっている」といったメッセージを集約したものでした。

当日のコンテンツ

当日のコンテンツは、ざっくりと以下のようなものです。一部を真面目系の企画で統一し、上期の振り返りを各事業部から話してもらい、その上で二部は企画系の催し物で、全力で楽しむ。メリハリをつけた構成を意識しました。

一部

  • 各事業部の振り返り&下期のビジョン発表 

  • ゲストスピーカーセッション 

  • 事業部報告を聞いてのグループディスカッション 

二部

  • お楽しみ企画(チーム分けでゲーム大会) 

  • 表彰、MVPの発表

補足として、弊社のクライアント企業様からのご相談でも、エンジニア側を始めとしてリモートワークが常態化している昨今、他の事業部が何をしているのかがわかりづらいというものがありました。
特に、各個人が何をしているかをふらっと雑談などで知る機会は減っているのもあり、企業毎で色んな取り組みをなされています。

弊社のケースだと、福岡や愛知から働いているエンジニアもおり、毎月入社している人も増加している現状で、様々な方々と交流を行っていただきたい、という点が上げられました。

そういった事情も加味し、真面目にこれまでのことと今後のことを知り、語り合う時間と、みんなで楽しむ時間。この2つの構成で実施しました。

やってどうだったか?

結論、めちゃくちゃ満足度は高かったです。

<イベント後の反応>

  • 真面目企画とお楽しみ企画でのコミュニケーションの塩梅がちょうど良く、オンラインなのに時間を忘れるくらい楽しかったです

  • リーダー陣のプレゼンテーションでは、自分の所属部署以外のポジションのお話も聞くことができて、ワクワクする内容でした。

  • 各事業部がどう成長しているのかも知ることができてよかったです。

  • チーム戦で普段会話しない方とコミュニケーションできたのも良かった。

注)今回は、某有名番組にあやかってクイズ形式でゲームを行いました

特に、お楽しみ企画では弊社のカルチャーとして、テクノロジーに関するクイズを多く出して、エンジニアも楽しんでもらえることも意識しました。なお、企画は運営メンバーにエンジニアが入っていたため、全般的に任せました。例えば、以下のような問題が当日はありました。

  • 異なるキーボードの音で、正しいものはどれか?

  • AIと弊社エンジニア、ビジネス職の人が書いたコードがどれか?

全体として、めちゃくちゃ盛り上がりを見せた模様で、どこも議論が白熱していました。
一部、エンジニアを配置してなかったチームからとてもクレームを受けました。。笑

なお、今回は元々オフラインだったものの、コロナウイルスの急拡大により、5日前に急遽完全オンラインに移行。オンラインを苦にしない満足感を感じてもらったかなと思います。

まとめ

「自分がどこに向かっているのか?」を全員で振り返る機会を持てることはとても大事だと改めて感じています。日々の業務がつながっているその先を、外部の方やリーダー、他メンバーと話すことで客観視することもできますし、自分のやるべきことも再認識できます。

そして、自分たちと働いている人がどんな人達なのか。そこにはエンジニアもビジネスサイドも壁はないはずで、一緒になって楽しみながら働けること。
そういったいいきっかけを作ることができたのではないかと思います。

Fine-dayを実施後では、「事業の方向性や一体感を感じられるようになった」「周囲のメンバーの頑張りがみんなに伝わって嬉しかった」「他の人たちのことをよく知れて愛着が増えた」など、その後の業務の中でも良い影響もありました。

入社前のメンバーからは、「早く一緒に働きたいと感じた」と言ってももらえるなど、第3回目ではありますがとても良い文化を築けているのではないかと思っています。
余談ですが、毎回クオリティが上がるためそろそろ大変だという声が多くなってきています笑

以上、少しでも日々の業務を社員みんなで楽しく働きたいと考えている方々のご参考になればと思います。

お読みいただき、ありがとうございました!

全社員背景を揃えた社員は壮観


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?